概要
2002年に発売したPS2専用ソフト。英語表記は「GALERIANS:Ash」。
前作に引き続き、キャラクターデザインは田島昭宇。
前作から6年後の話である。
クスリゲーだった前作から更に放射能をプラスした放射能ゲーとなった。前作とは違って完全な3Dグラフィックと作りこまれた世界観、更に滑らかに動く戦闘システムと、アクション面が大きく変わった。
ストーリー
西暦2522年、ドロシーというマザーコンピューターが人類に反旗を翻し、人類を滅亡させ自らが神として君臨する「ファミリープログラム」を開始する。ドロシーの産み出した子供たち「ガレリアン」の超能力に多くの人類が翻弄されていく中、ヒトの記憶を書き込まれたガレリアン「リオン」によってガレリアン達は死亡し、ドロシーもウイルスプログラムによって消滅した。それと同時に、脳への強い負担からリオンも共に死に、全てが終わった…
しかし6年後、未だ人類は狂ったコンピューターとの激戦を繰り広げていた。ドロシーの切り札「ラストガレリアン」達の猛攻によって絶望的窮地に立たされていた時、リオンは6年の歳月を経て、あまりにも哀しい戦いに再び身を投じることになる…
登場人物
リオン・シュタイナー CV:石田彰 | 前作と今作の主人公であり、ガレリアン。6年前に死亡したが、その身体はリリアによって極低温装置に保存されていた。その後、ドロシーのコンピュータのバックアップデータから意識(魂とも呼べるもの)をサルベージされ復活する。ラストガレリアンズを倒す為に彼の持つ何かが必要らしい。 |
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人類側
リリア・パスカーレ CV.菊池志穂 | 前作でウイルスプログラムを所有していた少女。6年後では父親と同じく優秀な博士となっており、ドロシーとは違うマザーコンピュータ「エレイン」を開発した。リオンとの再会を喜びつつも、人類の為にと言って彼を利用してしまう事に引け目を感じている。 |
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キャス CV.たかはし智秋 | 女性軍人。窮地に陥ったところをリオンに助けられてから、リオンに対して寛容に接する。緊張状態の中でも兵士として誇りと覚悟を握りしめて拠点を護るなど、少佐であるロメロよりも頼もしく軍人らしい人物。 |
パット CV.相田さやか | 少年であるが、軍所属のパイロットであり凄腕のハッカー。リオンをウラン精製工場に送るために助力する他、何かとリオンをサポートする。彼は今作唯一の…。 |
ロメロ CV.飛田展男 | 少佐。軍に所属しながらも自己保身を第一に考えている為、行動や言動に臆病さと卑怯さが滲み出ている。少佐という立場にあるが、無能で高圧的なだけの軍人の風上にもおけない人物。 |
ラストガレリアン
ドロシーが何らかの要因で滅びた場合に生まれることになった最後のガレリアンズ。ドロシー崩壊と同時に生まれ、人類を滅ぼし、ドロシーを復活させるために尽力するようになっているはずなのだが…
アッシュ CV.三木眞一郎 | 体内に核融合炉を内蔵する最強のラストガレリアン。他の三人を総べ、人類を蹂躙する。濃縮ウランを服用することで体内で臨界を起こし、周辺の生物すべてを即死させる驚異的能力を持つ。簡単にいえば歩く中性子爆弾。 |
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スパイダー CV.小林由美子 | その名の通り、クモを使って攻撃するラストガレリアン。見た目は少年で、優しさや慈悲深さも多少持ち合わせており、赤いタランチュラ「レオ」を可愛がっている。リオンがドロシーを崩壊させると同時に生み出され、そのことについて彼を恨んでいる。 |
パラノ CV.細井治 | 声がおかしい。ボイスチェンジャー?重度の中毒症状により常に殺意と破壊衝動を抱えた最も残虐で凶悪なラストガレリアン。その残虐性は殺した人間の目を抉ってチップを埋め込み、ゾンビにしてしまうほどである。戦闘では電撃とナイフ(どう考えても刀レベルの刀身だが)を使った強力な攻撃で攻めてくる。 |
ニトロ CV.ゆかな | 髪がおかしい、1人パリコレ状態のラストガレリアン。主観というものがほとんど無い為、自分の痛みや苦しみ、はては存在までをも客観視する徹底した傍観者。何ものにも興味が無く、常に退屈している。ガレリアンでありながら人類側に味方するリオンの感情が理解出来ず、道化と鼻で笑う。戦闘においては爆弾と火焔を操り、容赦なく攻撃を叩き込んでくる。 |