概要
アルマロスに酷似した二体の巨人。
出現当初はネルフJPNからヴィクター2、3と呼称されていたが、ユーロ軍によってトーヴァートα、βのコード名をつけられて以降はそちらのコードで呼ばれるようになった。
アルマロスと同様に背部に巨大なプレートを有するが枚数が一枚へと減っており、体躯も通常のエヴァと変わらない大きさである。
装備
- プレート
背部の黒いプレート。αとβのプレートを重ね合わせる事で次元の窓を展開する事が可能。
展開した窓から出てきた風や光を直接浴びた人間は塩の柱となって死亡してしまう。
また、窓の中からはエンジェルキャリアーを召喚することが可能で、作中では最大で七体同時に召喚した。
- パワーシールド
QRシグナムによって展開されるスミレ色のパワーシールドと同じもの。
QRシグナムの無いトーヴァートがシールドを展開出来るのは本機がアルマロスの一部であるからとの仮説が立てられている。
転位回廊内部での戦闘で使用した打撃武装。
- 投擲槌
アトラトルとスリング付きの紡錘体を組み合わせた武装。
プレートの一部をちぎって変形させる事で生成した。
スリングは自在に伸縮する事が出来る。紡錘体にもパワーシールドが展開してあるため破壊は困難を極める。
βが使用した大型とα1が使用した小型の二種類がある。
- 槍
αとβがそれぞれ交差させることで黒い稲妻を展開し対象を切断できる
バリエーション
トーヴァートα(ヴィクター2)
βと共に転位回廊内部でスーパーエヴァと交戦するが勝手に起動したナイアール砲の一撃によって倒された。
トーヴァートβ(ヴィクター3)
人類側の反抗作戦によってノヴァヤゼムリャに誘き寄せられ、ロンギヌスの槍によって奪われていたスーパーエヴァの心臓を取り込んだ状態で出現した。
ウルトビーズとユーロ軍の連携によって出来た隙を突いたロシア艦隊の一斉射撃によって両足と左腕を破壊され、心臓を暴走させる事で道連れを図るが、直後に出現したα1によって沈静化した。
その後はプレートを重ねることで七体のエンジェルキャリアーを召喚、形勢を逆転した。
奪い取った心臓により自身がシンジであると認識しており、シンジとスーパーエヴァに対して体と得物を返せと呼びかけている。
トーヴァートα1
行方不明となっていたアスカエヴァ統合体が変質して現れた姿。
βをシンジとして認識しているため、彼に付き添っている。
βのものと形状は異なるが背部にプレートが接続されている他、機体の色合いにも上半身から黒いグラデーションがかかっている。
思考が単純すぎる故か精神汚染された兆候は一切見えず、その立ち振る舞いはトーヴァート化する前とほとんど変わっていない。