「背中には気を付けんだぞ 探偵」
「ハラワタからブチまけてやるよぉ!!」
CV:浜田賢二
概要
『LOST JUDGMENT』に登場する神室町を拠点とする半グレ集団「RK」の最高幹部で実質的なナンバー2。31歳。
リーダーではあるが表に滅多に出てこない相馬和樹に代わってRKの実働部隊の隊長として陣頭指揮を執る。
ヒョウ柄のシャツと筋骨隆々で大柄な体格というチンピラ丸出しの風貌で尚且つ血気盛んな性格からただの脳筋にしか見えず、実際、力で物事を進めることもあるが、状況が悪くなれば引き際を冷静に見定めておき、自身の下へ潜入する敵が現れた際にはわざと泳がせそれを利用し情報を聞き出すなど意外にも頭は切れるタイプである。
かつては、東城会直系組織「日侠連」に所属していた幹部候補で、相馬とはその頃からの知り合いである。裏社会でのし上がるために、組織からの命令に耐え、やっと報われる時が来たと思った矢先、「神室町3K作戦」で東城会自体が壊滅し、自身の夢も儚く散ってしまった。その後、早めに東城会に見切りをつけた相馬が作ったRKに誘われ現在に至る。
上記の経緯から極道自体を嫌っており、仲間がやられた際の「返し」や組への上納金といったような組織のしがらみがない半グレという生き方を甚く気に入っているが、それも阿久津にとって金を稼ぐ手段に過ぎず、ある程度までいったらカタギに戻り、悠々自適に暮らすことを望んでいる。
劇中の動向
相馬に神室町で川井信也という男を捜すよう命じられ、そこで偶然八神隆之とその助手で自身と旧知の海藤正治と出会い、彼らにも川井捜しを手伝うよう持ち掛けたり、RKへの勧誘をしていた。
そして、RKのアジトに直接乗り込んできた海藤に対して、RKに参加せずとも力だけでも貸してくれと直談判するが丁重に断られる。納得のいかない阿久津は部下を集めて力尽くで海藤を押さえつけようとするも、海藤の後を追い潜入してきた八神により部下は全員返り討ちにされ、当分八神らには構わないと約束を交わした。
その後、相馬の命令で桑名仁の拿捕するために横浜・伊勢佐木異人町へ進出してきたが、澤陽子の自宅マンションを訪れていて、偶然にも桑名と出くわした八神に妨害され失敗。その代わり、澤をナイフで脅迫している中継映像を見せて八神を油断させ、彼を失神させて拉致する。
そしてとある倉庫にて、相馬が八神を手短に尋問した後、彼の始末を任され、「RKに逆らった罰」としてチェーンソーでバラバラにしようとするが、八神を助けに現れた海藤と杉浦文也によって阻止され形成逆転。八神にマウントを取られ尋問されそうになるが、持ち前の怪力を生かし脱出する。
そして神室町に帰還した後、RKの縄張りとなっているキャバクラに潜入してきた城崎さおりを嵌めるが、またしても八神たちに敗北。そして、海藤から相馬の正体に関するある仮説を聞き驚愕し、アジトで話している内容は相馬に筒抜けになっていることを明かした直後、相馬の息のかかった者によって口封じとして射殺された。