神崎ユウイチロウ
かんざきゆういちろう
CV.子安武人
ヴァンガード普及協会、ユナイテッドサンクチュアリ支部(ユナサン支部)の支部長。ヴァンガードG第1期の実質的なラスボス。
強さを賛美し弱さを卑下するという「弱さは罪」という言葉を信条として行動している。
それゆえか、力あるものであれば自らに離反する意思を持つと分かっている人間すら自由に泳がせる程の器量を持つ。同時に最大の弱点なのだが。
彼はそのモットーを広め、また同時にディペンドカードを覚醒させるためにユナサン支部を徹底した弱肉強食主義の集団に作り変えてしまった。
羽島リンの歪みを肯定し、また明日川タイヨウの心を閉ざすこのやり方はチームトライスリーにとって到底許容できるものではなく、彼らが結束して支部の体制を否定するきっかけを作っている。
「弱さは罪」を公言するだけあって伊吹コウジ他が認めるほど非常にファイトが強く、「使用デッキ・戦略」の項にある通り、1期途中までクロノたちは束になってかかっても神崎を倒すことができなかった。
強引な性格に思われがちだが、意外にも相手の話をよく聞き、聞いて論破してから持論を展開していくタイプ。
7年前にあるギアクロニクル使いとのファイトに大敗し、魅せられる。
送られてきたディペンドカードを自分の支部のファイターのイメージ力を利用して覚醒させる計画を実行する。
クロノ達、トライスリーが地区大会に参加する辺りで初登場し、大会のエキシビションマッチで前回の地区大会の優勝者「豊山」と戦うも、意気がる豊山のあまりの弱さに号泣してしまう。(多分、神崎が強すぎるだけかと思われる。)
その地区大会では、ユナサン支部の選抜チーム「チーム・ディマイズ」を送り出し、チーム・トライスリーを2:1で破り優勝に導く。
大会中唯一、ユナサン支部のメンバーを破った新導クロノを高く評価する。
そしてクロノに負けたディマイズの先鋒刈谷スギルはトイレ掃除係に降格。
スギルの枠埋めをするために、新たなメンバーを内外から募集する大会を開く。
優勝を果たせば現ディマイズのメンバーとファイトできるという特典を知ったトライスリーは雪辱を果たす為、(入団する気もないのに)大会に参加する。
大会の最中、異常なまでに勝利に拘る…というか敗北を恐れるユナサンのファイター達を目にするトライスリー。
恐怖に怯えながらファイトする姿にクロノ達は違和感を覚え、クロノはユナサン支部の思想に呑まれ、すっかりと闇落ちした明日川タイヨウと最終戦を行う。
地区大会までのクロノのデータを叩き込まれているタイヨウはクロノを追い詰めていくが、データ頼りの戦術をクロノはそれ以降に手に入れたカードで撃破。
タイヨウの変化を見て、疑いは確信になり、トライスリーはユナサン支部の現状を探る。
トライスリーとディマイズが激突するスペシャルマッチでは淡々と勝負の様子を見守っていたが、自分を魅了した男と同じクランを使いこなし、タイヨウに勝利するクロノを見て戦意が湧く。
クロノに自ら勝負を挑み、その圧倒的な強さで苦しめるが、最後にはヴァンガードとの出会いから今までの全てを力に変えたクロノに凌駕され敗北。
公衆の面前で敗者となったことを機に支部長の座を降り、愛馬に乗ってどこへともなく去っていった。その時ビルの壁を垂直に降りているためヴァンガードシリーズの人物として色んな意味で超越している。
その後ストライドゲート編で再登場。山奥にこもり、精神の鍛錬(自らの分身であるオーラガイザー・ドラゴン及びオーラガイザー・ダムドの彫刻をひたすら作り続けるというもの)に励んでいた。
明神リューズとディペンドカードの手がかりを求めてやって来たクロノとタイヨウに対し素っ気ない態度をとるが、最後には自分の知っていることを全て話し、2人をそれとなく激励した。
終盤でついに完成したオーラガイザー・ダムドの彫刻の上に立ち、彼が崇拝していたリューズの理想が「全ての人間をイメージの世界に引きずり込んで強制的に平和に暮らさせる」という現実逃避としか言いようのない物だった事への失望と怒りのままに涙しストライドフォースを纏った拳を彫刻に叩き付け、それによってオーラガイザー・ダムドを実体化させた。
さらにはヴァンガードGnextでもクロノ達チームストライダーズを鍛えている。しかも、クロノの料理を高評しているのにも拘わらず「もう来るな」と言ったりするというツンデレっぷりが見えている。
同じシャドウパラディンの使い手である東海林カズマに対しファイトだけでなく「己の道を示すのは唯一己のみ」と言葉を掛けるなど、指導者としての姿勢を見せた。
ストライダーズの知らぬ所で星崎ノアに強制ディフライド(憑依)したカオスブレイカーにより自分の分身である覇道竜クラレットソード・ドラゴン・リヴォルトを強制ディフライドされそうになるが、人間離れした精神力でそれを拒絶しカオスブレイカーを驚愕させる。
ギーゼとの最終決戦において、まさかの愛馬にまたがり参戦、カードファイトせずにリアルファイトで虚無を蹴散らす(この時トリニティドラゴンが巻き添えでふっとばされている)と言う一人だけ別次元の戦いを繰り広げる。
新右衛門編では小山と同じく若い頃が登場。エスカの依頼を受けチーム竜牙独尊として加わる。
この頃は純和風の一軒家に住んでおり「弱さは罪」と言う発言を残す一方、エスカの依頼を受け喜ぶように感涙するなどG時代のキャラを統合している。
そして大将戦でシンとファイト。お互い物か会う結果、僅差で敗れ彼からシンをライバルの1人として認めた。
その後、アジアサーキット決勝戦で彼と再戦するが、ライブが行方不明と言う事態が起こり彼がいなくなったことで気が入らなくなってしまい結果的に彼とのファイトに勝利する。
しかし、この勝利に納得いかずライバルであるシンに立ち直るように叱咤する面を見せた。
使用クランは雀ヶ森レンや東海林カズマと同じく「シャドウパラディン」。
「クラレットソード・ドラゴン」を自らの分身とし、そのストライドスキルで犠牲駒用のリアガードを確実に用意し、Gユニットでリアガードの退却と引き換えにアドバンテージを得る戦術を得意とする。
グレード1以下のリアガードをスペリオルコールする事が得意であり、それを活かす為にグレード1がかなり多目になっている(特に初戦では5種類程のグレード1が確認されている)他、山札でグレード1扱いになるカードも多い。
更にスペリオルコールされるグレード1以下も退却コストの実質的な軽減を行うカードが多く、Gユニットによるアドバンテージの恩恵を得やすい(というか軽減が半ば前提のGユニットが多い)という防御重視の戦術を得意とする。
最強クラスのキャラクターの割に中々地味な戦術といえるが、安定性ではシャドウパラディン全体でもトップクラスを誇る。
しかも引き運が強くデッキトップの完全ガードを2枚手札に加えたり、ダブル、トリプルクリティカルを見事に出してしまう等のPSYクオリアのファイターと渡り合えるほどの実力を持っている。
仮にも主人公の所属するチームであるトライスリーのメンバー全員を同時に相手し全勝したこともあり、その高い実力は折り紙つきと言える。
新右衛門編でもシャドウパラディン使用。エースは彼の代名詞の若い頃である「クラレットソード・ドラゴン」を使い戦法もグレード1ユニットを展開させるではなくグレート1をバインドさせることでドライブ-1で再スタンドさせる戦法が中心となっている。
ヴァンガードG1期中盤
覇道黒竜オーラガイザー・ドラゴン
暗黒騎士エヴニシェン
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「全てを飲み込む闇の鎌よ!誇り諸共刈り捨てよ!絶・滅砕破!」
覇道竜クラレットソード・ドラゴンカードファイト!!ヴァンガード 絵⑩+αby雅(まさ)
「孤高なる最強の頂に、己が理想を掲げよ!」
「煌めく刃を赤く染め、己が力を知らしめよ!紅輝覇竜刃!!」
魔界城 トートヴェヒター
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白皙の騎士 グワウル
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黙殺の騎士ギーヴァ
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勤厚の騎士マゾルフ
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哀慕の騎士 ブランウェン
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ナイトスカイ・イーグル
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黒翼のソードブレイカー
カルマ・コレクター
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新鋭の騎士ダヴィド
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グリムリーパー
デスフェザー・イーグル
アビス・ヒーラー
ヴァンガードG1期最終決戦
覇道黒竜オーラガイザー・ダムド
ダークプライド・ドラゴン
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屈強の騎士グロヌ
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闇夜の乙女マーハ
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ダーククォーツ・ドラゴン
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禁忌の魔道士 カファー
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ヴァンガードGnext
覇道真竜クラレットソード・ヘルヘイム
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覇道竜クラレットソード・ドラゴン・リヴォルト
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モリオンスピア・ドラゴン
血統の騎士 ティグレス
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前述している事例を含めヴァンガードの世界の中で何気に生身最強説が目立っている。
何気に大きな彫刻を作り出しストライドゲート編最終回では、それを触媒に実体化させたり、カオスブレイカー・ドラゴンの手引きで自らの分身であるクラレットソード・ドラゴンディフライドされかけた時も自らの気合いで拒絶したりと凄まじい精神力とイメージ力を持っている。
これは自らの鍛錬で培った境地であり、これがファイトの強さに大きく出ている。
しかもこれは、自らの愛馬にも伝播しているのかZ編の最終決戦には愛馬で虚無を蹴散らすと言うとんでもない光景が繰り広げられた。
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