ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

海藤正治の事件簿

かいとうまさはるのじけんぼ

『海藤正治の事件簿』は、龍が如くスタジオ制作のゲーム『LOST JUDGMENT』の追加シナリオ。
目次 [非表示]

概要編集

LOST JUDGMENT』にて2022年3月28日から配信されたダウンロードコンテンツ(DLC)。


本編の主人公・八神隆之の相方兼兄貴分でもある海藤正治の視点で展開される追加シナリオとなっている。本編や前作『JUDGE EYES』ではあまり語られなかった海藤の過去を掘り下げる内容となっている。


なお、制作のミスかは不明だが、本編とは全く別物のストーリーであるにもかかわらず、物語開始時に【いじめのシーンがあります】という注意を促す文が、本編同様に表示される。

当DLCストーリーにはいじめシーンは全く存在しないため、ご安心を。


ストーリー編集

時系列はゲーム本編での一連の事件解決からしばらく後の2022年。

八神は師でもある源田龍造からの依頼で、彼と共に長期間神室町を留守にすることになり、事務所に残された海藤は暇を持て余し、馴染みのバー「テンダー」のマスターに何か依頼は来ていないかと尋ねた。すると丁度、八神の事務所に200万もの前金を用意して依頼を申し出ている案件があることを伝えられ、海藤は直様、依頼主との面会の場を設けた。


依頼者はIT系メガベンチャー企業のCEO・貞元響也という人物で、その内容は「死亡したはずの妻を捜索してほしい」という奇妙なものだった。曰く、妻は2年前に失踪の末に投身自殺し、DNA鑑定で本人と断定された遺体と遺留品も見つかっているが、つい最近彼女をみたという知人からの証言があり、真偽を解明してほしいのだという。


そして捜索対象である貞元の妻の正体は、15年前まで海藤と同棲していた恋人・夏目美希子であった。当時、海藤が与していた松金組は、敵対勢力による組長襲撃事件を機に緊張状態にあり、海藤も重傷を負った組長に代わり、敵方への報復のために我が身を捨ててでもカチコミをしようと息巻いていた。これに猛反対した美希子を押し切りカチコミを実行したことで失望され、家に帰ると既に彼女の姿はなく、交際は終わりを告げた。


噂では聞いていたものの美希子が自殺したことや生存の可能性があること、また彼女を裏切ってしまった過去を想起したことなどの複雑な感情が一気に押し寄せたこともあり、海藤は2000万という破格の成功報酬を前に依頼を拒否することになる。


しかし後日、シャルルで出会った一人の少年・貞元准からの懇願と「自分は本当は美希子と海藤の子供だ」と言い張る言葉に無視できないものがあり、結局海藤は、その少年と共に美希子の捜索に乗り出すことになる。


システム編集

凡そは八神視点の本編に準じ、広大な神室町を舞台に捜索の手がかりを求めて駆け回ることになる。ただし、サイドケースは存在せず、ストーリーとしてはほぼ一本筋の展開となっている。


戦闘面では、八神の使用する「円舞」や「一閃」に該当する「テッパン」と「カチコミ」の二種類の戦闘スタイルを使い分けて戦う。また、これらの戦闘スタイルは『0』及び『』における桐生一馬「壊し屋」と「チンピラ」のスタイルを流用している。


また、「尾行」「スニーク」「サーチモード」など、本編での一部調査アクションも実装。中でもサーチモードは八神のときとは一味違い、「海藤アイ(視覚)」「海藤ノーズ(嗅覚)」「海藤イヤー(聴覚)」の三種の視点を使い分けることになり、更に難易度が上がっている。


登場人物編集

【主要人物】編集

CV:藤真秀

本シナリオの主人公。

八神探偵事務所」の捜査員で、元東城会系「松金組」組員。

貞元父子それぞれからの依頼により、かつての恋人でもある美希子の捜索に動き出した。


CV:小西克幸

本シナリオの発端となった依頼人。IT系メガベンチャー企業のCEO。

2年前に自殺したはずの妻が目撃されたという情報を元に、かつて妻と恋仲にあった海藤に捜索依頼を申し出た。物腰柔らかで自社の上場に情熱的な好人物である一方、息子との関係はあまり上手くいっていない様子。

また、妻の捜索のために海藤に対し総額で3200万円もの大金を支払う姿勢を見せたり、准が依頼料代わりに盗んできた私物の腕時計が2000万近い高額商品であったりなど、価値ある投資に糸目をつけない部分もある。


CV:新祐樹

貞元と美希子の一人息子。中学二年生の14歳。

相手を食ったような粗暴な言動や喧嘩っ早い性格、喫煙を仄めかす発言など典型的な不良少年だが、弱者や女性が虐げられる姿に黙っていられない強い正義感も併せ持つ。

海藤のことは母が15年前から認めていた日記を通して知っており、そこに綴られる内容から実父である可能性やヒーロー像を見出し、家出して神室町まで訪れていた。

また、「将来はヤクザになりたい」と豪語しているが…


CV:宮島依里

旧姓「夏目(なつめ)」。貞元の妻で、海藤のかつての恋人。

15年前に海藤と別れて間もなく貞元と結婚し、息子の准を出産。2年前に何らかの理由(貞元曰く「彼女自身が経営するカフェでの嫌がらせ被害に悩んでいた」とのこと)で失踪し、後にとある山中の滝壺から死体が発見された。

しかし、最近になって彼女とよく似た人物の姿が神室町内で目撃されたという。


CV:佐々健太

千葉県にある「白樺診療所」の院長を務める中年の男性。

海藤と准が美希子の手がかりを見つけるため自身の診療所を訪れた際に、「彼女は既に亡くなっている」と告げたが…。


CV:中村大志

半グレグループ「紅蓮会」の代表を務める巨漢。

重度のアルコール依存症のようで、常に酒を飲んでいる。

ある目的から美希子を捜索するため白樺診療所を襲撃する。


【馬頭探偵事務所】編集

  • 五十嵐昌夫(いがらし まさお)

CV:武田太一

神室町の探偵業者の評判悪化を招いている要因でもある「馬頭探偵事務所」の主任カウンセラー。

元東城会系「馬頭組」若頭で、そもそもこの事務所自体が東城会解散後に組をそのまま探偵事務所に転身させた体制を持っている(このことから所長は元組長と思われるが、本作では未登場)。

「お客様満足度80%以上」と豪語しているが、その実態は夜逃げ人の捜索、ストーカーによる調査などのグレーな手段を数々用いて探偵全体の悪評を広めており、八神の事務所もその煽りを受けて仕事が目減りしている。


  • 千田四郎(せんだ しろう)

CV:奈良徹

馬頭探偵事務所の調査員で、元馬頭組若頭補佐。

狡猾な小悪党で、調査と称して相手への脅迫や暴力も平然と行うが何処か詰めが甘く、海藤や子供の准すらも、彼やその取り巻きたちを「馬鹿」だと罵っている。

シナリオ冒頭では、星野が他の女性とホテルを出入りしている姿を盗撮し口止め料を要求しようとしていたが、実は海藤と星野の行った千田を誘き出す作戦であり、二人に脅迫の証拠をおさえられる事になった。


【その他】編集

本編での主人公。

「八神探偵事務所」の所長でもある私立探偵で、海藤からは「ター坊」と呼ばれている。

本シナリオでは源田と共に遠方へ出払っており未登場だが、一部イベントでチャットで会話したり、海藤や共通の知人たちの間で話題に上がっている。


源田法律事務所」所長。

弁護士時代からの八神の師であり、海藤の古巣の松金組組長・松金貢の親友。

八神と同じく遠方へ出ているため本シナリオには未登場。


CV:林勇

源田法律事務所の男性弁護士。先輩である城崎さおりと交際中。

シナリオ冒頭、海藤による馬頭組誘き出し作戦に協力し、浮気の様子を千田に撮らせ、後日交渉のため密会する席を設けた。

海藤は彼とさおりの関係を「そろそろ」だと踏んでいたが、マリ姉の目測では「まだまだ」で、やはり目立った進展は未だにない様子。


  • 東徹(ひがし とおる)

CV:川原慶久

松金組時代からの海藤の弟分。

組が解散した現在は当時から担当だったゲームセンター「シャルル」のオーナーを務める。

同じ組に在籍していたことから美希子のことは当時から知っており、今回の件でも海藤の心中を察し、シャルル2号店の出店計画の合間を見ながらサポート役として立ち回っている。

因みに担当声優の川原氏は、本シナリオ内の各章開始時に挿入されるあらすじナレーションを本編での中尾彬氏に代わり兼任している。


各章編集

サブタイトル
1カルマ
2息子
3修羅
4捕食者

関連動画編集

トレーラー


関連タグ編集

LOST JUDGMENT DLC 海藤正治


初代龍が如く:「元極道の主人公」「失踪した想い人の捜索」「遺された子供との接点」など、物語の展開に似ている部分があり、一部ファンからはセルフオマージュではないかとも推察されている。


外部リンク編集

『海藤正治の事件簿』公式サイト

関連記事

親記事

ロストジャッジメント ろすとじゃっじめんと

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 24064

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました