「おかあさんゆったじゃない!!」
「人生糞チョロ…!!凍神剣一生絶対食いっぱぐれないってゆったじゃない!!」
概要
伝説の竜の一体「魔炎竜」を倒せる唯一の武器である「凍神剣」を守護する、氷の一族の美少女。氷で囲まれた部屋で過ごし、他者に対して心を閉ざしている。
彼女に対する「本来の」アプローチは、いわゆるRPG的なストーリーを経て、おじさんが思い出のアイテムを持ち帰って心を開かせて、凍神剣を貰ってボスを倒す流れであったらしい。
しかし、アイテムの名前や入手法を覚えるのが異様に苦手なおじさんは、アイテム探しを最初から放棄し試行錯誤の末に凍神剣なしでボスを倒してしまった。そのため、メイベルは自分の存在意義を失ってしまう。
さらに、「今のままを貫け」というおじさんのアドバイスにより引きこもりになる(元々凍神剣の守護者の肩書を盾にした引きこもりだったのだが、おじさんのアドバイスでそれを是だと思い込んでしまった)など、人生がバグりだす羽目になった。
だが、彼女のヒッキーぶりに手を焼いた(メイベルが凍神剣の守護者として用無しになったことも大きい)村人達の策により住み家を物理的に破壊され、「堅実に働く」か「村で共同で飼育している犬と同列扱いになる」かの究極の二択を迫られた結果、怒って村人たちに報復(「凍神剣で全村人の足元を凍らせて首筋に水滴を垂らす」という地味に嫌な攻撃)を行い、人生を狂わせた元凶であるおじさんの所へと押しかけてきた。
形はどうあれ村を救ったおじさんの事は尊敬して憎からず思っており、おじさんから(食い扶持として)希少な指輪を贈られたことで守護者の心と連動する凍神剣の封印が解けた。
おじさんの思わせぶりで鈍感な態度にエルフと通じ合うこともあるが、前述の指輪を求婚と勘違いした上で断るなど意外と冷静なところもあり、彼女やアリシアをからかう一面もある。
指輪は現在でも大事に持っている。
野宿する際には「けだものローブ」で幻影を発生させて魔物から身を守っているが、どう見てもケモミミが付いた可愛らしいローブであり、一般的にイメージされる獣の毛皮のそれではない(周囲からは幻影の効果で獣のように見えるとの事)。
長年不健全極まりない暮らしを送っていたためか「労働に対する知識や覚悟が小学生レベル」「昼の2時に起床するニート思考」「就職したらしたで、おじさん相手にやたらとイキる」など、かなり色々と拗らせている残念な美人。
しかもアニメ版での笑い方は担当声優の悠木碧氏の迫真の演技が功を奏し、とても不気味なものに仕上がっている。
なお、メイベルの母親は彼女が9歳の時に若い男と逃げたばかりか、のちに「凍神剣の暴露本を出版してひと山当てる」という、一族の使命感どころか倫理もクソもない毒婦であり、「身内に問題がある」という点では、ある意味おじさんやたかふみ以上に薄幸な人物でもある。
おじさんのことは彼が名乗った偽名(『エイリアンソルジャー』のウルフガンブラッドに由来)に倣い、「ウルフくん」と呼ぶ。
意外な特技として歌が上手く、UFOキャッチャーのBGMを耳コピできる。
その上手さたるや、聞き入ったおじさんがとんでもない顔で眠るほど。
しかし、野営していた際には人避け用の氷像を立てたせいで王国から「歌う魔物」と勘違いされて討伐命令が下されてしまっている。
戦闘能力
腐っても守護者だからなのか、凍神剣の扱いには習熟しており、それを用いた剣技や術の腕前は引きこもり云々を差し引いてもなかなかのもので王国騎士も返り討ちにできるレベル。
氷の大鎌の生成、氷で幻像を作り出して自分の代わりに戦わせる、スライムのように柔軟に動く氷の翼を作り出しての刺突など変幻自在。その気になればおじさんを氷に閉じ込める事も可能。
なお、この能力は己の感情が左右されているらしく、おじさん相手に心を開くと凍神剣の氷が溶けてしまう。
一時、その実力を見込まれて王国の騎士団に雇われたことがあるのだが、無断での遅刻・早退・欠勤を繰り返すなどやはり真面目に働いていなかった上に敵性オーク側(おじさん)のスパイと疑われた為に解雇されてしまっている。
おじさんの鈍感な態度に怒って刃を向けた際、エルフが加勢したおかげで勝ってしまったため、おじさんに(アクションゲーム的な意味で)「攻略対象」と見られている。メイベルはおじさんの方が強いと思っているので怯えている。
正体
実は、おじさんの時代から遡ること400年ほど昔、日本(ニホンバハマル)から転移してきた武士の子孫であり、凍神剣の正体も彼が「神を殺せる刃」を願って与えられたチート武器である。
そのためなのかは不明だが、おじさんの顔が「オーク顔」ではなく普通の人間の顔に見えているらしく、他の異世界人のような露骨な嫌悪感は持っていない。
関連イラスト
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そういうゲームじゃねえからこれ!:彼女に対するおじさんのありとあらゆる行動が。