同著者の小説『十二国記』の登場人物でもある。
少年時代の概要
両親と弟、祖母の4人家族。
家族のなかでも「あの子はどこかちがう」と言われて孤立。
特に弟・卓と祖母・美喜に「気味が悪い」ときらわれており、祖母には躾と称して外に締め出されるなどの虐待を受けていた。
失踪した日は雪の降る夜であり、しかも裸足で家から閉め出されていた。
当然、家族は要を探すが杳として行方が知れず、帰ってきたのは失踪の1年後、衣服を身につけてない真っ裸であるうえ、失踪中の記憶がまったくないというありさまだった。
「魔性の子」での概要
幼いころ1年間「神隠し」にあったという高校2年生の少年。
その間の記憶がなく、またその時期を懐かしく思っている。
「祟る」という噂があり、自他共に認める「異端者」。