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「痛めつけても意識はしっかり持たせる。恐怖って意識をな……」


CV・モデル:玉木宏

概要

LOST JUDGMENT』に登場する神室町を拠点とする半グレ集団「RK」のリーダー。34歳。

チンピラだらけのRKの中では最も身なりが整っており、言動にもどことなく品性が漂う。数年前の東城会(及び近江連合)の解散により空席状態の神室町の覇権を狙っている。

基本的に組織は副リーダーの阿久津大夢に陣頭指揮を執らせ、自身は組織の見回りのため稀に顔を出す程度で、あまり表に姿を現さず居場所を転々としている。


人の嘘を完璧に見抜くことができ、誤魔化しやおとぼけは通用しないと豪語している。

ハウスダストによるアレルギー性鼻炎のため、ハンカチを当ててよく鼻をすすっており、極道時代に上役からすする音を叱責されていた。

主人公・八神隆之の助手・海藤正治とは阿久津共々顔馴染み。


来歴

かつては東城会の直系組織「日侠連」に所属していた幹部候補生だったが、ある時期に東城会そのものを見限り脱退。奇しくもその数年後、これまで神室町の支配権を争っていた東城会・近江連合の二大極道組織が同時に解散することになる。


脱退した相馬はその後、組織の壊滅により行き場を失った極道や半グレたちを独自のネットワークで集めRKを立ち上げる。上記の通りRKにはたまに顔を出す程度なため、メンバーの多くは相馬の居所を殆ど把握しておらず、八神もまた、彼の尻尾が掴めず悪戦苦闘することになる。


極道時代には「躊躇ない暴力」と「嘘を見抜く目」という2つの才能で知られ、当時の上役たちからも将来を有望視されていた。ナイフやアイスピックを愛用しており、戦闘では常に使用している。


関連イラスト

相馬 和樹Viper

RK相馬和樹🔪

相馬和樹無題


関連タグ

ロストジャッジメント RK 半グレ 極道 東城会


































※この先に重大なネタバレがあります、ご注意ください。




































実態

その正体は公安警察の特命を帯びた東城会への潜入捜査官

極道組織を何故かスムーズに抜けることができたのは潜入捜査官として警察や公安の広大な情報網を使って、極道社会が弱体化していることを完全に把握していたからである。

彼が語る「人のウソを完璧に見抜ける」という「能力」にも警察の支援を受けていたというタネがあり、本当は彼にそんな才能はなかった。

要はヤクザ社会で存在感を得るためのハッタリである。


彼がRKを発足した理由も、公安の上司・坂東秀美の計画によるものであり、東城会の極道を始めとする散り散りになった大量のヤクザたちを一纏めにして効率的に管理しようと企んでいたからである。

故にRKが公安の意を受けて起こした事件には当然捜査の手が及ばず、そればかりか証拠も抹消され、相馬自身も公安によって戸籍情報に至るまで隠匿されており、表向きには存在しない人間となっている。こうなると「相馬和樹」という名前が偽名の可能性もあるが、作中ではそこまで言及されなかった。少なくとも坂東には相馬という呼称で話が通じている。


その本性は、自身を必要悪と称して一般人を躊躇なく殺害することも厭わない悪党警察官なのに

それ故に部下を切り捨てることにも躊躇いが無く、自身が潜入捜査官であることを知った十年来の相棒である阿久津のことも用済みとして始末した。

一方で、自分の行う仕事は社会の秩序を裏から守る為に必要な「正義」の行いであるという思想を持ち、そのことを誇りにすらしている。

その歪んだ正義感自体は方便ではなく、自身の正義を本気で信じている、所謂本来の意味での確信犯(「そうなると分かっていてやった」というよく使われる意味ではなく、「法律より自分が正しいと思って犯罪を行った者」を本来は確信犯と呼ぶ)としての一面があり、その点では本作のラスボス桑名仁とも相通ずるものがある。

その為一般人を殺害する事も「必要ならば厭わない」だけであり、作中では偶然その場に居合わせただけで知られてはならない情報を知っている訳ではない女子高生に対して銃撃したものの、銃弾をペイント弾にしておく事で警告に留めるだけに終わっており、無意味に一般人を殺戮する事は決してない。


物語の中核に関わる重要人物である誠陵高校教師・澤陽子殺害したことで八神や桑名と敵対し、最終決戦では桑名の罠に嵌められる形で八神と戦い、激闘の末に八神に罵倒されながら締め上げられて倒される。以降は大人しく捕縛され、八神と桑名の決着を見届けた後に現場に到着した神奈川県警に引き渡された。

しかし逮捕されたところで相馬の罪状には証拠が無いため、裁くことはできない……と思いきや、澤陽子殺害の証拠映像を坂東(が仕えている権力者)の政敵が密かに残していた事が判明。更には坂東が証拠抹消を指示していた事も明るみに出てしまった。

かくして坂東も真相を知った鷹野貞雄検事、藤井真冬検事らに追われる身となったため、RKを利用した裏社会の管理計画も頓挫すると思われる。

皮肉にも彼らは公安が守ろうとしていた秩序、もとい「政界のしがらみ」に足を掬われたのだった。


戦闘

素手で戦うことはなく常時隠し持っているナイフを武器に戦う。アイスピックも持っているがこちらは“女用”のようで、劇中では澤を殺害した時と、海藤に不意打ちを仕掛ける際にフェイントとして用いたのみで、八神との戦闘では使って来ない。

オーラはオレンジ色、相手の攻撃を受け流すことができる上に回避もしっかり行うため、正面からダメージを稼ぎにくい。

八神の「流」スタイルで捌かれると積極的に反撃してくる。


戦闘曲は「Viper」。『龍が如く』シリーズでも珍しい、ゴシックオーケストラの曲。

「Viper」は「毒蛇」を意味する英単語だが、「悪意のある人、腹黒い人、油断ならない人」の意味もある。

両者ともに、相馬のイメージに合致した言葉といえるだろう。


  • 通常コンボ

3段派生の連続攻撃、1と2段目は刃物攻撃となる。もう1つは2段攻撃、2段目は足払いでダウンさせる。

  • 強攻撃

前方へ素早く2回切りつける。

  • スウェイ攻撃

左右スウェイのみ使用、素早くナイフを逆手に持ち変えて相手を突き刺す。

  • 起き上がり攻撃

ダウンした状態から起き上がり、ナイフを突き入れる。正面へのリーチが長い攻撃。

  • 受け流し

掴みやEXアクション以外の攻撃をどこからでも捌く。こちらのコンボ中でも捌き可能。

  • カウンター

構えを取り、掴みやEXアクション以外の攻撃をどこからでも回避してカウンターを仕掛ける。受け流し後に必ず使用し、カウンター受付時間が終了すると、歩き移動で近付き奇襲コンボを放つ。

  • 掴み

相手の腹にナイフを突き入れる。

  • 特殊移動

左右どちらかから高速で相手に回り込む移動技。回り込んだ背後から放つ掴み技は2種類に変化する。

  • モータルアタック

突進しながらのナイフ攻撃。3種類ありその内2つは掴み技になる

  • モータルフェイント

一見モータルアタックに見えるタメの途中で、いきなり切りかかる。見た目以上の高威力。


ちなみに最終戦の体力量は桑名と同じで、最後のQTEに失敗すると体力が回復する=成功するまで倒せない所も共通しており、ラスボスと同等の扱いがうかがえる。違いは相馬にはスタイルチェンジが無い事と、QTE成功時のダメージでは倒しきれない場合がある事。終わったと思ってコントローラを手放さないように注意。


余談

  • 本作発売前は桑名よりも彼の方がラスボスだと予想される声が多かったが、実際には前述の通り桑名がラスボスであり、彼自身は準ラスボスといった立ち位置だった。
  • RK及び公安に指示を下している人物の候補として、八神が厚生労働省事務次官・楠本玲子を挙げるシーンがあるが、奇しくも彼女のイニシャルが「R・K」だったためネット上で話題に。
  • ネタ混じりながらも何らかの繋がりがあるのではないかと見られていたが、実際のところ黒幕は楠本の敵対派閥であり、相馬と楠本に繋がりは殆ど無かった。

真の関連タグ

警察官 潜入捜査 スパイ 公安 こいつおまわりさんです


黒田龍…元ヤクザ繋がりでキャストも同じ(実写版)。相馬とは真逆な道を歩んでいる。


悪役

黒岩満前作ラスボスで、同じく八神と二度対決した警察関係者繋がり。相馬と同じく、演じた俳優の顔がモデルとなっている。

また、どちらも「警察でモグラ(黒岩はモグラと呼ばれる殺し屋、相馬はモグラが通称の潜入捜査官)」である。


貞元響也…本作のDLCにおける黒幕で半グレとともに悪行を重ねた極悪非道な繋がり。

戦闘スタイルも瞬発性に長けた身体能力を活かした暗器使いという共通点もある。

しかし、相馬が陶酔していたとはいえあくまで「正義感」で上述の所業を行っていたのに対し、彼の悪行は私利私欲から始まった挙げ句シリーズ史上トップの邪悪なものだった。


新井弘明…龍が如く関連作品において東城会に潜入した潜入捜査官繋がり。


安室透漫画作品に登場する裏社会の組織に潜入する公安繋がり。ただし、彼を含めた公安のメンバーが相馬とは逆に善人寄りである。

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