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CV:小山茉美

概要

小野不由美の小説『十二国記』の登場人物。

慶東国の王となった予王舒覚の妹。

政治に向かず平凡な女の人生を願った姉・舒覚とちがい、舒栄には政治的な才覚があり野心も富んでいたが、景麒が選んだのは彼女ではなく平凡な姉の方であった。

挫折を味わう妹とちがい、舒覚は王宮に入り、政治を知らないながらも施政にはげんだが、彼女の前に国を統べた王が2人とも無能な女性であったこと、「また女王か」との失望の声が耳に入ったこと、厳格な景麒のあきれたようなため息がつづいたことにより、次第に国政への意欲をなくし、和州州候・呀峰から献上された庭園に引き籠るようになっていった。

この間、舒覚とうまくいってない景麒は、蓬莱(日本)から帰ったばかりの泰麒の教育を女仙の長・玉葉から依頼され、彼と触れあったことにより不器用ながらも優しさを覚え、舒覚に対する態度も寛容なものとなっていった。

このことにより、だれもが舒覚の情緒が安定し、国政も安定すると期待したが、不器用な優しさに彼女は恋し、ついには嫉妬のあまり国内の女性を殺す命令を下すにいたった。

もちろん、このような舒覚の行いを「天」が許すわけがなく、景麒は余命いくばくもない失道の病にかかってしまう。

嘆き悲しんだ舒覚は、景麒を助けるため禅譲、ほどなく崩御した。

一命をとりとめた景麒は、しばらくすると蓬莱(日本)に新たな王気を感じ、1人の女子高校生に忠誠を誓う。後の景王・中嶋陽子である。

慶国に帰った景麒は陽子とはぐれ、巧州国と結んだ舒栄一党に角を封じられ捕らえられる。

巧州国国王の後ろ盾を得た舒栄は慶国の新たな王として立ったが、前王の血縁にある者・同じ姓にある者が王に立つことは「天の理」に反しており、明らかな偽王であった。

一方、わけもわからずに異国につれてこられた陽子は塙麟が放った使令に襲われ、東の大国・雁州国に逃げ込み、延王・尚隆と会う。

尚隆は、陽子が「慶東国の新たな王である」ことを明かし、偽王を討つために「雁州国の国軍を貸す」ことを申し入れた。

この結果、雁州国軍を借りた陽子は、舒栄を討ち取って乱れた慶国を統一した。

コメント

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  • 十二国記

    確か、アニメやドラマCDだと、舒栄は陽子と対峙して倒されてます。が、両方今確認出来ないため、台詞を全く覚えていません(汗) な、感じのまま書いたやつです。 いつもながら、すいません。
  • 白の輪舞、赤の夢幻 ー赤の章ー

    Stone Catsの熊田寧々子です! はじめまして! 元ナバホがお世話になっております。熊田もようやく一本アップするので、ぜひ読んでみてください。 舒覚と舒栄は、アニメ版よりもっとずっとかわいい女たちだったんだ!と思って、書きました。二本で一組の作品ですが、そのうち一本をどうぞ!
  • 十二国記ばなし

    愚かな恋の話

    はじめての十二国記です。最近書いてるAG 世界からの切り替えがうまくいってないですね。「疑問符」って言い方はしないって分かってます。新刊までの12年間の気持ちをぶちまけた駄文です。 ※追記 全部の世界観や話がつながっているわけではないのですが、十二国記の話をひとつのシリーズにまとめました。(2014/9/12)
  • 十二国記

    庭園の花

    昔作っていたホームページから移動してきました。十二国記2次創作です。 庭園じゃなくて、園林…でしたね。 10年以上ぶりに原作みて、あちゃーって感じです。 予王は、王でなくて普通に生きていたら、平凡に暖かい家庭を築いたんだろうな…とか、思ってしまうんですが。 色々おかしいところありますが、すいません…
  • 景王舒覚

    もし舒覚様が景王だったらとの思いから書いてしまいました。
  • 春宵

    【WEB再掲】 楽俊至上主義というサークル名で、2005年3月に発行した『振幅』『独占』収録の過去作品です。 楽俊至上主義の看板で、楽俊が全く出てこない作品を書いて詐欺じゃないのかというご意見には全面的に同意いたします。 改めて『振幅』『独占』を読むと、裏テーマが景麒イビリだったんですかと言いたくなるラインナップでしたね……。 景麒ファンの方にはお詫びいたします。 でも何かと景麒に対してあたりがキツイ当時の楽俊至上主義サイトに対して、景麒ファンの方々は本当にお優しくて、「景麒ファンですけど、楽俊至上主義さんの作品は大好きです」と………。 あの時の感動と、地の底で土下座せねばという決意は忘れません。 本当に本当にありがとうございました。
  • 仲介屋 労蕃生

    謎の女

    労蕃生シリーズです。つまりは労蕃生という名のオリキャラが主人公です(^^ゞ でもって、ウチの労はかなり特殊な設定となっております。苦手な方はスルーしてください。 新作ではありません。過去の遺物です(^^ゞ ほんの少し加筆修正してますが…… 月影の裏で、何があったのかと言うようなお話です。錯王は何故ああなっちゃったのかみたいな? 陽子さんは最後の方でちょろっと出てきます。拙作「維竜襲撃」なんかともカラみます。 まあ、書きたかったのは、王は何故自ら斃れるのかと言うようなことなのですが、錯王に少し語らせてます。 簡単に言っちゃうと、不老不死なんてロクナモンじゃないってとこでしょうか。人は死ぬから正気を保てると言うか、神様なんかにゃ生半可な覚悟じゃなれないんじゃないだろうかって言うとこです。
    28,064文字pixiv小説作品
  • qualia

    舒覚と舒栄の存在はとても景麒には大きかったんだなぁと思う煩悩をぶつけたら 景麒×陽子になりました。 恋愛描写もあるのでなんでも許せる方向けです。 長いのでお暇な時にお読みください。 あらすじ→赤楽120年くらい。 景麒の私室に予王に景麒が贈った櫛がいつのまにか置かれているという出来事をきっかけに 陽子が政策を変えていこうと決断する話です。
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