概要
『GALERIANS』とは、1999年8月26日に発売されたPS専用3Dサイキックアクションゲームである。
キャラクターデザイン・ビジュアルアドバイザーは田島昭宇。
マザーコンピューターに支配された架空の未来世界を舞台に、クスリを自分に投与することで超能力を発現させ戦う、濃厚な厨二設定の「クスリゲー」。
陰鬱な世界観と病的なキャラクターで繰り広げられる、グロテスクなアクションホラーである。楽曲含め見るからにヤバイ感じの作風から、一部でカルト的な人気作となっている。
2002年にフル3Dアニメーションとなる『ガレリアンズ:リオン』が3作構成でOVA化されている。
同年に続編の「ガレリアンズ:アッシュ」が発売。
ストーリー
西暦2522年、大都市ミケランジェロシティはその機能をマザーコンピューター『ドロシー』に管理されていた。しかし、ドロシーは突如反旗を翻し、『ガレリアン』と呼ばれるドロシーによって生み出された人類を使って人類を滅ぼそうとする。
そんな中、見知らぬ少女に呼びかけられ目覚めた記憶喪失の主人公リオンは、病院の一室に拘束された状態だった。
彼は薬物を摂取して発現する超能力を行使し、病院からの脱出を試みる。そして、ガレリアンズとのあまりにも哀しい闘いに身を投じることになる。
登場人物
リオン・シュタイナー CV:石田彰 | ミケランジェロ記念病院の一室で目覚めた少年。本来なら致死量の、常人なら即死するレベルの「クスリ」を打たれながらも生き延びた。記憶を失っており、頭の中で自分を呼び続けるリリアの声を頼りに彼女を探す。クスリによってもたらされる超能力を駆使してガレリアンズと戦う。誕生日は4月26日。 |
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リリア・パスカーレ CV:菊池志穂 | 助けを求め、リオンにテレパシーを送り続ける少女。リオンとは幼馴染。父親同士が科学者であり友人である。その脳の中にはある秘密が隠されている。誕生日は12月4日。 |
バードマン CV:子安武人 | 瞬間移動や分身などの能力を持つガレリアン。容姿端麗だが、その性格は残虐かつ好戦的。クスリによる中毒症状で常時強烈な頭痛に苛まれている。 |
レインハート CV:鈴村健一 | サイコイリュージョンを得意とするガレリアン。臆病であり、15歳という年齢に見合わない幼児性を残す。ドロシーに怒られることとクスリの所為で自身の人格が崩壊することを非常に恐れている。クスリを打たれることで顔を出す攻撃性と幼さゆえの残虐さをもってリオンとリリアを襲う。姉はリタ。 |
リタ CV:今井由香 | サイコキネシスを扱うガレリアン。弟のレインハートを溺愛している。自身がガレリアンであることや、異能を持つことを忌み嫌っている。 |
カイン CV:石田彰 | リオンに瓜二つのガレリアン。なお、衣装はT.M.Revolution。 |
ドロシー CV:来宮良子 | ミケランジェロシティに君臨するマザーコンピュータ。リオンの父:シュタイナー博士とリリアの父:パスカーレ博士によって開発された。当初は問題無く人間の為に働いていたものの、ある時から人間を「劣悪なシステム」として認識し始める。自身が「神」となる為、新たな人類としてガレリアンズを生み出す。 |
主題歌
オープニング「RELEASE ME」(アーティスト:SPARKY SPIKY)
エンディング「Wonderful World」(アーティスト:HⅡH)
派生作品
ライトノベル化
『GALERIANS-file.A』『GALERIANS-file.B』という上下巻タイトルで2000年に角川スニーカー文庫から滝口真希執筆による小説化された。
メディア展開(OVA化)
2002年にOVA「ガレリアンズ:リオン」発売。全編フル3DCG。
ストーリーはほぼゲームの「ガレリアンズ」本編と同じだが、ゲームに無いシーンも映像化されており登場人物同士の会話シーンも増えているので、より「ガレリアンズ」の世界を知りたい人・浸りたい人にはお勧めできる。
続編
2002年にプレイステーション2専用ソフト「ガレリアンズ:アッシュ」発売。
「ガレリアンズ」本編から6年後の世界を舞台にストーリーは幕を開ける。
関連イラスト
関連タグ
GALERIANS:別表記
ガレリアンズ:アッシュ;続編
(世界観)ディストピア
薬物、ダメ、ゼッタイ。