伊吹マヤ
いぶきまや
CV:長沢美樹
NERV本部オペレーターで、階級は二尉。NERV本部技術開発部技術局一課所属。24歳。
赤木リツコの部下で、彼女を「先輩」と呼び、強い憧れを抱いている。リツコから直々に技術指導を受けており、コンピューターオペレーターとしての技能は優秀である。使徒イロウルがMAGIに侵入した際にはリツコとともにノートパソコンで進化促進プログラムを送り込むことに成功し、NERV本部の自爆を防いだ。
性格は生真面目かつ潔癖性。
そのためマトリエル討伐後にエレベーターで倒れていた葛城ミサトと加持リョウジの姿を見た際にはあらぬ誤解を抱き、無表情のまま不潔と言い放った。
また、ダミーシステム制御下のEVA初号機がEVA参号機の頭部を殴り潰す場面では(作戦中にもかかわらず)モニターから目を背け、ゼルエルやEVA弐号機が捕食される様を見た時には思わず嘔吐している。
旧劇場版では発令所へ突入してきた戦略自衛隊との銃撃戦に怯え、銃を撃てない(正確には人を殺したくない)と泣き言を漏らしながらうずくまってしまう場面もあった。
最期は人類補完計画の発動に伴い現れたリツコの幻影に抱かれ、彼女がノートパソコンに表示した「I need you」の文字を見て歓喜の声を上げながらLCLに還元されていった……。
なお、日向は眼前に現れたミサトが幻影であることを一応認識しており、青葉はレイの大群に取り囲まれ恐怖していたのだが、マヤは異常事態を分析して状況をある程度把握していたにもかかわらず、幻影をそのまま受け入れていた。
本作での年齢:27歳
TV版のIFを描いた本作では、リリスの結界に呑み込まれ生死不明となっているリツコに変わって「NERV JAPAN」技術部のリーダーを務めている。
戦略自衛隊での階級は三佐。
かけている眼鏡はリツコのものらしい。
エヴァの新装備の開発などを行なっているが、彼女が開発した装備はクセが強かったり、トラブルを起こしたりすることが多いため、主にテストをさせられるシンジからはトンデモ系呼ばわりされている。
ヴォルテックス翼のテストのためにスーパーエヴァンゲリオンのエントリープラグに同乗した際はプラグスーツを着用していた。
潔癖症とリツコが大好きな点はTV版と変わっていないが、
- 仕事中に笑うことは無くなった
- ミサトとの意見、考え方の違いに怒ったりする
- 技術部としてミサトに自分の意見を無理矢理押し通す
という風に、3年で先輩であるリツコに似てきている。
『Q』『シン』ではNERVのかつての同僚らともども、WILLEに所属し活動している。
青葉・日向とは違いAAAヴンダーの整備長を務めており、民間人込みの寄せ集め集団でなかなか思うように動かない部下達をどやしつけている。「これだから若い男は!」が口癖。
『Q』では他登場人物たちとの会話が描かれず、若い男への苛立ちを吐き捨てるワンシーンのみの登場だったので、ファンからは彼女に何があったのか不安視する声も見られた。
しかし、『シン』では冒頭から活躍するなど出番が大幅に増え、苛烈な言動もサードインパクト後の過酷な生活で逞しくなっただけであり、内面はそう大きく変化していないことが発覚した。
作中ではやはりというか赤木先輩との絡みが多い。しかも、彼女のことを「副長先輩」と呼んでおり、明らかに公私混同甚だしい。
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