概要
初出はアーケード版『DEAD OR ALIVE 5 Ultimate:Arcade』。
グラマーな女性ばかりが出揃っていることが売りだった本シリーズの常識を覆す本業メイドの貧乳ゴスロリ娘だが、こう見えても18歳である。普段はサーバントとしてエレナに仕えている。
ロシアの軍隊格闘術『システマ』を操り、相手の攻撃をかわしたり捌いたりすることが得意なキャラに仕上がっている。システマ使い故にニュートラルの立ちポーズでも構えを取らない。
因みにこのゲームでは外せない乳揺れ表現がちゃんと存在する。
…レジェンド以外だと本当に目を凝らさないと気付けないが。
背が低い事を気にしているらしく、勝利時の台詞からそれが読み取れる。
プロフィール
キャッチコピー | "小"悪魔サーバント |
---|---|
国籍 | スウェーデン |
誕生日 | 6月6日 |
年齢 | 18 |
血液型 | AB |
身長 | 147cm |
体重 | 39kg |
スリーサイズ | B74/W56/H78 |
推定カップサイズ | Aカップ |
職業 | 召使い |
好物 | プリンセスバーケルセ |
好きな色 | 紺色 |
趣味 | 裁縫、ホラー映画鑑賞 |
流派 | システマ |
CV | 相沢舞 |
DOA6のストーリーにも最初に使用するキャラクターとして登場。第6回DOAの準備を進めていたマリーは前回大会で密かに出場していたほのかの持つ力を悪用されないようエレナから「ほのかの保護」を命じられ、ほのかと行動を共にしていく内に友情を育んでいく。だが、ほのかの力を狙うM.I.S.Tの陰謀にマリーは巻き込まれてしまう。
性能
DOAの特徴でもあるホールド(いわゆる当身投げ)に特化した近距離タイプ。
相手の打撃を捌いて隙を作る『ロンド』と呼ばれる特殊行動やそこから派生する技、高い避け性能を持つ『メヌエット』、相手を掴み背中を向けさせる技、前転からの投げやコンボなど、『構え』を持たないシステマ故のトリッキーな動きがウリ。
一方でリーチや一発のパワーに乏しく、性能を活かすにはコンボをしっかり決めつつ各種特殊行動の特徴もそれぞれ把握して使わなければならない。
単純な打撃の打ち合いになると特にその弱点が露呈しやすい。
もちろんホールド狙いも有効、特に上位版であるエキスパートホールドは脅威的な火力を出すことができる。
総じて高いポテンシャルを秘めているがテクニックと知識を要求される上級者向けキャラである。
相手の攻撃にうまく対応して、しっかり自分のペースを掴もう。
ホールドや捌き等を警戒して相手が打撃を躊躇すればマリーが攻めるチャンスになる。
幸せ投げ
"小"悪魔のキャッチコピー通り、マリーの投げ技には所謂幸せ投げに該当する技が複数存在する。具体例は以下の通り。
フェリシテ・パルマンティエ
技名の元ネタは薔薇の一種。相手の顔に股を開いて跳び付き、股間を押し付けながらそのまま倒れて押し潰す、正に顔面騎乗技。相手は後頭部を強打する為、実際は幸せどころではない。
イヴニング・ライト
「ほいっと!」という掛け声と共に相手の背後から跳び付いて密着し「沈め!」と叫びながらぶら下がりの要領で首を極める。美少女に背後から抱き着かれるまでは良いが、そのあと首を極められる事を考えると…。
アイボリー・タワー
相手の背後からジャンプして頭をふとももで挟み込み、首を極める。身長196cmのバースの肩にすら平然と登ってしまうあたり凄まじい脚力だ。
シークレット・ガーデン
和訳すると「秘密の花園」。しゃがんでいる相手の背後から「隙だらけ!」と叫びながら顔面の上に跳び上がり、股間を押し付けながら着地する。第二の顔面騎乗技。勿論相手は後頭部を強打する。
オレンジ・ラッフルズ
前転してから飛び上がって更に回転し、空中でM字開脚しながら相手に跳び付いて両手両足で抱き締め、その後「あーたたたた、たぁ!」と叫びながら連続パンチを入れる。パンチをしている間の彼女は自身の足のみで相手にしがみ付きながら姿勢を保っており、脚力に加え腹筋も相当なものを持っている事が窺える。
メイデンズ・ブラッシュ
5の崖っぷちデンジャーで発動できる投げ技。空中で相手の頭を捻り上げた後「チャンス!うおぉりゃ~!」と叫びながらやはり顔面に股間を押し付けながら地面に叩き付ける。第三の顔面騎乗技である。
性格
DOA5U実装当初は"小"悪魔のキャッチコピー通りの小悪魔的な台詞が随所に見受けられたが(登場時の「血の薔薇、咲かせてあげる」「やれやれです」、投げ技時の「隙だらけ!」、アピール時の「つまんない」「こんなにおっきいのね」「汚れちゃったじゃない」「いつまで寝てる気?」、勝利時の「余裕でしたね」等)、スピンオフ作品であるDOAX3やDOAXVVで本格的に台詞が実装されると、本編の小悪魔さが影を潜め、普通の良い子になっている。
更に本編の続編である6では、自由奔放なほのかに振り回されつつも保護対象として彼女に健気に付き添う描写が多く描かれている。本人的には表(ほのかの同い年の友達)と裏(エレナのサーバント)を使い分けているつもりらしいが、実のところ全然使い分けられていない模様。コラボ先でも当然良い子である(なんだ、ただの天使か)。
一方で戦闘時の小悪魔的台詞は健在であり、結果的に本人の性格と乖離が生じてしまう事となった。
因みに「血の薔薇、咲かせてあげる」という台詞はDOAXVVにも実装されている(だいぶ可愛らしい言い方に変わっているがそういう問題じゃない)。女の子とビーチバレーをするだけなのに随分と物騒な物言いだが、今改めて彼女の性格を考えるにあまり深い意味はなく、何となく響きが格好いいから使ってるだけなのかも知れない…。そう考えると物騒な台詞が急に可愛らしく感じられてくる。
尚、雇い主のエレナと話す時は更に礼儀正しくなる。
子ども扱いされる事を嫌がっており、それがエレナからだった時は当人のいない所で不満をこぼしたりする。
コスチューム
1Pコス・ゴシックロリィタ
白と黒を基調としたいわゆるゴスロリ服。
ストーリーでもこの衣装なのでこれが彼女の給仕服なのかも知れない。
2Pコス・スク水風バトルスーツ(キムリック)
ボディラインが出る青いコスチューム。スク水に似ているがあくまでバトルスーツであり、長手袋・ブーツ・ニーソックス等も着用している。前から見た時の露出度はそこまで高くないが、後ろから見るとぱっくり背中+ハミ尻となっており、かなり際どい。
DOAX3では水着として実装されている。DOA5と違ってデフォルトの衣装ではないため、ザックポイントを使ってショップで購入しなければならない。また、長手袋・ブーツ・ニーソックスは外している状態になっているため、実際に着てみるとよりスク水らしく見える。カラーバリエーションも青と白(ソマリ)以外に赤(コラット)などが存在する。
DOAXVVでは残念ながらソマリとコラットは削除されてしまった。
学生服(パンククリムゾン)
白いTシャツ・黒いネクタイ・赤チェックの超ミニスカート・黒の網ニーソ・赤のシークレットブーツという非常にあざとかわいいデザイン。DOAX3では青(パンクブリザード)・黄(パンクボルテージ)のカラーバリエーションが追加された。
パンツは白パンツ・黒パンツ・白と灰の縞パン・苺パンツの4種類があるが、DOAX3やDOAXVVでは苺パンツのみ実装となった為「マリーと言えば苺パンツ」というイメージが定着した。因みに白パンツはパンクブリザード、縞パンはパンクボルテージにそれぞれ実装されている。
他社のコラボで出てくるとき、大抵はこの3着を所持していることが多い。
その他にも、旧スク・メイド服・パジャマ・ハロウィン・パーカーなど、様々な衣装がある。
DOA5LRのPSPlus加入特典にはこんなものも…。
総じてセクシーなものよりも見た目相応な可愛らしいデザインのコスチュームの方が多い。
髪型
初出のDOA5Uではツインテールのみだったが、DOAX3以降はロングヘアに変更は出来るようになった。
DOA6ではツインテール、ロングヘア、ポニーテール、メイドバンドから変更出来る。なお、ロング以外でブレイクブローを受けると衣装破壊により問答無用でロングに変わる(ちなみに他の長髪キャラでも同じようなことが起こる)。
人気
マリーの人気は凄まじく、DOAX3の人気投票では堂々の1位になった。「DOAは知らないがマリーは知っている」「マリーが可愛くてDOAを始めた」という声は多い。
ファン感謝祭の『DOA festival』で、来場者特典で渡されるネックストラップは2年連続でマリーの絵柄が真っ先に無くなり、3回目の開催でもマリーの分は多めにあったが後にごっそりと減っていた。
公式も「DOA6が出せたのは3割以上マリーのおかげ」と発言するなどその人気は公式も認めるところのようだ。
コラボ
同社他社含め複数キャラでコラボする機会が多いが、各タイトルごとで見ると2024年10月時点で唯一マリーだけ皆勤賞でコラボ対象に選出されている。
作品名 | 同時参加キャラ | コラボ内容 | 備考 |
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無双☆スターズ | かすみ,ほのか | プレイアブル参加 | (あやね・ハヤブサはNINJA GAIDEN枠で参戦 |
閃乱カグラ PEACH BEACH SPLASH | ほのか,あやね | プレイアブルDLC配信 | |
PSO2 | かすみ,あやね,ハヤブサ | 各キャラの髪型とコスのキャラメイクパーツ | 他3人含めてパーツとしてなので当人そのものではない・後継作のPSO2NGSでもキャラ共有によりDOAキャラの外見で操作可能 |
初音ミク -Project DIVA- X | マリーのみ | 初音ミクとマリーのPS4/PS Vita用テーマ配信 | |
デスティニーチャイルド | かすみ,ほのか,あやね,レイファン | ガチャ召喚対象・専用シナリオ追加など | キムヒョンテ描き下ろしのマリー達が登場し、DOAXVVにはデスチャのキャラ「ダビ」のコスを着たマリー達が登場した。累計コラボ回数は2回。'23年9月サービス終了 |
アリス・ギア・アイギス | かすみ,女天狗 | ガチャ召喚対象(プレイアブル)・専用シナリオ追加 | マリーのモーションは本家の5LRをベースとした格闘モーションが搭載された |
アズールレーン | かすみ,ほのか,女天狗,みさき,なぎさ,モニカ | 艦船キャラ召喚対象・専用シナリオ・ミニゲーム・マイルーム内装追加 | アズレンにはケッコンシステムがあるのでマリーともケッコンできる(衣装は変化しない) |
三國志14 with PK | ほのか,みさき,かすみ | 武将としての配信 | VVでの晴れ着を和装として着用している |
KOFAS | ほのか,かすみ,女天狗 | ガチャ召喚対象(プレイアブル) | '24年10月サービス終了 |
KOF'98 UM OL | ほのか,女天狗 | ガチャ召喚対象 | |
ドラゴンとガールズ交響曲 | かすみ,みさき,ほのか | ガチャ召喚対象・シナリオ追加 | |
シノビマスター閃乱カグラNEW LINK | ほのか,かすみ,あやね,たまき | ガチャ召喚対象・シナリオ追加 | 閃乱カグラシリーズ全体で見るとコラボした回数が最も多い。マリーのみアニメーション付き最高レアリティ持ち |
フィギュアストーリー | ほのか | ガチャ召喚対象 | 当人ではあるがフィギュアの体として登場。24年6月サービス終了 |
ドルフィンウェーブ | ほのか | ガチャ召喚対象・シナリオ追加 |
余談
キャラクター関係
初出時はエレナに仕えていること以外の情報はなかった。この事実を正式に公表したのは登場からおよそ1年半経ったTGS2015のステージだった(一応、台詞やステージBGMなどから推察出来るようにはなっていたが)。
エレナとタッグを組むと試合開始時のデモが二人で礼をする特殊なものになり、交代する時には彼女がはっきりと「エレナ様」と口にしている。
DOAX3では急にお仕事のお休みを言い渡されており、不思議に思いながらもバカンスを楽しんでいるというのがわかる。
格闘技のプロとしてタッグイントロで「胸を借りてもいいですか?」と頼まれているのだが、皮肉に聞こえたのか不機嫌な表情を見せている。
DOA6では任務で保護と護衛対象として付き添っていたが次第に仲良しになる。DOAXVVでも大体仲良し。
『DOA5 LASTROUND』のパッケージではかすみとともに描かれている、DOAX3でもほのかとともにパッケージに描かれている。
- コトブキヤ製1/6スケール(1Pコス)
- マックスファクトリー製1/5スケール(2Pコス)
コスチュームの光沢度合いが原作ゲームのそれよりも一層強調された印象となっている。
- フリーイング製1/4スケール(バニーコス)
こちらはDOAX3としてのフィギュアでコスチュームは追加衣装の「パフ(バニースーツ)」である。
ポーズはDOA5LRでのマリーとほのかのタッグ勝利時の両手の人差し指を立てて前に突き出すものとなっていて、ほのかのフィギュアも同時に販売された。
以下制作中のもの
- KT model+製
アズールレーンとコラボした際のバスタオルを巻いた台座付きフィギュア。
- キューズQ製
~ティンクル・ローズ Ver.~
DOAXVVの特別衣装のマリー。