CV:富樫美鈴
概要
横浜・伊勢佐木異人町近郊にある「私立誠稜高校」の女子生徒で2年2組のバスケ部員。
高校入学を機にバスケを始めたが、ある日バスケ部の練習に顔を出した教育実習生の御子柴弘に「悪い見本」と他の部員らの前で晒し者にされ、その際にイヤらしい目で「エロい」と評された事をキッカケに部員達から「エロ女」と呼ばれてイジメを受けるようになった。
作中の行動
初登場時は部員内でイジメを受けていた上に担任の澤陽子がイジメに気づかない等、不幸な役回りであったが、御子柴変死事件を調査するために学校に来ていた主人公・八神隆之達の奇策(教室の天井に小型カメラ、机にスピーカーを取り付け、イジメの現場にいる見て見ぬふりをする他の生徒の後押しをする)で結果的にイジメが解決する事となり、後日に改心した部員達に謝罪された。
中盤では澤が抗争に巻き込まれる形でRKに殺害され、自身もRKに拉致されたが、八神達に救出されて事なきを得た。なお、澤の死後に事件の真相を八神に聞き出そうとする等、(自身のイジメを見過ごしていた張本人であるにもかかわらず)澤に対しては少なからず気にかけていたようである。
エンディングでは街中でかつての自分と同様にイジメを受けている女子生徒を目撃して皮肉にも他の部員達と共にイジメ加害者達に立ち向かっていた。
「イヤだったよね?」
「ごめんね もっと 早く助けてあげられればよかった」
部員達や通行人に糾弾されたイジメ加害者達が退散した後に香田が被害者の女子生徒を慰めていた。
余談
- イジメのキッカケを作った御子柴は学生時代に同級生の江川敏郎をイジメで自殺に追いやった元イジメ加害者であり、成人して教育実習生になった後も無自覚で間接的に香田に対してイジメを行なう等、救いようのない下劣な人物であった。それと同時に前述の敏郎が見方を変えれば「救われなかった香田のIF」とも言える。
- また、エンディングで正々堂々とイジメ加害者を追い払う姿は、裏社会でイジメ加害者を次々と抹殺する処刑人へと成り果てた桑名仁(澤の元担任)との対比とも言える。