概要
CV:子安武人
NERV本部中央作戦指令室に務めるロン毛のオペレーター。階級は二尉。
ギターあるいはベースを趣味としており、待機中にエアギターをしている事もしばしば。作中ではエヴァがピンチに陥った際に絶叫したり、オペレーター仲間の伊吹マヤ、日向マコト、上司の冬月コウゾウと会話していることが多い。
レギュラーキャラクターの一人として存在感はそれなりにあるが、ギター関係以外のプライベートな面は殆ど描かれておらず、オペレーター三人組の中では一人だけ作中で名前を呼ばれていないなど、若干不遇な扱いを受けている。
旧劇場版では戦略自衛隊との銃撃戦に怯えるマヤを叱咤する見せ場があるが、人類補完計画の発動時には、他のキャラクターたちが想い人の幻影に抱きしめられながら「補完」されていく中、青葉は不気味な笑みを浮かべた綾波レイの幻影に取り囲まれ、恐怖の悲鳴を上げながら「補完」されるという悲惨な結末を迎えた。
何故彼だけがこんな仕打ちを受けたかは不明だが、救済の使徒となり得る想い人がいなかった為と考察されることが多い。
新劇場版:序では付属パンフレットでオペレーター3人組で唯一記載がなく、ゲーム版でも「スタッフ」名義で登場してそれを嘆くなど再び不遇な扱いを受けた。新劇場版:Qではヴィレの一員として登場。AAAヴンダーの艦橋オペレーターとして活躍する。髪型は14年前と同じだが、少し頬がこけて顎髭を生やしているなど、加齢の影響が窺える。「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」でも変わらず艦橋オペレーターとして活躍しており、出撃前にNERV時代からのオペレーター仲間であるマコトと静かに拳を合わせている。
ゲーム版
SS「新世紀エヴァンゲリオン セカンド・インプレッション」では、シンジから「青葉さん!」と呼ばれるシーンがある。
作中では葛城ミサトの頼みを受け、『地球防衛バンドの手助けに』という名目で持ち前のギターテクを鈴原トウジに伝授する事になる。
「俺の特訓は厳しいぜぇ?」と楽しげに語るシーンは、ディレクターの小林正英氏のお気に入りとの事。
PC・SS「鋼鉄のガールフレンド」では、「キムタクみたいなロン毛でバンドやってる人」とシンジに評されている。
PS2・PSP「新世紀エヴァンゲリオン2」では、大学時代にバンドを組んでいたが、事務所からギタリストとしての才能がないと断言された為、プロデビューした仲間達と別れて現在の職に就いたという過去が明かされている。
またPSP版の追加シナリオでは、バンドの全国ツアーの最終日にギタリストが怪我で欠けるトラブルが発生。仲間から代理出演を頼まれ、見事に代理を勤めあげてライブを成功させた。
ちなみに彼は、何故かオペレーター三人組の中で唯一綾波レイのアパートに行くことが出来る。女性関係が派手だからだろうか。
伊吹マヤのシナリオでは、シナリオクリアに重要なポジションについている。
PC「碇シンジ育成計画」では、シンジの体力強化プログラムを担当する(加持不在の場合のみ)。
二次創作等での扱い
原作で良い事も悪い事もしなかったので演者の人気が作中での扱いに反映されるタイプのキャラクターであり、子安氏のファンを中心に人柄を良く描いて貰える傾向が強い。ミサトやゲンドウを始めとしたネルフを標的としたヘイト創作の場合はシンジ達の仲間になったり、最後まで安全な立場にいる事が多い。想い人が原因で偏見染みた悪意を向けられる事が多い同僚とは対照的である。
また、先述の「補完」された際の状況から「実は綾波ファンだったのでは」「実はロリコンだったのでは」と邪推するファンもおり、旧劇場版公開当時の雑誌「アニメージュ」にはそれをネタにしたハガキが多数投稿された模様。
また、原作描写の補完のされ方に疑問を持つファンから「唯一彼が執着していた原作描写があった大量のギターに寄ってこられて嬉しそうに補完される」等という笑っていいのか泣いていいのか分からないネタをされたりもする。
上記の不遇な扱いから一種のネタキャラと見做す層もいるらしく、2006年にYahoo!で行われた人気投票では2ch(主にニュー速VIP板)住人が悪ノリで行った組織票により、青葉がダントツの一位になる珍事が起きた。
ちなみに、スーパーロボット大戦Fではキャラクター図鑑でNERVスタッフ唯一のボイスつき(おそらくゼクスのついで録り)。