こころ(DOA)
こころ
『デッドオアアライブ4』から登場した。
普段は舞妓の修行をしていて京言葉で話をする女子高生だが、八極拳の修行にも打ち込んでおりDOAに参加できるほどの実力を持つ。
父親はおらず母親の美夜子(声:藤野とも子)と暮らしており、格闘技にのめり込む様子を心配されている。
続編のDOA5以降では年齢が19歳になっており、職業も学生兼舞子へと変更されている。
腰まで伸ばした黒髪のロングヘアーと可愛らしい顔立ちの美少女で、DOAシリーズの女性キャラらしくプロフィール通りの豊満なバストとスタイルの持ち主。
どのキャラクターにも言えることなのだが、水着などの露出の多いコスチュームだと腹筋が薄く浮いているのが確認できるなど格闘技を修める者らしく、華奢ながらも引き締まっている。
人物像
容姿の通り性格は清楚でおしとやかな京美人で、誰に対しても敬語を使うなど礼儀正しい性格。
普段は大和撫子な彼女だが、礼儀のなっていない者には臆せず物事をはっきり言うなど芯が強い。特にDOA本編内では気の強い一面が強調されており、酔っ払って絡んできたブラッド・ウォンに強気に出ている。
薄紫色の拳法着や吊りスカート付きの制服、メインイラストにもある桜色の着物などの衣装がメイン。
DOA4の私服コスチュームでは「ベアトップへそ出しシャツ」+「サイド&フロントスリット付き超ミニスカート」という大胆極まりない格好を披露している。
因みにDOA4のキービジュアルとして広告や宣材、オープニングデモなどで披露されていたこころの着ている着物は何故かゲーム内に登場しなかったが、続篇のDOADにてデフォルト衣装となった。
DOA5のストーリーモードでは眼鏡に黄色いカーディガンの学生服もある。
DOA5Uの私服コスチュームでは胸の谷間が常に見える上、上着のサイドスリットが腰まで入っているせいで常時パンチラ状態。更にパンツが凄い事(ローライズTバック)になっている。
DOA6では赤のセーターと白いスカートに帽子といったオシャレな私服姿の衣装もある。
水着には『プルーン』という黄色い手形がペイントされた布地の少ない水色のビキニがあり露出度がかなり高い。DOAXVVでは白と青を基調とした和風のビキニとパレオの『せとか』がある。
エレナとの関係
実は彼女の母親はDOATEC創始者フェイム・ダグラスの5番目の愛人で知られる「MIYAKO」と同じ名前であり、同一人物。つまりエレナとは母親違いの姉妹……所謂異母姉妹という間柄になる。
長らく曖昧なままだったが、デッドオアアライブ6で判明した。
かつてTeamNINJAに在籍していた板垣伴信氏は雑誌Xbox360のTeamNINJA公式連載“TeamNINJA FREAKS”第52回で、
「彼女(こころ)にとってもっとも大事な設定はフェイム・ダグラスの5番目の愛人である美夜子の娘であることです。彼女が舞妓であるのは美夜子がその世界の人間だからそうなっただけのことです。」
とコメントしているが、この事からもわかるように、こころにとって舞妓の修行は母親から強いられたものであり、「決して嫌いではないが、八極拳ほどの熱意はない」ものである。
実際DOA4におけるこころの紹介文には「舞妓の修行も嫌いではない。しかし、どんな稽古事よりも好きなことがあった。魂込めて打ち込んだ八極拳こそ自信がある。」とあるし、ストーリーでは琴の練習のやる気はあるのかという母の問いに「私、向かないと思う。拳法だったら向いてるかな?」と返し、DOAX2のアイテム“楽譜集”に対するコメントは「鼓より、ピアノが習いたかった…」である。
DOAX2で最初、ガイドとしてアプローチしてくるリサに対するこころの「お母さんがなかなか外泊させてくれないから初めてなんです、こういうの」というセリフからもわかるように、美夜子には過保護ママのイメージがあるが、この心理の裏には、
こころはフェイム・ダグラスの第2子故、世の中に広く顔が知られれば、良からぬ輩が近付いてくる可能性がある為、あまり広い世界を見せてあげる事は出来ない。
という思いがあると思われる。
それ故、自分が関わってきた芸者の世界に娘を留めておこうと思ったのだろうが、全く皮肉な事に、こころ自身が情熱を注ぎ本気でやりたいと思った事は“八極拳”で、DEAD OR ALIVE大会への出場を望み、こころの方から、美夜子が1番遠ざけたい世界へ近付いていったわけである。
美夜子の「芸者の顔」は世を忍ぶ為の「表の顔」であり、「真の顔」はフェイムの信任を経て、日本の裏社会を執り仕切っている裏社会の重鎮である。
美夜子がこころを身籠った経緯は、現時点では公式から詳細に描かれてはいないが、“反ダグラス派の科学者ドノヴァンとフェイムの2番目の愛人アンネによるフェイム暗殺計画を美夜子は知っていたがフェイムには教えず、見殺しにした”という設定が存在する。
つまり「こころのお母さんは、こころのお父さんを見殺しにした」という事になる。こころが今後、自分の出生にまつわる真実を知ったとしたら、ヘビーであろう内容である。
因みに美夜子は、週刊ファミ通における『DOAXVV』4周年記念特集ページの“『DOA』シリーズより登場してほしい女の子は?”のファンアンケートで少ないながらも9票を獲得している。
母親の心配を余所に、自分の実力を試したいと思ったことが切っ掛けで第4回DOA大会に出場。
また、こころがまだDOAとは無縁だった第3回大会当時、かすみと偶発的に出会っている。
この時のかすみは熱を出し京都の道端で座り込んでいたのだが、こころが介抱しようと声をかけたところ、(多分、赤の他人に迷惑をかけたくないという思いもあったのかもしれないが)断り、足早に去っていった。
すると、入れ違いにかすみを追うように現れたあやねから不躾な物言いをされた(かすみの事について上から目線で言われた?)。これに対し、こころはあやねに「口の聞き方、おかしいんと違いますう?」と苦言を呈し、一度だけ闘った事があった。
そして、第4回DOA大会の途中でブラッド・ウォンに言い寄られたりなどのしながらも、大会終盤でエレナと対峙した際、彼女に血縁の因果をほのめかされ、「真相は母親から直接訊きなさい」とも告げられた。
『デッドオアアライブ5』では、母の美夜子と共に東京に訪れていた際に、エレナの第5回DOA大会開催宣言中継を見ていた。
『デッドオアアライブ6』の時点で母親が失踪しており、そこでNiCOと出会う。その後、彼女が渡した肖像画の写真に幼い頃の自分とエレナが写っているのを見つける。
そしてエレナ本人の口から異母姉妹あることが告げられるも、「母に会う」と一言を残し彼女の下を去ってしまった。
ファイトでは八極拳を駆使して戦う。大和撫子な見た目とは裏腹に、素早い踏み込みからの強力な打撃を打ち込んでいくキャラクター。しかし動きに直線的なものが多く、打撃の流れや軌道を読まれると簡単にホールドを取られてしまう。特殊なホールドやコマンド投げも少ないため、強力な打撃をうまく工夫して打ち込んでいかなければならない。
「綺麗な海、大きな空……こんな素敵な島で、みんなで集まってお祭りかあ」
「八極拳も、お稽古も頑張れるように、今は思いっきり、楽しまな」
初期キャラクターの1人として登場。舞子の稽古と八極拳の修行での疲れを癒すべく、ヴィーナスフェスへの招待状を切っ掛けに来島した。
本編で見せた強気な態度は鳴りを潜め、柔らかい京言葉と物腰で他のキャラクターと楽しく交流しを深めている。
また、ヴィーナス諸島のオーナー(プレイヤー)をからかったり、着崩れした水着姿を見られて赤面したりと年相応な可愛らしい一面を見せてくれる。
DOAXVVには汎用水着だけでも沢山の種類があるが、その中でもとりわけ男の欲望に忠実なデザインの「ほたか(レア度R)」というドスケベ水着がある。DOA本編における女天狗のコスチュームである黒のラバースーツを改造したデザインとなっており、胸の谷間が完全に露出しているのが最大の特徴である。
水着にはキャラ毎に五段階で好き嫌いの設定が付いているが、当然この「ほたか」は殆どのキャラが「嫌い」或いは「大嫌い」という設定が付いている(オープンスケベなたまきや性意識が乏しいパティですら嫌っている程である)。例外としては「ほたか」の元となるラバースーツがコスチュームとして存在する女天狗が「大好き」、妖艶な雰囲気を持つシャンディが「好き」、ギャルのゆきのが「普通」となっている。30人近くのキャラクターがいる中で例外がたったこれだけというのが「ほたか」のドスケベさを物語っているのだが、何とその例外にこころも含まれているのだ(しかも「普通」ではなく「好き」と設定されている)。
女天狗、シャンディ、ゆきのは前述の通り、ドスケベ水着に抵抗が無くてもあまり違和感が無い設定を持つ(ゆきのは着用時に時々「恥ずかしい」と言うが)キャラだが(女天狗に至っては着用時に「は、破廉恥な…♡」と言いながら胸を見せびらかしてくる程だ)、こころはお淑やかな京美人キャラである。実際に着用時には「あかん!」「見たらあきまへん!」「恥ずかしい…」等と言っており、一瞬設定ミスを疑いたくなってしまう。
しかしDOA5Uで実装された私服コスのデザインが非常に斬新かつ高露出度だったり、「コスチューム」の項目に書かれている通り更にその下がノーブラ&ローライズTバックだったりと、本編の時点で他キャラ以上に高露出度の服を好んで着ていたのも事実だ。
この事からファンの間では「こころはもしや痴女や清楚ビッチという裏設定があるのでは…?」という噂がまことしやかに囁かれている。
更にリサとのタッグ投げでこころはリサと協力して人間タワーを形成するのだが、タワーの最上段に登り詰めた彼女は何とそこから飛び上がって豪快なM字開脚を披露する。そこから更にV字開脚に移行しながらリサの肩に落下し、2人の重みで相手を押し潰す(相手は文字通りリサの尻に敷かれる事となる)。
この技はどちらかと言うとエロ技というよりサーカス的なネタ技志向が強いのだが、何如せんコスチュームの大半がミニスカートなせいで(硬派な拳法着もあるにはあるが)どうしても卑猥に見えてしまう。観客が大勢いるステージで発動しようものなら、最早観客にパンツを見せびらかしているようにしか見えない。やはりこころは痴女なのだろうか…。
因みにDOA会場ステージやプロレス会場ステージには巨大スクリーンが設置されており、工夫次第で「巨大スクリーンに自分のパンツが超ドアップで映し出される様を凝視するこころ」という痴女ここに極まれり的な構図を作り出す事が可能である。
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