概要
『龍が如く2』に登場する五代目近江連合直参「近江高島会」会長で、「近江四天王」の一人。そして、同じく四天王で『1』のラストで近江を抜け東城会五代目会長となった寺田行雄の後任として本家総本部長を務める東都大卒のインテリヤクザ。40歳。
会長の郷田仁からの信頼は厚く、また高島自身も忠節を誓っているが、実際は冷酷かつ残忍な性質の持ち主であり、自分以外の人間を自らの野望のための道具としてしか見ていない。
劇中の動向
近江連合本部で郷田龍司が起こしたクーデターについて、大阪府警の別所勉から取調べを受けた際に、自分は桐生一馬の味方ではないと断言したり、何者かと連絡を取り合うなと不可解な行動が目立つが、物語終盤にて、桐生と龍司を打ち倒した後遂に姿を現した。
そして、近江を裏切って真拳派と手を組み、寺田こと金大津と共に東城会を潰して傘下に治めた後、郷田会長を抹殺して近江の六代目を継いで日本の極道社会を制覇し、さらには真拳派をも抑えて海外への進出を目論んでいることを明かした。
その後、郷田会長や用済みとなった寺田を射殺し、さらには桐生と狭山薫を始末しようとしたが、桐生に敗北した後機を見て起き上がってきた龍司との撃ち合いの末に敗北し「ワレのような計算高い男には所詮天下など取れんのや」と罵られたのち、頭を撃ち抜かれ死亡した。
また、リメイク版の『極2』にて追加された真島吾朗編のエピローグにて登場。そこでの高島と龍司との会話から、今回の一連の騒動を起こした黒幕である東城会の幹部・飯渕圭を裏で操り、東西を巻き込んだ大戦争を起こそうとしていた可能性が高かったが、『龍が如くONLINE』にて、コンサル会社で燻っていた飯淵を極道社会に誘った張本人であった事が明かされたため、『極2』で飯渕と内通していたことが確定した。
そして、真島と飯渕の決戦時に応援を寄越さなかったのは、上記の高島の性格上飯渕を切り捨てるつもりだったと思われる。
余談
- 『極2』では無印版の舘ひろし氏から白竜氏に変更となり、容姿も同氏をモデルとした外見となったが、リメイク版の高島は明らかに40代の風貌ではなくなっており、中の人的にもインテリよりも武闘派という印象が強くなってしまっているなど、新旧でキャラのイメージが大きく変わっている。
- ちなみに、高島は「寺田の人脈を利用して真拳派をパイプとし、世界進出する」ことを目的としていると語っていたが、だとすれば寺田殺害は明らかに自らの未来をその手で閉ざした奇行である。
- また、若くして近江連合の執行部に入ったとストーリーで明かされているが、長く執行部に所属しているのか、それとも40歳になってから執行部に入ったのかは不明である(40代は親として若いと近江の極道達に思われているのかも知れない)。