ハヤテ(DOA)
はやて
かすみの兄。第1回大会終了後、ドイツのシュヴァルツヴァルトの森林地帯で記憶喪失状態で倒れていた所をヒトミ一家に保護された。その後はドイツ語で1を意味する「アイン」という仮の名で暮らしながら短期間で空手を習得し、格闘時に湧き上がる感覚から自分の素性を思い出せるのではないかと考え第2回大会から出場した後、記憶を取り戻した。
ヒトミの前ではアイン(つまり演技ではない)として接するも、恋愛沙汰に疎いのは相変わらずで好意には全く気付いていない。また、記憶の有無に関係なく「バイブレーション」という言葉を形容詞に用いる癖がある。『5U』での参戦はゲストキャラクターとしてのものでストーリーモードには出演しない。
性格は生来からの相当な自信家。抜け忍になってしまった実妹かすみの抹殺には躊躇しており、里から命じられた追っ手やあやねの追撃は止めない代わりに、自身で再会した場合は手を下さずに事実上の黙認を続けている。しかし、あやねにとっては親同然である幻羅の行動は目の前で謀叛と吐き捨て、あやねがかすみも同罪と言えば平手打ちと共に破門も仄めかして非難するなど矛盾かつ身勝手な面があるかと思えば、ナンパしてきたブラッドに「大事な妹だ」と述べて撃退し、Alpha-152戦では身を挺して庇った。『5』のラストシーンでは立ち去るかすみを静かに見送った。
過去に雷道との私闘で重傷を負わされたのち、DOATECの人体改造研究の一つ「イプシロン計画」の実験体とするために里から拉致された。
リサが主任となって研究は進められていたが、全く同じ時期と場所で拉致・監禁されていたかすみを取り戻しにきたハヤブサによって阻止されるも同時救出は叶わず、直後にDOATECからも見捨てられ置き去りにされた所をヒトミ一家に保護された。
それからは空白の日々を過ごしつつも運命的にDOA出場に至ったアインは、ハヤブサから提案されたかすみとの対決によって記憶を取り戻すことに成功。父・紫電の跡を継ぎ霧幻天神流18代目頭首となったが、同時にイプシロン実験の後遺症として『5』のラストボス戦に前後して発症した自縛的な現象を抱え悪夢にうなされるようにもなった。