CV:近藤唯
概要
1月16日生まれの山羊座。血液型はA型。
ユナイテッド・サンクチュアリ(以下ユナサン)支部所属のファイターで、伊吹コウジがコーチを務めるヴァンガードファイターチーム「ディマイズ」の紅一点。
界隈では「強さと美しさを兼ね備えたキューティーファイター」と持て囃され、ファンサイトが存在するほどの人気を持つ。一方で、そのファイトスタイルは相手への挑発や舐めプレイを織り交ぜて精神的に追い詰めた上で勝利するという悪趣味なものであり、また日常においても同じユナサン所属の下級ファイターを文字通り尻に敷くなど人間性に問題のある言動がみられる。
普段は常に気怠そうな態度を取り、駄菓子を食べている事が多い。
作中での活躍
来歴
幼少期よりヴァンガードファイターとして非凡な才覚を発揮していたが、その実力故か当時から相手を煽り精神的に追い詰めるなど高圧的なファイトスタイルがみられた。そんな中で、安城マモルからこうしたファイトスタイルを咎められた上で勝負を挑まれ、敗北。「ヴァンガードは楽しむためのものだ」と諭される。
しかし、ファイトで負かされた上で考えを根底から否定された彼女はそのプライドが傷つけられ、結果改心するどころか、マモルの持論を皮肉って「自分だけが楽しむファイト」を追求するという更に屈折した考えを持つようになる。同時に、彼に対して恨みの感情を抱くようになった。
G第1期
ヴァンガード全国大会地区予選において、リンの所属するディマイズは滞りなく決勝トーナメントに進出。その第1試合の対戦相手となったのが、マモルの妹である安城トコハの所属する「チームトライスリー」であった。
試合前にトコハの友人・岡崎クミの持ってきたコロッケパンを踏みにじり、謝罪もせずに去ったことでトコハを激昂させ、問い詰めようと洗面台まで追ってきた彼女に水をかけるなど更に挑発した。また、会場において妹を応援しにやってきたマモルと再会し声をかけるが、マモルはリンのことを覚えておらず(あるいはかつて注意した相手と同一人物と気づかなかった)、リンの恨みはさらに加速することになる。
試合においては、トコハのコンプレックスである兄と比較する発言を連発し、勝てる状況でわざとプレイングミスをするなどの精神攻撃で徹底的にいたぶった上で勝利する(ただし、この時マモルは急用で会場を後にしていたため、このファイトがマモルの目に触れることはなかった)。
第41話では、ユナサン支部大会の優勝者となったトライスリーと再戦。
リンは、トコハの挑戦を受ける形で再びファイトをおこなうことになる。以前と変わらない様子で精神攻撃を仕掛けるも、敗退から現在までの間にチームの結束を高め精神的に成長したトコハには通用しなかった。更に、こうした言動から実はリン自身がマモルの存在にコンプレックスを抱いていることをトコハに看破され逆上、表情を歪め口汚くトコハを罵った。今度はわざと手を抜くような余裕もなく、エンジェルフェザーの特性を活かし最後の最後まで抗おうとするも敗北。支部の方針に従い、敗北者の制裁を受けるため連行されようとするがこれを拒絶し、ユナサン支部所属の証であるバングルを捨て「二度と来るか」と吐き捨てて会場を去った。
その後、ユナサン支部長・神崎ユウイチロウの辞任により一連のユナサン支部の騒動に一応の終着がみえた頃、ドラゴンエンパイア支部にいたマモルの元へリンが唐突に現れる。マモルの眼前まで詰め寄り「あんたに負けた事は全然気にしてないから」と発言し自ら過去の因縁を清算した(これをみていたドラエン支部長の大山リュウタロウに「ツンデレ」と茶化されると、顔を紅潮させて反撃した)。
ストライドゲート編
TURN-33にて再登場。
マモルがケガをしたことを知り、彼の入院する病院に見舞いのために訪れ、偶然そこでトコハと再会する。いつもの調子でトコハを挑発するが、マモルの怪我と友人のことで上の空となっている彼女はリンの存在に全く気づかず、腹を立てたリンは彼女にファイトをけしかける。
ファイト自体はダメージ3からのクリティカル3でリンが圧勝するも、ファイトの中でトコハの現在の心境を察したリンは、彼女を叱咤し立ち直らせるきっかけを与えた。
マモルに対しても「こんな大怪我して・・・いい気味。」と辛辣な言葉を漏らしつつ、ベット脇の椅子に花束のように飾った飴を置いて立ち去った。
G NEXT
本作において福原高校の生徒だった事が発覚。
NEXT時点で高校3年生で、本編の前年度(ストライドゲート編とNEXTの間の期間)に行われたヴァンガード女王決定戦で優勝、女王となった。
ディマイズを抜けてからは特にチームに所属することはなかったが、福原高校に進学した綺場シオンに誘われ福原高校ヴァンガード部に入部する(実際はマモルがレジェンドコーチ制度で同部のコーチを務めていたのが大きな要因である模様)。
使用デッキ・戦略
非名称のエンジェルフェザーを使用。初登場時は新弾のネタバレを避けるためか旧弾のカードを多用している。エースカードは「聖霊熾天使ウリエル」「黒衣の戦慄 ガウリール」。
リベンジマッチでは大半を討神魂撃収録のカードで構築している。エースカードは「聖霊熾天使 ラファエル」「黒衣の戦慄 ガウリール」。
1回目と2回目も旧弾のカードを使いダメージゾーンによるリアガードのパワーバンプ、ダメージの回復といった戦法をとる。
また上記の性格に加えトコハに関してはマモルへの逆恨みもあるため、自身の勝ちを確信するとヴァンガードではなくリアガードを殴るなど精神的にも苦しめるという舐めプ同然のプレイングを取る。
3回目は救援(レスキュー)効果で攻めに転じる戦略をする。相変わらず言葉攻めの精神攻撃をするが舐めプまがいの事はせずヴァンガードを攻撃していく。