概要
後頭部の金色の光輪と背部の巨大な2枚のプレートが特徴の黒いエヴァンゲリオン。
頭部の形状は初号機に酷似しており、大きさは通常のエヴァの1.5倍ほど。
アルマロスという名前は人類側のつけたコードネームに過ぎず本当の名前は不明。ゼーレからは「黒の巨人」、「代行者」と呼ばれている。
ロンギヌスの槍を使い人類補完計画の失敗した世界のリセットを進めているが本機には明確な自我が存在せずその行動は非常に大まかである。
また人を整理すべき存在としてしか見ていないためか、自身の力を人類に利用されていても気にも留めていない。
ただし抹消されるべき世界の存在を主張するスーパーエヴァの鼓動、人を獣に貶めたウルフパックの存在などの世界のリセットや補完計画の進行の妨げとなる存在に対しては強い敵意を見せ排除しようとしている。
装備・能力
アラエル戦以降、月に刺さったままだったオリジナルの槍。
地球へと投擲した際に二重螺旋が解け一本の光の槍へと変化した。その後は数万キロに伸びながら地球から二万キロ離れた軌道で周回、巨大なATフィールド、通称ロンギヌススフィアを展開し地球を締め上げ始める。
- プレート
背部に並ぶ一対の巨大なプレート。
大地に繋がれているが接地部分は常時転位状態にあるため滑るように移動出来る。
プレートの接地部分の先端は2体のトーヴァートと繋がっているとの仮説が立てられており、実際にトーヴァートαが倒された際には片側のプレートが失われていた。
全身に配置された黒い鱗。
量子跳躍によって転位回廊からのエネルギー供給を受ける事ができる。
それぞれの鱗が微妙に異なる特性のパワーシールドを展開する事で立方的な防御格子を形成しており、非常に高い防御力を有する。
両手から射出した黒い柱を繋ぎ合わせて作った武装。
振るうと残像が残り、残った残像を光弾として発射出来る。
関連機体
アルマロスに似た2体の巨人。
ただしアルマロスとは、背部のプレートが1枚しか無い、通常のエヴァと変わらないサイズなどの違いがある。
行方不明になっていたエヴァ量産機の残骸を再利用したと推測されている機体。
I型は喉元に1枚、II型とIII型は両肩に2枚のQRシグナムを有する。
余談
本機の頭部デザインは劇場版の没設定の再利用である事、初号機の初期デザインの意匠が含まれている事が単行本の巻末と連載時の設定にそれぞれ記述されている。