天保10年(1839年)頃?~昭和2年(1927年10月12日)没
概要
上野国利根村の生まれとされる。幼少期に法神流を学び剣術(特に薙刀)に優れていた。
1863年兄である中沢貞祇(さだまさ)に従い男装して浪士組に参加し京に上洛するが清河八郎の画策で浪士組は江戸に戻ることになり琴も兄に従い同行(この時、京に残った近藤勇・土方歳三らが後の新撰組を結成する)、その後清河が幕臣佐々木只三郎らに暗殺されると浪士組は組織目的を失い、幕府は浪士組を庄内藩御預りとし名も新徴組と改め再組織し琴も兄と共に参加する。
1868年1月19日に新徴組と共に戊辰戦争を引き起こすきっかけとなった江戸薩摩藩邸の焼き討ち事件に参加した(この時に足の踵を切られたとのこと)。その後、鳥羽伏見の戦いで旧幕府軍が敗れた報を受け庄内藩藩士と共に庄内に入り庄内戦争に参戦し幕末の動乱を戦い抜いた。
1875年(明治7年)兄の貞祇と共に故郷の利根に戻り、昭和2年に生涯を閉じる。享年88。
人物
- 身長が170㎝で当時の女性では背が高く、男装していれば娘たちに惚れられて困ったと噂話がある。
- 兄・貞祇とは2~3程、歳が離れていたそうな。
- ちなみに過去で1度結婚してたことがあり、何らかの事情で独身になったそうな。
- 晩年は酒を飲みながら詩を吟じ、剣舞も舞ったと伝わっている。
- 自分より強い男と結婚すると決め、結局誰も勝つことができず生涯独身で過ごした。
創作
小説
- 『緋色の華 新徴組おんな組士 中沢琴』【上・下】(黒崎視音)
ドラマ
演:黒木メイサ
ゲーム
CV:村川梨衣
『ボクが女に見えるだって?ボクに勝てたら確かめてみるがいいさ』
新選組の所属する碧勢力の武将として参戦。
本作の群雄伝では清河八郎と共に江戸へ帰還した後、土方歳三の江戸での隊士募集に参加。不合格を言い渡されたものの、京まで付いていきこっそり新選組隊士として紛れ込んでいるという設定である。
スペックはコスト1 武力3/知力3の剣豪で、特技は「技巧」。
計略「麗人の太刀」は武力が上がり、命中した敵武将の兵種アクションを一定時間封印する効果を斬撃に付与する。
兵種アクションを封印された武将はこちらの兵種アクション、特に騎馬の突撃に対し無防備になるため他の味方武将への強力なサポートになりうる。
計略の効果時間は撤退しない限り永続なため、出来る限り中沢を生存させる立ち回りをしたい。
『あなたを守る刀になりたい。ボクの望みは、それだけさ』
CV:森なな子
主人公や近藤勇ら試衛館派と共に浪士組に参加した女性剣士。
法神流の使い手で、戦闘の際には、背中に背負った大刀を振るい、男にも劣らぬ強さを発揮する。