CV:寺島惇太
概要
神室町で活動する窃盗団(本人曰く「義賊」)の元メンバーで、「ジェスター(道化師)」のコードネームで呼ばれていた青年。パルクールを得意とし、常人離れした身軽な身のこなしと胆力、加えてカポエイラを思わせる体術を駆使して警察からの追走を尽く振り切り、加えて明晰な頭脳による咄嗟の判断力にも長け、グループ内ではエースとして羨望されていた。
人物
オレンジ色の髪が印象的な色白の美青年。一人称は「僕」。
女子高生が黄色い声を上げる程度には容姿が整っており、海藤も「お面が必要なほどブサイクじゃねえぞ」と嫌味を言うほど。
普段は白灰色のフード付きパーカーに黒のジャンパーを着用しており、窃盗などの暗躍時にはコードネームの由来でもあるジェスターの仮面を付けて素顔を隠して行動する。
飄々とした言動を用いるイマドキの青年だが、元々は直情的な気性の持ち主であり、それを自覚して普段は感情を抑えているタイプである。
来歴
JUDGE EYES:死神の遺言
かつては、関西の大手ゼネコン「梶平グループ」にてサイバーセキュリティーを担当するシステムエンジニアとして働いていたが、裏金に関する資料を見つけた事で横領の濡れ衣を着せられ解雇されてしまう。
その後、復讐も兼ねて窃盗団の一員となっていたが、本編の2018年12月(当時25歳)、警察に追い回されていた際に、主人公・八神隆之と偶然知り合い、梶平グループと敵対する八神たちと共闘関係を結び、自身は「梶平の鼻を明かす」という名目で、八神たちの大目標である「神室町連続殺人事件」の真犯人“モグラ”の捜索に協力する。
LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶
前作から3年後の2021年(当時28歳)、神室町の情報屋・九十九誠一と共に、横浜・伊勢佐木異人町にて、探偵事務所「横浜九十九課」を設立する。九十九とは「なんか気が合う」とのことで、主に調査員として身体的活動を行う。
同じく異人町でなんでも屋として活動している桑名仁とは顔馴染みで、事務所を設立する際には仁義を切ったという。
八神探偵事務所とは業務提携を結び、誠稜高校におけるイジメの調査を遂行していく。
DLCのユースドラマ充実パックを購入するとボクシングジムでスパーリングパートナーとして対戦ができる。リングネームは「ファントム・フィスト」。今まではボクシングとは無縁だったらしい。
その他の登場
『龍が如く7外伝』では、海藤正治や東徹とは違いサブストーリーには登場しないが、キャッスル内の闘技場にて浄龍会のメンバーとして登場。時系列的には『LOST JUDGMENT』より前。
※また、同作品のキャッスル内の闘士として登場する「ハウンド」も杉浦と同じくカポエイラをベースとした戦闘スタイルを習得している。
『龍が如く8』では、趙天佑たちが雇った異人町の探偵として九十九と共にカメオ出演という形で登場。
関連イラスト
関連タグ
JUDGE EYES LOST JUDGMENT 窃盗犯 探偵 横浜九十九課
※以下、ジャッジアイズのネタバレ注意
本名は『寺澤文也』で、かつて八神の弁護により無罪となった大久保新平に殺害された(実際は冤罪)恋人・寺澤絵美の実の弟。八神たちに明かしていた名前・経歴はすべて偽りである。
姉を死に追いやったと怨んでいた八神が羽村の事件で法廷に戻った事を知り、彼と大久保の様子を知る目的で彼らに近付いた(八神の様子次第で、つまり「ほとぼりが覚めたから何食わぬ顔で法廷に戻ってきた」ようであれば復讐も視野に入れていた)。それ故、関西共礼会の組員を始めとした梶平グループの関係者の前では仮面を外さないし、姉の話題で憤りを表す場面も存在する(八神の語る「大久保はやはり冤罪で濡れ衣を着せた何者かが居るんじゃないか?」という推理にも「それって八神さんに都合良すぎない?つまり自分は間違ってなかったって言いたいんじゃないの?」と感情的な反論をすることも)
3年前に両親と一緒に八神と会っているが、当時の彼は顔が見えない程の長髪で眼鏡と現在とは別人だった(ちなみに引き篭もりでニートだった)。八神達と行動を共にして新たな情報を得た事で姉の死の真相に最初に気付く。
終盤に自分が寺澤絵美の実弟であることを明かし、アドデック9の研究者で、姉を手にかけた真犯人・生野洋司の殺害を試みるが失敗。その後、八神に対して大久保を一度は犯人だと思ったものの、八神が再び事件を追っている事を知って興味が湧いた為に協力したことや真実を知った為に大久保に複雑な気持ちを抱いてる事を明かし、大久保の面会に赴く八神に「姉の墓参りに一緒に行こう」という伝言を託した。
事件解決後は拘置所を訪れ、大久保と面会を果たす。
なお、「寺澤文也」という本名が明らかになった場面以降でも、周りの人物には「杉浦」と呼ばせている。『LOST JUDGMENT』でも同様。