CV:梶川翔平
概要
『LOST JUDGMENT』の冒頭にて、横浜・伊勢佐木異人町の廃ビルの中で消防隊によって発見された腐乱死体の正体。
異人町の近郊にある「私立誠稜高校」のOBで、同校に教育実習生として出向いていた大学生だった。享年22歳。解剖の結果、死亡推定時刻は2021年10月7日午前7時半~12時と判明している。
高校在学中、同級生の江原敏郎に対し、クラスの平均点を下げた落とし前や補習授業の授業料という名目でのカツアゲや夕食代として親から与えられていた金を奪ったり、金を払えない場合は暴行を働いたりトイレで土下座させたりといったいじめを行い、自殺へと追いやった張本人。
敏郎の父である江原明弘が誠稜高校に損害賠償を求めた裁判では、後述の教師の陰謀により事実が立証されず、罪には問われることはなかった。なお、生前の敏郎を気にかけていた澤陽子は裁判で御子柴を糾弾しようとしたものの、学校側(主に御子柴の担任教師)の圧力に屈する形で御子柴を擁護するような証言を強要されていた。
高校卒業後は上記の自身の所業を反省するどころか、事の重大さを全く理解しておらず、教育実習中にバスケ部の練習に顔を出した際に他の部員らの前で香田真美を「悪い見本」と晒し者にしたり、彼女を嫌らしい目で見て「エロい」と発し、結果香田が「エロ女」と呼ばれるきっかけを作るなど今度は彼女を無自覚にいじめており、八神からは「相手を見下すタイプの人間」と唾棄されている。
タチが悪いことにノリがいい性格のため、生徒に慕われることも多く、特にあかねとは馬が合い、後に好意を抱かれている。
その後、作中時間の2021年10月、教育実習からの帰宅途中で何者かに拉致され、指の骨を全て折られるなどの壮絶な拷問を受けた末、最期はヘルメットを被った謎の男にナイフで首を掻っ切られ死亡。
遺体は2ヶ月間誰にも発見されず、発見時にはウジ虫が大量に集まるほど腐敗しており、見るも無残な状態となっていた(この際、その凄惨な亡骸を目の当たりにした消防隊員はその場で嘔吐していた)。
それから程なくして、上記の惨状が映っている動画がネット上に出回り、世間を大きく騒がせた。また、死の間際の言い訳には世間の殆どが呆れ返り、御子柴の遺族は酷いバッシングに追い込まれることとなる。
肩書きからもわかる通り教師になる事を目指していたが、教育者としても人間としても最低な元いじめ加害者が教師になれば、第二第三の敏郎が生み出すのは火を見るより明らかであっただろう(実際、御子柴から嫌がらせを受けた香田が第二第三の敏郎になりかけていた)。
関連タグ
モンスターティーチャー:「復讐されずに教師となった御子柴のIF」とも言える存在。