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倉橋渉

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くらはしわたる

ゲーム『龍が如く2』の登場人物。(画像はリメイク版の『極2』で倉橋を演じた木下ほうかのものを使用)

「伊達さんのお噂はかねがね…… 倉橋です」

CV:菅田俊(『2』、林弘と兼役)、木下ほうか(『極2』、モデルも兼任)

概要

龍が如く2』に登場する警視庁公安部外事二課課長。階級は警視正。42歳。

神室町のホストクラブ「スターダスト」の店長・一輝が康珍羽(ガン・ジンウ)という韓国人及び韓国組織の一員の疑惑があるため、彼と親交のある伊達真にマークするよう協力を持ちかけ、伊達は瓦次郎と共にスターダストを極秘調査することとなる。

実際、康珍羽というのは一輝そっくりに整形した韓国マフィア「真拳(ジングォン)派」の構成員であり、本物の一輝・桐生一馬・伊達・瓦の4人を殺し合いに見せかけて皆殺しにしようとするも銃声に気づいて駆けつけた大阪府警狭山薫によって射殺される。

しかし反撃の際に刑事ではなかった伊達の銃が使われたこととカメラに映った映像から、伊達が容疑者となる結果を招いてしまう。倉橋はこの件について自分に責任があるとし、須藤純一にいい方策を考えると言うが…

以下、この作品の根幹に関わる重大なネタバレがあります。

「復讐のためなら自らの命を絶つ! それが真拳派の掟だ!」

その正体は1980年代に壊滅した韓国マフィア「真拳(ジングォン)派」の生き残りの1人・池頻敏(ジ・ヨンミン)であった。

初登場の際には何か奇妙な指輪をはめていることが確認できるが、物語中盤でそれは真拳派構成員が自害するための毒薬が仕込まれているものだと判明した。目的のためなら自分の命をも投げ捨てろという組織の鉄の掟が反映されたものだろうか。

それもあってか鉄の掟を盲信しており、かつてのボスの血が流れているという理由でつい先ほどまでその事を知らなかった狭山に当然のように復讐を持ちかけ、それを拒絶されるが否や、態度を一変し、殺しにかかるなど偏狭かつ独善的な思想をしている。

本編から26年前の1980年12月(当時16歳)、堂島組の襲撃の際に金大津と共に仲間を殺した嶋野太に不意打ちを仕掛けようとするも、風間新太郎に見つかり、銃を向けられるが恩情により命を助けられる、しかし、仲間を殺され、恨みを捨てられなかった金と彼は東城会に復讐を決意する。

その後、東城会と本国から送られた多くの同胞達を殺した瓦への復讐のために伊達やサイの花屋たちを人質に取り、ミレニアムタワーに瓦や桐生らを呼び寄せ、その後一度は瓦に組み伏せられるも、瓦と狭山が親子であることを言いふらし、動揺した一瞬の隙を突いて形勢逆転するも、桐生に倒され、最後の抵抗で瓦に致命傷を与えるも、それで銃弾を使い尽くしたところを瓦・狭山親子の銃弾の前に倒れた。

過去の凶行を悔い続けていた村井こと朴会宗、復讐と恩義の狭間で悩み続け最期に恩義に報いた金大津(※リンク先ネタバレ注意)の2人に対し、彼は最後まで復讐心と鉄の掟に囚われ続けた非道な復讐鬼として散ることとなった。

余談

リメイク版の『極2』では、無印版の菅田俊氏から木下ほうか氏に変更となり、容姿も同氏をモデルとした外見となった。

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