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とは、貴人の死後に奉る、生前の事績への評価に基づく名のことである。

概要編集

cv:藤田淑子

 諡とあるようにもうすでに故人であり、物語には景麒と工匠の長・丕緒の回想に登場している。

名は舒覚、字は恩幸(おんこう)、庶民の出身。


景麒が仕えた最初の王。

内気かつ気弱であるが思慮深く心優しい性格。平凡な女としての幸せを望んでいた。

景麒は最初に舒覚と会ったとき、彼女が景王となるべき人物であることを知ったが、同時に「このお方はだめだ」と思ったことを、後に新たな景王となった中嶋陽子に告白、「それでも天啓に逆らうことはできなかった」とも告白している。


始めは王としての責務を果たそうとしたが、代々無能な女王が続いたことにより官僚達が頑なな態度をとったために政治への関心をなくし、和州州候・呀峰が献上した庭園に籠り機(はた)を織ることで現実から逃避し憂さを晴らしていた(ドラマCDでは妹に愚痴を零す一面もあった)。

不愛想で杓子定規な対応を見せていた景麒を舒覚は当初は恐れていたが、やがて泰麒の教育係を勤めたことで景麒が不器用な優しさを見せたことにより恋慕、嫉妬のあまり官吏も含めた国中の女性を追い出そうとして国を傾けていった。


失道の病になった景麒を救うために自ら退位、蓬山で禅譲・崩御して6年の治世を終えた。

仕えているうち、景麒は必ずしも舒覚が王に向いてないわけではないとも思ったが、彼女の繊細すぎる性格を危惧しつづけたこともまた事実だった。


関連タグ編集

十二国記 丕緒の鳥 慶国 舒覚

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