于吉
うきつ
呉郡や会稽を中心に、病気の治療などをおこなっていた道士。
後漢王朝第8代皇帝の順帝の時代に、山で薬草を採っていた際に「太平清領道」という書物100巻余を入手した。
正史およびそれに関係する書籍でも孫策にその力を危険視されて刑死させられたり、それ以前に関与していないとされたりしている。孫策の父・孫堅がかつて宗教指導者系の賊である妖賊であった陽明皇帝を名乗った許昌を討伐した様に、孫策も祖郎という妖賊に苦戦させられた経緯もあるので、それら以外にも存在しただろう妖賊関連の話が色々と伝承されたのではないかと思われる。
正史系統で記述された刑死された話にせよ、後述する演技の話にせよ、孫策の因果にめぐる話に絡められているのには変わりない。
『三国志演義』の于吉
道士から仙人にランクアップして登場する。そして孫策が許貢の息子と食客達にやられただけではパンチが利かないという理由で孫策を結果的に死に至らしめる存在として扱われる。
人々の病を直していた事から、ご利益のある仙人だとして人々から敬われていた。しかし、許貢の食客によってうけた傷を加療中に宴会を催していた孫策が、于吉が現れたと聞くと宴会に参加していた部下たちがこぞって于吉のもとへと参じた為、人心を惑わせる妖術使いだとして于吉を捕えた。孫策の母の助命嘆願により「雨を降らせる事ができたら助けてやる」と于吉に約束した孫策だったが、于吉の祈祷の成果が出ず、祈祷を続けていた于吉を焼き殺そうとした。
その時、激しい雷雨が発生して于吉は雨を降らせる事が出来た・・・はずだったが、孫策は「天が人に動かせるわけがない」として于吉をその場で切り殺してしまう。
その後、夜な夜な于吉の亡霊に悩まされた孫策は、ろくに睡眠もとれずに疲れ果てた自分の顔を見ようと鏡を覗いた際に于吉の姿が見えた。しかし振り返った先に于吉はおらず、孫策は鏡を割って絶叫。その後死んでしまった。
なお横山光輝三国志ではボロの服をまとった老人として描かれていたが、三国志演義では盛装している。
一騎当千の于吉
CV:小林由美子
呉郡高校の頭首。
Aランク。色黒で野性的な少女。
「戦いの天才」と称されているが、アニメ『一騎当千 Dragon Destiny』で孫策の龍を何とか対処するも、死亡してしまう。
漫画版では孫策との対戦後一命は取り留めたものの、眼は開けていても意識が無いような状態になってしまったが、後に徐々に回復しつつある様子が描写された。
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