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概要編集

小野不由美の小説『十二国記』の登場人物。

テレビアニメ版はcv:藤原啓治


氏字は乍驍宗(さくぎょうそう)。姓名は朴綜(ぼくそう)。

「風の海 迷宮の岸」下巻によれば容貌は以下のように描写されている。


『肌はよく日に焼けた褐色、上背が高く、体格も動作も恐ろしくしなやかで獰猛な獣のような印象を与えた。』

『その瞳の深紅。あたかも血のような。』

『無造作に束ねてくくった髪は青みをおびた白銀』

『端正な風貌の目元が怜悧で、まっすぐに向かってくる視線が射るほど強い』



戴国国王・驕王のもとで禁軍左軍将軍を務め、人望厚く知略に優れた武将として他国にまで知られていた。剣の腕前もあり、「一に延王、二に驍宗」と言われるほど。

ただし、やや強引で独善的・自信家な面があり、周りには味方が多かったが敵も多かった。

本人も人の扱いに苦手意識があるようで、特に女性と子供の扱いが苦手だった模様。

性急な性格も気にしているが、直そうとすればするほど泥沼化すると自覚している。


一時期仙籍を返上して禁軍を退き、黄海で朱氏に徒弟入りした経験がある。

その経験から昇山の際も李斎ら他の昇山者とは別行動を取り、僅かな手勢のみの単独行で妖魔が跋扈する黄海を踏破して蓬山に到達した。

泰麒は驍宗が蓬山に近づくにつれ「こわいものが来る」とおそれ、彼と会っても一度は「王」ではないと思いこんだが、戴国に帰っていく驍宗から離れたくないとも思い、悩みつつも彼が「泰王」であることを認め、その悩みは延王尚隆延麒六太が「麒麟は王にしか従わない」と誤解を解くまでつづいた。


即位後、自分に一敗地を付けた土地へ反乱軍鎮圧に赴いたが、驕王に仕えていたころからの同僚であった禁軍左将軍・阿選の謀反にあい行方不明になる。


関連イラスト編集

飄風の王泰王 驍宗様

驍宗▼ 寅


関連タグ編集

十二国記 風の海_迷宮の岸 黄昏の岸_暁の天 白銀の墟_玄の月

冬栄 泰麒 阿選

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