概要
アニメの声優は子安武人。
見た目は二十代後半の長身の美青年。膝裏まで届く長く薄い金髪を持つ。
麒麟であるため基本的には陽子に忠実であるが、蓬莱育ちで予想外な行動をとる主に振り回されることもある。
外では彼女の恋人と思われたことも。
仏頂面で生真面目で寡黙。口数も少なく冷淡と思われがちだが麒麟らしく慈悲深い。
その性格故に初めての主、舒覚に拒まれていたが泰麒との交流で不器用ながらも優しさを見せたため、皮肉にも失道を招いてしまう。
更に相手の考えを理解できないと重い溜め息をはく癖がある。
予王・舒覚の登極後、政治のありようについていけない女王に冷淡な溜息をついて朝政を滞らせており、その事実を知った女仙を統べる碧霞玄君・玉葉から、蓬莱(日本)から帰ってきたばかりの泰麒の教育を任される。
泰麒への教育も冷淡なものとなっており、
「人から獣の姿に変わる方法がわからない」という泰麒に、
「あなたは腕の上げ下ろしを人に習いましたか?」とのつれないものへとなっていく。
泰麒の教育を、景麒に委ねたのも、景麒に人の情を知ってもらうための玉葉の考えであり、景麒も教育を続けることで人の情を少しは理解できるようになった。
結果、舒覚は景麒に恋をして「国中の女を殺せ」との非情な命令を下したことにより景麒は失道、舒覚は景麒の命を救うため王位を蓬山に返上、禅譲・崩御した。
予王の崩御後、慶国内に王気が感じられず、延麒のように卵果となって蓬莱へ渡った主を探しだし、陽子を見出した。
しかし塙王の暗躍により囚われてしまい、偽王の元に監禁されてしまう。
後に陽子が延王尚隆の援助を受け偽王を伐ち倒したことで救出された。
しかし、陽子もまた舒覚と同じように政治のありようがわかっていなかった。
冢宰・靖共の一派が朝政を牛耳るなか、反靖共派が陽子を拉致しようとする事件が起きてしまう。
無力さを痛感した陽子は景麒に実権を委ね、遠甫のもとで政治を勉強していくうちに靖共一派が私腹を肥やし、圧政を敷いていることを知り、彼らを逮捕・拘禁、綱紀を粛正した。
陽子の登極から8年、戴極国瑞州師中将軍・李斎の訪問を受けた陽子と景麒は、禁軍右将軍・阿選が起こした謀反により泰王・驍宗と泰麒が行方不明になったことを知る。
泰麒の捜索を約束した陽子は王と麒麟がいない芳極国、巧州国、国に乱れの兆しがある柳北国、反乱を鎮圧したばかりの舜極国を除いた七ヶ国の王と麒麟の協力を得ることに成功、
蓬莱で穢れの病を発症した泰麒・高里要を発見するにいたった。