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塙王

こうおう

小野不由美氏・著の小説『十二国記』に登場する巧州国国王のこと。またはその人物をさす(メイン画像右の男性)。

概要編集

小野不由美の小説『十二国記』シリーズ「月の影_影の海」に登場する。

cv:土師孝也

巧州国国王。保守的で差別意識がたいへん強い。半獣や海客を嫌い、差別的な政策を敷いた。

櫓先新が統べる奏南国尚隆が統べる雁州国のように自分の治世が上手くいかず、特に海客の出である延王尚隆に強い劣等感をもっていた。

それゆえ新しく慶東国の王に前景王の妹・舒栄を陰ながら擁立し景麒を囚え、正当に選ばれた中嶋陽子を殺そうと策を弄する。


が、各地を放浪した陽子は楽俊や壁落人といった人々と知りあったことで「王」であることを知り、延王・尚隆の支援を得て玉座に就いた。


アニメではみずから陽子を手にかけようとして失敗、塙麟の死を目の当たりにして錯乱する。

失道の病による塙麟の死後、間もなく崩御。諱は「錯王」。


アニメではさらに公子・公女が1人ずつおり、父王の死後に仙籍を返上、荒れ始めた国土を耕す姿が描かれ、父の罪を陽子に謝罪する姿が描かれた。


その後巧国の胎果は奉山になっているものの麒麟は生まれておらず、新たな王は立っていない。


関連タグ編集

十二国記 巧国

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