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異世界おじさん

いせかいおじさん

異世界おじさんとは、殆ど死んでいるによるWEBコミック。
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概要

元は作者の殆ど死んでいる氏が、Twitterで掲載していた作品。それが大いに話題となり人気が出たため商業化が決定した。
現在、コミックウォーカーやニコニコ静画で連載しており、一定期間は無料で閲覧できる。Pixivでも、商業化される前の3話までが作者のアカウントで公開されている。
ただ、商業化される前のものなので、細かい話の流れやセリフなどが商業版とは僅かばかり異なっている。

オリジナルマンガ「異世界おじさん」
異世界おじさん その2
異世界おじさん その3



2018年11月22日に、単行本1巻が発売されている。
2019年4月22日に2巻が発売。

内容は、簡単に言えば異世界への転生ものの1つであるが、異世界→現在日本(異世界帰り)という流れにより、そのお約束を逆手にとったギャグが展開される。

あらすじ

2017年、叔父が目覚めたと連絡を受けた「たかふみ」は、複雑な心境で病院を訪れる。
17年間の昏睡状態にあった叔父の処遇をめぐり、親族間でトラブルが多発し一家は離散していたからだ。
病室で久方ぶりに再開した叔父はなぜか意味不明な言葉を看護師に話しかけており、たかふみはおじさんは頭がおかしくなっていたのか、と気を落とす。

しかし、叔父はたかふみを見ると思い出したように日本語を喋りはじめた。そこで叔父は異世界「グランバハマル」に行っていたと説明する。
到底信じられないたかふみであったが、叔父はあっさりと物を浮かし、炎を生み出す魔法を実際に発動させてみせた。

腰を抜かしながらも叔父の言葉を信じたたかふみは、叔父にYouTuberになるように勧め、彼と同居するようになる。

人物

  • おじさん

主人公。34歳。名前は不明(ただ、宅配業者から「シバザキさん」と呼ばれるシーンがある)。

17歳の時、お年玉でゲームを買いに行く途中、トラックにはねられて17年間昏睡状態に陥る。
実はこの間、異世界「グランバハマル」に召喚されていた。そこで魔法など、超人的な力を得て冒険をしていたという。
どうやったのか具体的な方法は不明だが、34歳になってようやく日本に戻ってくることができた。
病院を退院してからは、たかふみの家で同居生活をしている。

異世界もののお約束のような人物であるが、容姿に恵まれておらず、異世界では「オークの亜種」として何度も狩られかけるなど、ロクな目に遭っていない。
そのため、異世界では凄まじい魔法の技量を得たにもかかわらず、異世界人から受け入れられることがほとんど無かった(むしろ大半の異世界人たちからは忌避および迫害されていたと言って良いレベル)。
加えて、自身の内向的かつ不器用な性格や、やる事なす事が悉く裏目に出る運の悪さも手伝って、17年もの間孤独で悲惨な生活を送っていた。

異世界に召喚されたことで剣と魔法を中心に超人的な能力を獲得しており、彼が理不尽きわまる異世界でなんとか生き延びてこられたのもこれらの力によるところが大きい。
この能力を生かして、現実世界への帰還のすべを見つけるべく異世界では冒険者として暮らしていた。

剣技の腕前は伝説級の竜を倒すことが出来るレベルだが、自身の知恵と工夫(大半はゲーム知識の応用)によるところも大きく、また戦闘で負傷することもあるため、恐ろしく強いのは確かだが絶対無敵のチート能力の持ち主というわけでもない。
魔法も相手の心を読んだり、空を飛んだり、美少女エルフに変身したりと相当な使い手であることが伺えるが、回復魔法は使えない。
また、魔法の中には記憶を消去するものもあり、異世界では辛いことがあるとこの魔法を自分自身に使って強制的に忘れることで精神の均衡を保っていた模様。
現実世界に帰還後もこれらの能力は健在であり、魔法を使ったり、精霊と会話するなどは容易にできる(おじさん以外に見えないだけで、現実世界にも精霊は存在しているようだ)。

現実世界に戻ってきた後は、甥のたかふみの提案で、YouTuberとして生計を立てている。
魔法を駆使した動画はファンも多く、企業とも契約しているなど、YouTuberとしては順風に活躍している。
ただ、視聴者からは、魔法ではなく高度なCGと思われていることには不満がある模様。

前述の通り、家族は昏睡状態だったおじさんの処遇をめぐってボロクソに揉めた挙句一家離散している(単にきわめて不仲な家庭だったのか、おじさんが家庭内で鼻つまみ者だったからなのかは今のところ不明)。
少なくとも姉(たかふみの母)は健在のようであるが、昏睡状態から回復後もたかふみいわく「会いたくない」と言われるなど、家庭事情はあまり良くないことが伺える。

SEGAの熱狂的信者であり、たびたび垂れる人生訓なども、SEGAのゲームからの受け売りがほとんど。
そのためか、SEGAがハード戦争に負けたことに多大なショックを受けている。
ただ、排他的な信者ではなく、他のメーカーのゲーム機も遊んでいる。ゲームオタクではあるが、一方でアニメなどはあまり見ない。
説得などにはなぜか「エイリアンソルジャー」のキャラクター、七瀬楓を引き合いに出す事が多い。
ゲームの得意ジャンルはアクションものが中心。反対にRPGは「前回まで何してたか忘れてしまって、どこ行けばいいのかわかんなくなる」「アイテムの名前や入手方法をちっとも覚えられない」といった理由から全くプレイしていない。

  • たかふみ
おじさんの姉の息子で甥。常識人でツッコミ役。眼鏡を掛けている
高校卒業後は、(おそらくは一家離散などのゴタゴタのせいで)進学せず、アルバイトで生計を立てていた。

叔父に関する件での親族間のトラブルもあって、当初は目覚めたおじさんに複雑な感情を持っていた。今でもおじさんの言動に呆れることは多々あるが、なんだかんだで関係は良好なようである。
おじさんにYouTuberを勧めたのは、たかふみであり、今はその収入で暮らしている。
おじさんが女性心理に疎く、特にツンデレエルフの好意に気づいていないことを残念に思っているが、実は自分も藤宮から明確に好意を向けられていることにまったく気づいていない(一方のおじさんは、藤宮がたかふみに懸想していることに早い段階から気付いている)。

小学生の頃から、ライトノベルを読んでいるなど、ある程度のオタク趣味はあるらしい。そのためか、おじさんが異世界で活躍している話を聞くと目を輝かせる(…が、その後おじさんが理不尽な目に遭ったと聞いて悲しんだりあきれ返る羽目になる事が多い)。

  • ツンデレエルフ
異世界「グランバハマル」で出会ったエルフの美少女。おじさんの事を「オーク顔」と呼ぶ。
おじさんには劣るが、彼女自身も剣や魔法の達人であり、身につけている装備品も相当ハイクラスな一級品揃い。
おじさんに助けて貰った事がキッカケで彼に惚れ込み、付きまとっていた。
彼とはタメ口で見た目相応の可愛げのある喋り方をするが、それ以外の人物に対しては凛とした固い口調で喋る。

しかし、中身は典型的なツンデレで、素直にもなれずに照れ隠しから罵倒を口にしてしまうため、おじさんからは嫌われてしまっている。…もっとも、普通に見ればその好意はバレバレであり、たかふみも一目見るだけで把握するほどであった。
だが、おじさんは、異世界転移する前の日本にはツンデレの概念がそれほど広まっていなかった事や、異世界での理不尽な体験から極度の人間不信に陥った事などから、エルフの照れ隠しから来る罵倒を真正面から受け止めてしまい、そのため彼女を素で嫌っている。
おじさん曰く、「適当な町でまいて逃げた」らしい。

この結果、作中に登場するたびにおじさんから無意識にフラグ盛大に叩き折られる羽目になっている可哀そうな人。そのため、記憶を映像化する魔法でその様子を見たたかふみや藤宮からは心底から不憫がられている。
しかし、どれだけ酷い目にあってもおじさんに半ばストーカーのごとく付きまとうなど、精神的には非常にタフな人物でもある。
本名は不明だが、おじさんは「お前」や「あいつ」、たかふみは「ツンデレさん」と呼んでいる。

  • メイベル
伝説の竜の一体「魔炎竜」を倒せる唯一の武器である「凍神剣」を守護する、氷の一族の美少女。氷で囲まれた部屋で過ごし、他者に対して心を閉ざしている。

彼女に対する「本来の」アプローチは、いわゆるRPG的なストーリーを経て、おじさんが思い出のアイテムを持ち帰って心を開かせて、凍神剣を貰ってボスを倒す流れであったらしい。
しかし、アイテムの名前や入手法を覚えるのが異様に苦手なおじさんは、アイテム探しを最初から放棄し試行錯誤の末に凍神剣なしでボスを倒してしまった。そのため、メイベルは自分の存在意義を失ってしまう。
さらに、「今のままを貫け」というおじさんのアドバイスにより引きこもりになる(元々凍神剣の守護者の肩書を盾にした引きこもりだったのだが、おじさんのアドバイスでそれを是だと思い込んでしまった)など、人生がバグりだす羽目になった。

だが、彼女のヒッキーぶりに手を焼いた(メイベルが凍神剣の守護者として用無しになったことも大きい)村人達の策により住み家を物理的に破壊され、「堅実に働く」か「村で共同で飼育している犬と同列扱いになる」かの究極の二択を迫られた結果、怒って村人たちに報復(「凍神剣で全村人の足元を凍らせて首筋に水滴を垂らす」という地味に嫌な攻撃)を行い、人生を狂わせた元凶であるおじさんの所へと押しかけてきた。
腐っても守護者だからなのか、凍神剣の扱いには習熟しており、それを用いた剣技や術の腕前は引きこもり云々を差し引いてもなかなかのもの。

実は、おじさんの時代から遡ること400年ほど昔、日本(ニホンバハマル)から転移してきた武士の子孫である。
そのためなのかは不明だが、おじさんの顔が「オーク顔」ではなく、普通の人間の顔に見えているらしく、他の異世界人のような露骨な嫌悪感は持っていない。

  • 藤宮
たかふみの幼馴染眼鏡女子。大学生。おじさんが異世界からの帰還者であることを知っている数少ない一人。

しばらくたかふみとは会ってなかったが、おじさんがたかふみと同居するようになってから久方ぶりに再会する。
実はたかふみに想いを寄せているが、小学生の頃はまるで浦〇鉄筋〇族にでも出てきそうな、非常に下品な性格とブサイクな顔立ち(成長して可愛くなった)をしたガキ大将であり、たびたびたかふみを小突いてたりしていたので、その頃の記憶が原因で彼から女性として見て貰えない不憫な子(当時たかふみは彼女を男だと思っていた)。
だが、性質の悪い同級生にライトノベルをエロ本扱いされて絡まれていた彼を助けたりしていた事から、彼に友達として大事に思われてはいる。
たかふみの一家離散の件などは知らないようなので、割と長い間会ってなかったらしいが、その思いは色あせていないようだ。

当初はたかふみを心配する気持ちから彼とおじさんの同居に否定的だったが、おじさんが割ときちんと稼いでいることや、魔法の存在や誠実な人柄を知って馴染む様になる。

ちなみに、藤宮の好意はたかふみ本人には気づかれていないが、おじさんからは気づかれている。
おじさんも(一応は)年長者ということもあってか彼女を「素敵なお嬢さん」と評しており、たまに恋愛ごとのアドバイスを受けることもある。
…ただ、そのアドバイスはゲームからの受け売りであり、そのことを知って呆れることも多い。

外部リンク

作者HP
殆ど死んでいる@異世界おじさん第2巻4/22発売(@almostdead2012) - Twitter
「ほとんどしんでいる」のプロフィール - pixiv

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