この記事はネタバレを含む場合があります。 |
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概要
カクヨム発のWEB小説作品。小説家になろうでも掲載されている。著者は珪素。
2019年9月に電撃文庫の『電撃の新文芸』より書籍化。2022年2月現在、6巻までが刊行されている。イラストはクレタ氏が担当。
『このライトノベルがすごい!2021』において、「単行本・ノベルズ部門」で1位を獲得した。
また、メグリによるコミカライズが、月刊少年マガジン2021年4月号から連載開始。
地平の全てを恐怖させた『本物の魔王』と呼ばれる存在が、何者かによって倒された後の世界。一向に姿を現さない『本物の勇者』に代わり、勝ち進んだ一人を"勇者であった"ことにするトーナメント、『六合上覧』に集う16名の強者が、闇討ち、裏工作何でもありの激闘を繰り広げるバトル群像劇。
登場人物
修羅
※ここでは異修羅構文と呼ばれる挿入句が入った人物について記述する。
CV:梶裕貴
「地球最後の柳生」を名乗る剣豪。
“彼方”と呼ばれる異世界から来た“客人(まろうど)”。
一瞬にして敵の急所を見極め、なまくら刀で巨大構造物すらも切断する頂点の剣術を振るう。
CV:福山潤
生まれつき三本の腕を持つ鳥竜(ワイバーン)の冒険者。
数々の伝説を踏破して手に入れた、超常の武器と道具を高い練度で扱う。
CV:保志総一朗
タレンの右腕であり、人懐っこく飄々とした印象を与える“客人”。
あらゆる攻撃に対し、相手の攻撃に絶対に先手を打つ「ラズコートの罰の魔剣」を持つ。
怪物的な身体能力と、異常なまでの洞察力を併せ持つ。
CV:森久保祥太郎
リチア新公国の鳥竜軍司令。
獰猛な鳥竜たちを厳しい規律と高い知能でまとめ上げ、高度な戦略を組み立てる苛烈な気性の持ち主。
熱術の扱いにも長けている。
CV:悠木碧
森人(エルフ)の少女。
赤い紙箋のエレアに連れられて故郷を離れ、旅に出ることになる。
たった一言命じるだけで天候や地形までも支配する、すべての原則に反した全能の詞術を操る。
CV:杉田智和
警めのタレンによって召喚された根獣(マンドレイク)の剣闘士。
多数の腕と神経毒を操り、奴隷剣闘では無敗を誇った。
CV:堀江由衣
創世の時より存在する天使の暗殺者。
クゼにしか知覚されず、彼の命を狙う者に異形の短刀を突き刺し、確実に生命を停止させる。
なぜクゼに付き従うのかは不明である。
CV:高橋李依
ミステリアスな雰囲気を漂わせる屍魔(レヴナント)と呼ばれる魔族。
かつて黄都軍に大打撃を与えた生体兵器として幽閉されていたが、リチア新公国に対抗するために釈放された。
CV:小山力也
サイン水郷の外れに住む巨人(ギガント)。
地平線の果てから地形を変えてしまうほどの矢を超高精度で放つ。
CV:東山奈央
鬱蒼とした森の奥深く、大きな屋敷に住む血鬼(ヴァンパイア)。
傷口や粘膜を介して対象を支配する血鬼の特性のほか、彼女固有の能力にも目覚めているという。
CV:小野大輔
魔剣の所有者のもとに現れ、目撃者もろともに殺戮したのち、魔剣を奪っていく伝説の存在。“本物の魔王”が現れる前より知られていた。
星馳せアルスに敗れ、死亡したと考えられていたが……。
CV:村瀬歩
魔王自称者、軸のキヤズナに作られた無敵の機魔(ゴーレム)。
どれだけ破壊されても必ず再生し、絶対に殺されることはない。
さらにミサイルや毒ガスなど、“彼方”の現代兵器を生み出すこともできる。
CV:伊瀬茉莉也
かつて諜報ギルド「黒曜の瞳」の暗殺者であった小人(レプラコーン)。
あらゆるものを知覚する能力『天眼』を持っているが、現在その力は衰えつつある。
CV:小野賢章
黄都二十九官の第二将にして、黄都が誇る最強の英雄。
単独で竜を討った伝説のほか数々の武勲を打ち立て、民の絶対的な信頼を得ている。
CV:井上喜久子
イガニア氷湖に棲む伝説の竜(ドラゴン)であり、実在すら疑われる最強の極北。
土地の気象を永久に変えてしまう、世界最強の凍術の息を持つ。
CV:緑川光
“彼方”の書物から失われた武術を学び、研鑽を重ねた末に数多の武術を極めた粘獣(ウーズ)の武闘家。
変幻自在の身体構造を持ち、打撃、投げ、絞めをはじめとした無限の戦闘パターンを持つ。
CV:稲田徹
詞神からの加護を授かれず、他者と言葉を交わせない大鬼(オーガ)の神官。
詞術が通じないだけではなく、詞術を完全に打ち消すことができる。
CV:山寺宏一
警めのタレンによってリチア新公国に招聘された骸魔(スケルトン)の傭兵。
音速を突破する目に見えない絶速の機動力をもち、人智を超えた精度と威力の槍撃を繰り出す。
CV:久保ユリカ
“最後の地”に棲まう、“魔王の落とし子”と噂される正体不明の少女。蛇竜や巨人を個人単位で凌駕する、あり得ざる超常の身体能力と無限の持久力、そして無敵の防御力を持ち合わせている。
CV:緒方恵美
老成した印象を与える"灰髪の子供"。
各地の商工ギルドや有力者と接触し、巧みな話術を以て取り入っては重火器や情報を提供している。
修羅以外の登場人物
CV:上田麗奈
ナガン迷宮都市の学士。
大迷宮から突如現れた機魔に襲われ、親友のリュセルスを失ったことをきっかけに “強者”への復讐を誓った。
ソウジロウに救われ、彼とともに黄都を目指す。
CV:三木眞一郎
“教団”に属する不死身の始末屋。
気怠げな笑みと共に自虐的な軽口をたたく。
彼自身は大盾で身を守るのみで、攻撃は一切行わない。
しかし、なぜか彼を攻撃したものは確実に死ぬ。
CV:朴璐美
リチア新公国を治める魔王自称者。
元黄都二十九官の第二十三将であり、“本物の魔王”の死と同時に自身の領地を独立させ、黄都に反旗を翻した。
CV:雨宮天
“本物の魔王”によって故郷と視力を失った少女。
警めのタレンの養子となり、中央城塞にある塔で暮らす。
レグネジィとは長い付き合いで、美しい歌声で彼を癒している。
CV:花守ゆみり
リチア新公国に所属する小柄な諜報兵。
警めのタレンの命によって各地を探索し、精鋭を集めていた。
「音斬りシャルク」と「海たるヒグアレ」の召喚に成功する。
CV:伊藤美来
戒心のクウロと行動を共にする翼を生やした造人(ホムンクルス)。
クウロのコートに収まるほど身体が小さい。
偵察役や観測役としてクウロをサポートする。
CV:くじら
魔王自称者に認定された伝説的な機魔製作者。
窮知の箱のメステルエクシルの製作者であり、かつては“本物の魔王”に対抗するためにナガン大迷宮を造り出した。
CV:斧アツシ
“本物の魔王”に立ち向かった“最初の一行”の生き残りで、生きながらにして骸と化した伝説の狼鬼(リカント)。
回転運動を基軸とする独特の武術と、不死身に等しい再生の生術を用いる。
CV:間宮康弘
首から写真機を提げ、喋る謎の木箱を背負った小太りの男。
“彼方”からやってきた“客人”であり、記者として“本物の魔王”の正体を探るために各地を転々としている。
CV:大塚芳忠
学者然とした初老の男で、人体の機構を全て理解した技術医療の先駆者。
“本物の魔王”に立ち向かった“最初の一行”の一人でもあり、彼岸のネフトと共に生き延びた経歴を持つ。
CV:水樹奈々
弾道を思いのままに操り、遮蔽物に隠れた敵すら撃ち抜ける“客人”の銃兵。魔王自称者に制圧された北方都市をたった一人で解放した実績を持つ。
CV:平田広明
巨大な狼のような体躯と蒼銀に輝く毛並み、そして四対八本の脚を持つ混獣(キメラ)の医師。対象をひと目見ただけで肉体の構造を理解できる。“本物の魔王”と人族の最前線であるクタ白銀街に棲んでいた。
CV:高木渉
戦術構築を得意とする小鬼(ゴブリン)。駆除対象とされ、劣等種族と見なされてきた種族が生んだ天才。生き残った小鬼達の勢力拡大のため、商取引や戦術立案などを一手に手掛けている。
CV:山口勝平
詞術の四系統を超えた、第五の “心の術”を見いだした詞術士。ローブに身を包んだ老人のようであるが、本来の外見、正体は一切不明。魔族を作成して使役することができる。
黄都
CV:石見舞菜香
統一国家黄都の女王。
普段はイズノック王立高等学舎に生徒として通っている。
その幼さと不釣り合いな権力故に、多くの人間から廃嫡・傀儡化・暗殺を謀られている。
黄都二十九官
CV:子安武人
黄都二十九官の第三卿。
神経質そうな印象を与える男。
勇者を決める試合である“六合上覧”を成功させるために、鉄の意志で計画を遂行する。
CV:大塚明夫
黄都二十九官の第六将。
功名心が強いが、鳥竜討伐がせいぜいで「羽毟り」と嘲られている。
星馳せアルスとは浅からぬ因縁がある。
CV:山本格
黄都二十九官の第十四将。
丸々と肥った、野太い声の巨漢。
粛清や反乱分子の鎮圧などの汚れ仕事を率先して買って出ている。
CV:能登麻美子
黄都二十九官の第十七卿。
黄都より遠く離れたエルフの村で、教師になりすまして潜入任務を行っている。
娼婦の家系の娘であり、毒物の扱いや、美貌を用いた諜報任務を得意とする。
CV:岡本信彦
黄都二十九官の第二十卿。
傲慢で無礼さも目立つ青年だが、何かと周囲から頼られることが多く、人望は厚い。
リチア新公国との戦いでは、警めのタレンの暗殺を指揮。
テレビアニメ
第1期
2023年2月に、TVアニメ化が発表された。パッショーネとサンジゲンによる制作で2024年冬アニメとしてTOKYOMX、サンテレビ、AT-X、KBS京都およびBS日テレほかにて同年1月3日より放送された。また、ディズニープラスで独占配信がされている。(2024年10月より他配信サービスでも配信。)
主題歌
OPテーマ | 「修羅に堕として」sajou no hana |
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EDテーマ | 「白花」鈴木このみ |
第2期
第1期最終回放送終了後、第2期の製作が決定。
2025年冬アニメとして第1期と同様のチャンネルにて同年1月8日より放送予定。また、ディズニープラス「スター」にて独占配信の予定もされている。
主題歌
OPテーマ | 「True Peak」前島麻由 |
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EDテーマ | 「THE IOLITE」sajou no hana |
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超世界転生エグゾドライブ:同作者のWEB小説作品。
勇者刑に処す:同じくカクヨム出身であり、電撃の新文芸から書籍化されている。
外部リンク
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