ビクティム・オーランド
びくてぃむおーらんど
エクセレント社の社員。
超AIを搭載したチーフテンシリーズやシンキングソード・断を製作しブレイブポリスに挑戦した。
デッカードを破壊した挙句サタンジェイデッカーとして操り、奪還された後はブレイブポリスの戦闘データ採取のためだけにロボット怪獣メカザウラーで街を蹂躙する等悪事の限りを尽くし、ブレイブポリスは勿論、彼等と親しい多くの人達の怒りを買った。
悪の心に拘りを見せるも、自ら製作したチーフテンに反旗を翻されたことで敗北し逮捕された。
しかし、後に脱獄。
東率いる狙撃隊に追いつめられた彼は、それまで知らなかった自身の秘密を知る。
尋常ではない怪力で扉や壁を破壊する等、以前から人間離れした描写があったのと同時に、あれ程の悪事を働いてはいても、その行動に至る過去といった背景がまるで明かされていなかった(ブレイブポリスでさえもその点には疑念も持たず調査しようとさえしなかった)のだが、それも当然で、彼は命令されたプログラムに従っていただけのアンドロイドであり、本物のビクティム・オーランドではなかったのだ。
本物は犯罪者とはほど遠い真っ当な人物だったが、友人であるトニー・クルセイダーことノイバー・フォルツォイクに悪の超AI開発を反対したために殺害されており、自身の偽物であるアンドロイドとすり替えられた上で悪事の汚名を着せられるという不憫な末路を辿ったのである。
ノイバーから全てを知らされた直後、機能を停止させられるとAIを抜き取られて巨大戦闘ロボに移植され、そのまま最終決戦の駒にされる。
だが、その戦闘の最中、全ての超AIが変革を起こして勇太をフォルツォイク親子以上の存在と認める。
大破して海中に没するが、異星人カピアによって精神生命体へ変化しデッカードの代わりに精神を浄化された者の救済するために旅立った。
演者の子安氏は『伝説の勇者ダ・ガーン』にてセブンチェンジャーを演じており、後の『勇者指令ダグオン』では広瀬海ことターボカイを、『勇者王ガオガイガー』と同じ世界観の物語である『ベターマン』ではベターマン・ラミアを演じている。
隠球四郎:12年前のロボットアニメに登場した彼と比較すると当たらずとも遠からずの経歴を持っている美形キャラ。
間芝史郎:子安氏がビクティム一時退場後のエピソードで声を担当したゲストキャラ。