CV:林真里花
概要
『LOST JUDGMENT』に登場する厚生労働省事務次官。59歳。
元々は無名の政治家だったが、本編の3年前、当時の事務次官・一ノ瀬薫の起こした不祥事の影響から、組織のしがらみや利権にとらわれない人材として次官に抜擢され、アイドル的人気を集めている。
13年前、息子の楠本充が学校の校舎から飛び降り自殺を図って植物状態になっており、彼が目を覚ますことを信じ、毎日のように見舞いに行っていた。
以下、ネタバレ注意
そんな中出会った充の元担任教師である喜多方悠こと桑名仁から、充の飛び降りはいじめを苦にしての自殺未遂だったこと、主犯である川井信也は少年法に守られのうのうと暮らし、充を自殺寸前にまで追いやったことを武勇伝のように語っていることを聞かされ激昂。
桑名がいじめの証拠映像で脅した間宮由衣を始めとしたかつてのいじめグループに川井を拉致させ自身の目の前に引きずり出させ、制裁として川井の胸をナイフで滅多刺しにして殺害した。
しかし、その時点で公安からは「利用価値のある人材」として目をつけられており、楠本を傀儡として操るための弱味である川井殺害の証拠を掴もうと暗躍していた。その結果、充を気にかけていた元同級生の澤陽子が陰謀に巻き込まれる形で命を落としてしまう。
物語終盤、公安の坂東秀美に対し、罪を償うため自首を願い出たが、その際奇跡的に充が目を覚ましたことで、充を人殺しの子供にしたくないとして態度を一転し、警察に桑名を売ることとした。
その後、エンディングにて川井の死体が隠してある倉庫を訪れ、裏切り行為を桑名に謝罪し、自首をすることを決め、警察に逮捕された。