CV・モデル:遠藤憲一
概要
『龍が如く4』に登場する警視庁神室署捜査一課の刑事。階級は警部補。
現場一筋30年というベテランだけあって極道相手にも一歩も退かない態度を取っている。また、スカイファイナンスの社長・秋山駿とは面識があるが互いに印象は悪く、秋山の金貸しを「ゲーム感覚」と非難し、不良刑事として知られる谷村正義に対しても強引な捜査方法から「父の二の舞になる」と苦言を呈して注意を促している。何気に谷村をダニと呼んだゲーム中で唯一の人物。戦闘では空手を主体とするスタイルを使い、強力な剛拳を振るう。
谷村は、彼が所轄の警部補という身分にしては、やけに高級な靴や腕時計を身につけている点に不審を抱く…。
経歴(ネタバレ含む)
25年前には特別捜査班として冴島大河が引き起こした上野誠和会襲撃事件について、谷村の養父・谷村大義と共に捜査していたが、当時の刑事部長であった宗像征四郎に提出した報告書の矛盾を指摘されたことで宗像の手駒となってしまい、事件の真相を突き止めてしまった大義を殺害した。
物語終盤、谷村が接触した上野誠和会構成員・三島豊を射殺し、一時は須藤純一率いる警官隊に確保されるも逃走し、後を追った谷村との戦いに敗れる。そして、谷村の養父を殺害した真犯人は自分であることや、本来は警察官ではなく上野誠和会に身を置く極道で、葛城勲とは「兄弟」であること、更には警察の内情を知るために警察学校を経て刑事になったという異例の経緯だが、30年近く警察官を勤めていた事から刑事としての自分と極道としての自分という二つの立場からジレンマに苦悩しており、がむしゃらに刑事として突き進む谷村のことを心の中では羨ましく思っていたことを告白し、自身の知る全てを語ろうとした矢先に裏で糸を引く宗像の手先であった久井聡に銃撃され、最期は谷村に看取られながら息を引き取った。
余談
杉内を演じた遠藤氏は「龍が如くスタジオ」が開発したシューティングゲーム『バイナリードメイン』のラスボス・フィリップス大佐を演じている。何気に主人公のダン・マーシャル役は秋山を演じた山寺宏一氏である。