ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

景王

けいおう

 小野不由美氏・著の小説『十二国記』に登場する慶東国国王景のこと。 またはその人物をさす。

慶東国は王が玉座にあることが常に短いことから治政が定まらず、官吏が王に代わって朝政を運営することが特徴となっていることから、実権を握った官吏が力をもつのも必然であった。

そのなかにあって、三百年にわたる達王の治政は例外的に安定し、後に陽子の師として「大師」に迎えられた遠甫も、達王にも「大師」として宮廷に迎えられていた。


先の景王は舒覚。商家の娘で、心優しく平凡な暮らしを望んだ家庭的な女性であった。

景麒が最初に選んだ王。当初は王であることを拒み、厳格な景麒とも上手くいかなかった。その後(泰麒との交流を経て優しさを知った景麒との仲が良化した)景麒のために政を行うようになり、彼を恋慕うことになったことで国中の女性を追い出す命などを下して国を傾けた。

景麒が失道すると禅譲し退位、6年の治世を終える。諡は「予王」。

王の血縁者が王位に就くことは「天の理」に反することは明らかでありながら、陽子が即位するまでの間、舒覚の妹の舒栄巧州国国王の支援を受けて景麒を捕らえ偽王となる。


現在の王は中陽子こと中嶋陽子。即位にあたって隣国・雁州国の王師を借りたうえで偽王・舒栄を討ち玉座に就いた。女王が長続きしない慶国の傾向に加え、舒覚の前に二代続けて無能な女王が玉座に就いたことから、達王の善政を知る官吏や民衆から「また女王か‥」と肩を落とされ、達王の治政を懐かしむ「懐達」とささやかれた。

陽子もまた国政をほしいままにする冢宰・靖共をはじめとする官吏達を抑えることに苦しみながらも、飛仙・遠甫の元で学び、王としての素養を身につけていく。

内乱を経て靖共が不正を働いていたことが明らかになり失脚、新たな冢宰に浩瀚を据え、桓魋ら信頼できる者たちを朝廷に召し抱え、慶国は落ち着きを取り戻し始める。


関連タグ編集

十二国記  慶東国 慶国  予王 中嶋陽子 陽子

関連記事

親記事

慶国 けいこく

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 1170576

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました