なお、Pixivでは単に「弐号機」というタグで登録されているケースの方が多い。
TV・旧劇場版・漫画版
NERVドイツ第3支部で組み立てられた。
搭乗者は惣流・アスカ・ラングレー、第弐拾四話のみ渚カヲル。
コア(魂)はアスカの母親である惣流・キョウコ・ツェッペリン。
第弐拾四話では、コアが心を閉ざしていたためカヲルが操ることができた。
エヴァシリーズ3号機以降の先駆けとして開発された正式量産タイプの壱号機。以後のエヴァシリーズの規格はこの弐号機をベースとすることとなる。
「実戦用に作られた本物のエヴァンゲリオン」というアスカの評に相応しく、実戦を意識したカッターナイフ型プログレッシブナイフ「PK-02」を持ち、ポジトロンライフルやソニックグレイヴ、スマッシュホークなど他のエヴァが使用しない武装を多数運用している。共通装備のニードルガンを使用したのも本機のみである。
メインの搭乗者はアスカだが、ゲーム版や漫画版では、シンジやカヲルが単独で搭乗しての実戦も描かれた。
第八話という遅めの登場ながら活躍シーンは多く、初号機に次ぐ数の使徒を殲滅した実績を誇る。しかし、物語後半ではアスカの精神的な不調に伴い苦戦する事が多くなっていった。アラエル戦以降は起動すら不可能になり、第弐拾四話に至っては正体を現したカヲルに遠隔操作され、初号機と対決する羽目になっている。
旧劇場版ではATフィールドを攻撃に転用して戦略自衛隊を壊滅させたほか、9機のEVA量産機を相手に大立ち回りを演じるも、活動限界を迎えて停止、直後に再生・復活した量産機達によってアスカを乗せたまま捕食され、バラバラに引き裂かれてしまった。
新劇場版(2号機)
EVA2号機 | 獣化第2形態(ビーストモード) |
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版におけるEVA弐号機。
名称が「2号機」に改められた他、頭部に短い角が追加され、カラーリングが変更された。
搭乗者は式波・アスカ・ラングレー、 真希波・マリ・イラストリアス。
劇中ではやはりサンダースピアや超電磁洋弓銃、ペンシルロック(ニードルガン)など独自の武装を多用していたほか、強敵との戦闘の際、エヴァのリミッターを外し戦闘能力を上げる「裏コード」を発動させた。
同作中で大破する度に不正規外部補修パーツによってツギハギされている。
詳細は2号機の記事を参照。
エヴァンゲリオンANIMA
弐号機II式 | 弐号機II式・アレゴリカ |
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TV版のIFの3年後の世界におけるEVA弐号機。
弐号機用の強化装備。白兵戦能力の強化のみを目的としている為、初号機F型装備のインパクトボルトや零号機F型装備の天使の背骨のような特殊兵装は搭載されていない。後述する弐号機II式からの換装も可能だが作中で使用される事は無かった。
量産機との戦闘の際に頭部をロンギヌスの槍で貫かれた影響で視神経が損傷した為、四眼を双眼に改め、アスカの精神的成長に伴うボディの変化によって拘束具を新調した姿。
エネルギー供給は従来のアンビリカルケーブルに加えて、メーザー受信機「レクテナ」を装備することによりメーザーによる遠隔でのエネルギー供給が可能となっている。
月に突如として出現した黒いエヴァ「アルマロス」の調査を行うために改装された姿。
有翼のケンタウロスとも言うべき外観をしており、回復不能と見込まれていた視神経が再生したことで四眼に戻っている。
新たに装着されたアレゴリカユニットはN2リアクターや小規模な居住設備、N2技術の発展によって作り出された重力子フローター、多彩な武装などが搭載されており長期間の単独行動や飛行などが可能となっている。
なおカラーリングはアスカ本人の要望により月の色(灰色)に塗装されている。
月の裏側に存在したガラス状の構造物「方舟」と接触した際に過去世界全ての生命の情報を流し込まれた弐号機がアスカを守るべく変質した姿。
アスカの記憶と情報を元に再構成された姿の為、非常に女性的な外観を有しており弐号機の面影は殆ど残っていない。
一方でその行動は自身のエントリープラグを引き抜き逆さにして振る(プラグ内には誰も居なかった)、戦自のあかしまに興味を示し背後をついて回るなど物を知らぬ赤子の様である。
カラーリングは弐号機II式・アレゴリカと異なりいつもの赤色に戻っており、シンジからは「やっぱり赤が好きなんじゃないか」と言われている。
因みにバイザーで目元が隠れている為分かりにくいが元になった弐号機と同じく四眼である。
ネルフドイツによって建造された白いEVA弐号機。パイロットは洞木ヒカリ。弐号機建造時にコアの定着に失敗した廃棄素体を用いて建造された経緯からコアが存在せず両肩のQRシグナムによってボディの維持とエネルギーの供給が行われている。
失敗作を元にした機体である為性能は他のエヴァに劣るがユーロ第6軍との連携によって性能の劣勢を補っており北海道での戦闘ではスーパーエヴァンゲリオンを相手に有利な戦いを見せた。
リボルテックより商品化予定でありワンダーフェスティバル2020冬ではサンプルが展示されていた。
スーパーロボット大戦では
基本的には優遇枠でありスーパーロボット大戦F完結編(PS版)では初号機を差し置いてパッケージイラストに採用されている。
ステータスが高いうえにソニック・グレイブやスマッシュ・ホーク(TVシリーズ及び旧劇場版)、超電磁洋弓銃やサンダースピア(新劇場版)といった多彩な武装を持ち、アスカの格闘値が高めなので敵陣に突撃しての接近戦を得意とする。終盤になると必殺技としてATフィールド攻撃(旧劇場版)や獣化第2形態(新劇場版)が追加される事が多い。特にスーパーロボット大戦αではATフィールド攻撃が高威力・EN無消費・空中攻撃も可能とかなりの高性能で、ティターンズが送り込んだモビルドール・ガンダムMk-Ⅱの大群を単騎で蹴散らしていける程だった。
撃破されると暴走する初号機やTV版だとサルファ以外は最後まで使えない零号機がプレイヤーにとっては使い辛過ぎるが為に「使いやすいEVA」として本機がそれを担当していると言えるだろう。
スーパーロボット大戦MXや第3次スーパーロボット大戦αではイスラフェル戦で使用した初号機とのユニゾンキックが、スーパーロボット大戦Lでは第8の使徒戦を意識した初号機・零号機との一斉攻撃が、それぞれ合体攻撃として実装されている。
一方、近年の作品では13号機の存在からバランス調整として装甲値が低めに調整されているので、攻撃力の高いボスとの戦闘ではATフィールドを破られやすいという弱点もある。それらはアスカが精神コマンドとして有している直感(必中とひらめきを同時を発動させる)を使う事である程度の対処が可能。
関連タグ
新世紀エヴァンゲリオン ヱヴァンゲリヲン新劇場版 エヴァンゲリオンANIMA