概要
早い話が居候である。食客の風習は古代中国にさかのぼり、一定の財産を有する徳の高い人物の元に、才能を携えた人たちが集まり、そこで寝食を共にしていたことが始まりである。
単純な居候と言う訳ではなく、違いとして『抱えておくに相応な技術・知識を有している』点が大きいと言えよう。用心棒や知識人として、食客は自分を招いた人物や組織に対し、寝食の見返りとしてその力を発揮することを期待されるのである。
もちろん、期待に値する働きが出来なければ放り出されてしまう。
現在は武人だけではなく、文学や科学などの才能を持つ人も食客とすることがある。