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荒川真澄

あらかわますみ

ゲーム『龍が如く』シリーズの登場人物。(メイン画像は『7』以降のものを使用)
目次 [非表示]

「待たせたな ガキ相手に本気になるクソヤクザども」


CV:堀内賢雄(『ONLINE』)、中井貴一(『7』)、村田太志(『7』/少年期)

概要編集

東城会系三次団体「荒川組」組長。

末端の組長でありながら、東城会内部でも屈指の武闘派極道として知られ「殺しの荒川組」と通称される。その一方で仁義に厚く、とある経緯から、『龍が如く』シリーズの新主人公・春日一番の命を救い、後に渡世の親となった。


しかし、春日が組員の殺人の罪を肩代わりに長らく服役している間、東城会を裏切るとともに敵対する近江連合と結託し、組織の内部情報を警視庁に流して東城会を神室町から全面撤退させる。その功績から、近江の事実上のナンバー2である若頭(『7』では若頭代行)のポストに就くと共に、荒川組を近江の直系団体に治めた。出所した春日は、敬愛する彼の裏切りの事実とその真相を探るため行動を起こすことになる。


なお、『龍が如くONLINE』と『龍が如く7』ではストーリーや時間軸が異なっており、荒川の経歴や裏切りの経緯についても若干異なっている。


来歴(龍が如くONLINE)編集

2001年の元旦、直系組織である蓮岡組の若頭を沢城丈が殺害してしまったため、春日に対して身代わりを懇願し、彼を破門にすることで事なきを得たが、警視庁と近江連合が結託して行われた「神室町浄化作戦」で彼らに東城会の内部情報を流すという裏切り行為を働き、結果的に東城会が実質的に壊滅したことで最大の功労者となり、近江連合に転身し本家若頭に就任、事務所もミレニアムタワーに移して神室町を支配した。

その後、裏切りの真意を探るために来た春日と17年後に再会し、近江に仇なす者として銃口を向けた。春日たちと近江連合との決戦の当日は不在で、戦いの終結後、春日に「蒼天堀へ来い」と告げた。


第二部「黄龍放浪記」でも登場。郷田龍司が近江連合を破門された事を知った東城会二代目会長代行・二井原隆が、彼を危険人物として抹殺するよう直接荒川に指示するところから、三次団体の組長にも拘わらず本家のトップに一目置かれている。

その後、『0』の騒動で長年服役し、出所したばかりの元堂島組若頭補佐・久瀬大作が同行する形で春日を九州へ派遣した。騒動終結後、春日が龍司を殺さなかった理由を聞いた後、彼を「殺しの荒川組」として認める。


過去(龍が如く7)編集

  • 少年期

流れの旅役者一座の座長・荒川斗司雄(としお)の子として生まれた荒川は、生まれついての整った容貌もあって学生の頃から舞台に上がり、ついには女形として看板を張るまでに至る。しかし、荒川の母・よう子はそんな息子のことを快く思わず辛辣に当たり、自身は息子の稼ぎで浮気相手と共に夜の街に遊びに出かけるなどしていた。現在も荒川の右頬に残る大きな切り傷の跡は、この母親によって付けられたものである。一方、父・斗司雄は主役を張るような技量を持たない地味な役者で、妻が堂々と浮気相手と出かける姿を黙認するほど気弱な性格であったが、息子である荒川には親身に接してくれる良き父であり、唯一の理解者だった。


1969年(当時14歳)のある日、神奈川での最後の公演を終えた後、父の誘いを受けて横浜中華街に繰り出した荒川は、父が息子の晴れ舞台を記念して奮発して北京ダックを振る舞おうと高級中華料理店「平安樓(へいあんろう)本店」に入店する。しばし父子水入らずの食事を楽しんだ荒川であったが、北京ダックが運ばれるまでに手洗いを済ませようと席を立っている間に、父が何者かに銃殺されてしまう。母も愛人と共に姿を消したことで一座は解散し、役者仲間数名と路頭に迷うことになる。


  • 極道入り、星野龍平との邂逅

稼業を失い頼る者もいなかった荒川は、ついには極道に身を寄せる事を選び、東城会の三次団体である武闘派組織「氷川興産(ひかわこうさん)」に入る。殺しや死体処理を日常的にこなすその裏で、父親を殺した犯人を見つけ出そうとも考えており、横浜伊勢佐木異人町のホームレス街に死体処理の仕事を請け負わせることで横浜を訪れる口実を作る。以降は、かつて父が殺される直前に見かけた不審なボーイの記憶だけを手掛かりに、横浜の前科者や極道関係者を調べてまわるようになる。


父親が殺されてから7年後の1976年(当時21歳)、仇であるボーイの正体が現在の横浜星龍会会長・星野龍平であることを突き止めた荒川は、星野に報復しようと彼宛に「平安樓への招待状」を送りつける。星野は、当時の殺人について荒川に贖罪の念を抱いており、荒川真澄の名が明記されたその招待状を受け取ると、組長という立場でありながら護衛も付けず1人で平安樓を訪れ、荒川と対面する。当時の荒川の印象について星野は「まだ20歳を過ぎたかの齢で、その目は既に何人も殺めて荒み切っていた」と語っている。


銃を構えながら何故父を殺したのかを問いかける荒川に対し、星野は「荒川の父・斗司雄が初代星龍会から偽札運搬の仕事を請け負っていたこと」「自身が次期会長候補だった頃、偽札1億を紛失した斗司雄の殺害を先代から命じられたこと」、「紛失した1億は妻のよう子が持ち出しており、愛人と共に始末されたこと」など、その経緯を洗いざらい明かし、いつでも荒川の報復を受け入れる覚悟をとってみせた。


しかし荒川は、星野の真摯な態度を見て復讐を思いとどまり、星野が全てを話し終えると「アンタが呼び出しに応じない様な奴ならいくらでも背後から撃てたのによ」と呟き、そのまま席を後にする。

荒川から代えがたい大恩を受けた星野は、それ以降彼に対して全面的な協力を決意し、1984年末(当時29歳)、組を立ち上げた荒川の下に故意に作成した裏面が白紙の新一万円札紙幣のエラー偽札(1984年11月に聖徳太子から福沢諭吉に変更された)に短文によるメッセージを小さく書いて送り、星龍会(ひいては異人三、異人町)の急所である偽札製造の物的証拠を彼に握らせることで「生かしておいた事が見込み違いだったと思う様な事があったらこれを使ってトドメを刺せ」という意思表明をおこなった。荒川も、偽札の事は一切口外しなかった事で異人三の「肉の壁」であるパワーバランスが保持され続けることになる。


  • 恋人との死別

荒川のことを気に入っていた氷川興産の組長は、彼に自身のと結婚するように勧められていたが、当の荒川は交際していたという女性に惚れ込んでおり、かといって苛烈な性格の組長の誘いも下手に断れず、縁談の返事をはぐらかして立ち消えにすることを考えていた。


しかし、茜が自身の子供を身籠ってしまい、1977年12月31日(当時22歳)、いよいよいつ生まれてもおかしくない頃にまでなった際に組長に娘との縁談の断りを申し出る。メンツを潰された組長は激怒し、荒川を半殺しになるまで痛めつけただけでは飽き足らず、組員らに荒川の女と子供を殺すように命じ、翌日には組員たちが茜の行方を捜索するようになる。丁度荒川との子を出産したばかりの茜は、辛うじて組から逃げ出した荒川の連絡を受け、生まれたばかりの我が子を抱いて病院を飛び出し、新宿駅まで行き着いていた。


電話で茜と連絡をとった荒川は、組員の目を欺くために「子供をコインロッカーに隠して逃げろ」「子供はすぐに自分が保護する」と指示。茜も不安がりつつもそれに従い、赤ん坊をロッカーに入れて再び逃亡した。氷川の追手を退いてなんとか新宿駅まで辿り着いた荒川だったが、既に茜の姿はなく、ロッカーから聴こえる赤ん坊の声を頼りに施錠された99番のロッカーを拳が血まみれになりながら必死にこじ開け、赤ん坊を救い出す。赤ん坊は真冬の外気に長時間晒されていたことで低体温症による危篤状態に陥っており、荒川は急いで病院へ駆け込んだ。奇しくも同じ頃、茜は逃げ込んだ馴染みのスナックで氷川の組員に捕まってしまい、その後殺害されてしまう。それから数日も経たない内に、氷川興産の組長と組員たちは次々に消息を絶ち、組織は消滅することになる。(消滅の真相は後述で記載)


救い出した赤ん坊・荒川真斗は、低体温症による後遺症で多臓器不全と診断され、特に肺が重症であり、車椅子生活を余儀なくされることになる。医師から「あと数分でも早ければ後遺症を免れた」と聞かされた荒川は、以降息子に依存していくようになるが、真斗自身は障害を抱えている自身の境遇や「ヤクザの息子」という肩書に苦心するようになる。


  • 春日一番との出会い

真斗が高校生になった頃のある日、荒川は抗争中の極道組織から「荒川組を名乗る男が自身らの組員を半殺しにしたから取りに来い」という電話を受ける。その事務所へ一人で赴くと、そこには当時ただの不良少年であった春日がいた。彼は、ヤクザたちの報復による地獄のような拷問に耐えかね、自分が“殺しの荒川組”で知られる荒川真澄の子分であると嘘をついていた。

身も知らぬチンピラのガキなど知らぬ存ぜぬで通しても良かったはずだが、荒川は、春日をまるで本当の子分のように立ち振舞い、落とし前を要求するヤクザたちに対してあっさりと自ら小指を詰めてみせ、春日を連れて早々に事務所を後にした。(ここは『ONLINE』と共通)


春日は荒川に感謝しようとするも、荒川はそれを遮るように殴り飛ばし「お前のためではなく荒川組の看板を守るためにしたこと」だとし、それならば知らない奴が勝手に名乗っただけだと事実を言って見捨ててもよかった筈と問われた際には「こんな俺を知ってくれてるクソガキの前でカッコつけたかったのかもしれない」とも溢している。


この一件で荒川に男惚れした春日は、翌日から荒川組の事務所を訪れては組に入れてほしいと懇願するようになる。荒川はそんな彼を無視し続け、若頭の沢城ら他の組員らも時には拳を振るって彼を追い返そうとしたが、春日はなおも足繁く荒川のもとを通い続けた。100日が過ぎた頃、荒川は春日に対し「親が悲しむから極道などに入るな」と進言するが、春日もまた頼れる親族はおらず養父も死に天涯孤独の身の上であることを伝えられると、とうとうその熱意に折れて春日と親子の盃を交わした。


以降、春日は荒川組組員として邁進する。20歳を過ぎた頃には若衆を任されるも、起来の心優しい性格から、偽裏ビデオによるシマ荒らしは元凶こそ〆たものの奪った金は被害者に返してしまったり、キリトリ(取り立て)の仕事は「返す見込みがあるから」と(事前に言われた「殺してでも財布=金取ってこい」を盾に)中身をその場に退けて空の財布だけを奪ったりとロクにシノギをこなせずにいたが、荒川はこうした春日の気質を理解し寵愛していた。また、奇しくも同じ歳に生まれた真斗の介護役も任せるようになった。


来歴(龍が如く7)編集

  • 春日へ出頭の懇願

2000年の大晦日(当時45歳)、荒川は春日を連れ出して食事に出かける。北京ダックを食べようと平安樓の神室町支店に赴くが、生憎大晦日の早期閉店で逃してしまう。

楽しみにしていた北京ダックを逃し、落ち込んだ春日を慰め、日頃、真斗の面倒をみてくれている事を労いつつ、自身や茜、真斗の過去を語り聞かせ、春日からも生まれ育った境遇を改めて詳しく聞くなどして親交を深め、また明日会うことを約束してその日は別れることになる。


その翌朝の元旦、荒川は沢城から連絡を受け「真斗が坂木組のヤクザを殺してしまった」ことを伝えられる。当時の荒川組と坂木組は、かつて荒川が本部での集会の席で坂木による近江連合への情報横流しの問題を問い詰めたことから険悪な関係にあり、尚且、坂木は本家の直系組織でもあるため、荒川組関係者が坂木の人間を殺めたこの事態は東城会に弓引いたと捉えられてもおかしく無い非常に大きな問題であった。荒川は明け方まで苦悩の末に春日を呼び出し、真斗の罪を伏せて「沢城が坂木の組員を殺してしまった」と伝えた上で事態の重大さを説明し、「代わりに罪を被ってほしい」と頭を下げて懇願する。これに対して春日は「ようやく親っさんに礼が返せる」と喜んでその申し出を受け入れ、当日の内に神室署に出頭した。春日が坂木の人間を撃った動機として、荒川は春日を「前年付で絶縁した(破門は場合によっては再度取立て直される望みがある追放だが、絶縁は基本的に流れを組む組全ての敷居を跨ぐ事を二度と許されない完全な追放処分である、そのため「釈放までに上と掛け合って絶縁を解けるようにする」との約束もしていた)」ことにし、春日も事情聴取では「荒川組から絶縁された腹いせに坂木組のヤクザを殺した」と証言した。


その後、春日は裁判にて懲役15年を下され服役することになる。刑務所では、早々に先輩囚人たちに目を付けられてイジメの標的にされるが、1年間耐え続ける。しかし、彼らから尊敬する荒川を蔑む言葉を受けたことで激昂し、先輩たちの歯を全て無くす程の重傷を負わせるほどの傷害事件を起こし、結果、刑期が3年も加算されてしまう。

2016年(当時61歳)、荒川は尚も服役中の春日宛に手紙を綴り、本来ならば今頃再会出来たはずの春日に今も会えない心痛を伝えた。春日も、荒川からの言葉に感謝と申し訳無さから涙し、以降3年間は模範囚として責務を全うするようになる。


  • 東城会への裏切り

一方で、この頃荒川は、東京都知事青木遼へと生まれ変わった息子の真斗から、自身が主導する「神室町3K作戦」のために東城会の情報を提供するように要求され、従わなければ暴対法を盾に組が立ち行かなくなるまで何度でも荒川を逮捕すると脅され、これを承諾。同時に警視総監堀ノ内十郎や官僚らに多額の賄賂を送ることで関東進出を目論む近江連合を神室町に呼び寄せる手引きをし、結果、東城会は神室町から完全撤退に追い込まれ、会長である堂島大吾を始め、真島吾朗冴島大河といった当時の組織の中心人物も行方をくらますことになる。

その後、神室町は呼び寄せられた近江連合によって支配されることになる。近江の関東進出後、荒川はその功績が認められ、事実上のナンバー2である若頭代行へと取り立てられるとともに、荒川組もそのまま近江連合の直参組織となった。


こうした時勢の変化を知る由もなく、2019年12月(当時64歳)、春日が18年の刑期を終えて出所する。

この日、荒川は近江の組員を引き連れて、先代会長の墓参りのために霊園を訪れていた。丁度その時春日もまた、かつて自身が罪を被った殺人事件で犠牲となった坂木組組員の墓参りをしており、遠方から荒川の姿を確認した春日は声をかけるが、荒川はまるで気付かぬ素振りで彼の声を無視し、そのまま立ち去った。春日も、取り巻きのヤクザや自身に付きまとっていた元刑事足立宏一に制され、その場は退くことになる。


その後、荒川は近江連合の旧幹部陣を饗すための会食会場である平安樓に入るが、足立からの言葉や、自らの目で見た神室町の現状を知った春日が、荒川に真意を問おうと平安樓に侵入する。道を阻む警備員や近江の組員、沢城たちを打倒し、とうとう自身の眼前まで現れてしまう。そんな春日に対し、荒川は冷徹な姿勢で拳銃を向け、容赦なく引き金を引いた。



「すまねぇなぁ、イチ…死んでくれ」








以下、本作における重大なネタバレ






















「頼んだぞ、イチ…」



  • 裏切りの真意

以上のように、血も涙もなく自分の利のみを考えて動くように変貌してしまった……かのような行動を続けてきた荒川だが、実はある作戦により非情な裏切り者を演じていたためであり、その真意は、真斗の暴走に歯止めをかけつつ、東城会会長である大吾の立案した東城会・近江連合の同時解散を成し遂げることにあった。


息子の真斗(青木)からの要求があった当時、荒川は一度その話を持ち帰り、密に会長の大吾に相談を持ちかけていた。このとき一部の極道達は暴対法によりどんな無茶筋でも押し付けて好きに逮捕できる様になった事で、権力者の使いっ走りをさせられる様になっており、大吾は極道社会の継続に限界を感じていた。

この事で「このまま行けば代紋を掲げている事が奴隷の証明でしか無くなってしまう、それならばこれまでの極道の在り方に価値はない」として既に東城会の解散を視野に入れており、現在近江の八代目会長が病に倒れていることから事実上の第一人者となっている若頭の渡瀬勝とその意志を共通させた上で、今回の作戦を立案していた。

つまり青木や世間の者が感じている様に「青木遼の作戦がうまく行った」のではなく「利害の一致により東城会側がそれに乗ってやった」だけなのである。


大吾の作戦を実行に移すには、「"跳ねっ返りを起こした部下の使用者責任"として現在服役中の渡瀬が刑期を終えて娑婆に戻ってきていること」、そして「同時解散に必死に抵抗すると予想される近江の組員たちの数が少なくなっていること」が必須の条件であった。荒川はこれを満たすために、真斗の要求を受け入れた上で彼の作戦には本来存在しなかった近江連合への転身を行う。(真斗は引き続き荒川を窓口にする事である程度好きに近江連合を使えるようになり、自身にとっても好都合である事で、裏の目的も知らずに「古臭い極道だと思っていたがあんなに変わり身がうまいとは思わなかった」と少し感心していたが)

そして若頭代行という要職に就いて組織全体の動きに目を光らせつつ、近江の戦力を東と西に分散させたのである。


春日への銃撃も、長年のヒットマンとしての経験を活かし、ギリギリ命が助かるよう注意して行い、東城会時代から死体処理として使っていた異人町のホームレスたちが以前からの掟である「死体なら、自分達の棲家に埋めて始末する。"だが生きていたら死んだことにして命を助ける"」に従って救命行為をしてくれると予測した上で、春日を異人町に捨てた。

さらには、かつて星野龍平から受け取っていた偽札を春日に持たせることで、意味を知らぬ春日がそれを白昼堂々掲げるであろう事を予測して春日は荒川からの客である事を示し、星野が春日に接触し彼の協力者となってくれることにも期待していた。


そして春日が異人町でしっかり生き残っていることを知った荒川は、当時から春日の弟分であった「ミツ」こと安村光雄を通じて、この真意を伝えるため近江の本部まで来るように誘い、これを受けた春日ら一行は近江の本部へ向かう。一度は春日がミツの取次を待てずに侵入したことで、警戒していた東城会のレジェンドコンビと一悶着ありつつも、とうとう真の意味での「再会」を果たした。


改めて、これまでの真相を会長の大吾と共に語り聞かせ、理解を受けて作戦を決行。渡瀬が当日ボディガードとして雇ったという大道寺一派のエージェント『浄龍』と渡瀬組若頭・鶴野、そして土壇場で「派手な喧嘩は面白そうな方に付かなければ損」と作戦に共感し寝返ってくれた若頭補佐の一人・天童陽介の協力により、作戦は成功に終わった。

近江の組員を沈静化し、疲労からその場で大の字で倒れ込んだ春日の元に歩み寄り、ここまで苦行を耐え抜き、心強い仲間たちと共に作戦に協力してくれたことへの感謝の言葉を贈り、春日も18年振りの荒川からの愛情深い言葉に目を潤ませた。


  • 春日との最後の交流

後日、異人町に戻ってきた春日と荒川は、改めて18年間の埋め合わせも兼ねた食事の約束をしていた。しかし、近江潜伏中に春日を支えてくれた星野との会食と重なってしまい、結局食事は出来ず、夜の海浜公園でしばし談話するだけになってしまった。

荒川は、結果無事だったとはいえ春日を銃撃してしまった、しかも死なないように気を遣ったとはいえ死ぬ公算の方が高かった賭けを無断で行ったことに強い贖罪の念を感じており、組が解散したことで親子関係を解消されても構わないと思っていたようだが、春日は荒川の抱え続けた心痛に寄り添い、ケジメとして何でも言う事を聞いてくれると言うのなら今後も自分の親であってほしいと願われ、涙ながらにそれを受け入れた。

またこのとき荒川は、以前に春日が話していた出生地のソープが亡き恋人・茜の勤め先だったことを明かすとともに、奇妙な夢の話をする。その夢は、茜がソープで息子を産んでいる瞬間を映したもので、それが桃源郷、即ち春日の産まれた場所である事を明かした。そこから荒川は、とある可能性を見出したようだが、それ以上は声を震わせ言い籠っていた。

そして春日に、明日も変わらず親子として交流することを約束し解散することになる。


…しかし翌日の未明、春日の留守電に星野から「荒川真澄が何者かに殺された」という訃報が入る。

目覚めて伝言を聞いた春日は急ぎ現場である浜北公園へと向かうが、既に警察が検証を進めており、救急班に回収される荒川の遺体を見送ることになる。


死の前日、荒川は春日と別れた帰りの道中、ある人物と再会する。しばし談話するも、近江の若頭補佐だった石尾田礼二とヒットマンから射殺されそうになるが、その人物が早期に気付き取り押さえたため事なきを得た…


…ハズだったが、荒川を助けたその人物こそ、成り上がりのためなら騙し討ちも辞さない極悪人であった。彼自身も近江を失ったことで立場をなくしたものの、今度は青木の腹心に付いており、石尾田に向けていた拳銃を荒川に向け、引き金を引いたのだった。


  • 荒川の死後

荒川真澄の死は、春日の心に大きく影を落とすことになる。

春日と荒川の共通の知人である星野は事件後に春日を会食に招き、せめてもの慰めに前日最期に会った荒川の様子を語った。実は父の死がトラウマとなり以降食べる機会を逸し続け、結局一度も北京ダックを食べたことがなかったらしく、星野との会食の際に初めて食べ、美味そうに頬張っていたとのこと。春日の組員及び服役時代、何度も北京ダックを食べに誘っていた荒川だが、それだけ彼に対する信頼が厚かったことを感じさせた。また星野の前で北京ダックを食べた事(父親は北京ダックに偽装された皿の中から出てきた拳銃に撃ち殺されたため、北京ダックを持って来られる=父の死を連想させる)も、彼の抱える荒川への後ろめたさを払拭するための配慮であったとも受け取れる。


星野は春日に、犯人及びそのバックに確実に居る青木遼に報復するための拳銃や兵隊を与えようとしたが、春日は「極道の在り方について苦悩していた荒川の親父のためにも、人一人殺して終わりなんて結末にしてはいけない。それでは何も解決しない」とその気持ちだけを受け取るだけに留め、自分の力で犯人を突き止め、自分なりのケジメを付けさせ、若である青木遼をぶん殴ってでも正気に戻すことを誓った。


…しかし、今度はその星野が、真斗の命令を受けた沢城によって殺害されてしまう。一足遅れで星野の元に駆け付けた春日は、何故か逃げずに待ち構えていた沢城に激憤(このとき、荒川殺害の実行犯も彼だと認識していた)。激闘の末に無力化する。


だが、その沢城も荒川殺害の犯人ではなかった。荒川は沢城にとっても大恩を抱く人物であり、たとえ真斗の命令でも聞き入れることが出来なかった。(この時沢城は「"渡世の親だから"ではない」と明確に否定している)

真斗はそれを見て取り沢城に見限りを付け、今回の様な本来鉄砲玉がやるようなリスクしかない汚れ仕事を沢城に押し付けたという。また、沢城はその大恩の一つを語るが、それは春日(ひいては真斗)にとって衝撃的な真実であった。詳細は青木遼の「出生」の欄を参照。

春日との最後の会話の際に語った夢の話から、荒川自身も死期を薄々悟っていたのかもしれない。


その後編集



この先、最新作『8』に関するネタバレが含まれています。














  










次回作となる『8』では故人のため過去の回想で登場。春日に「ある依頼」をかけていた沢城により、下記の真相が明らかになる。


  • 氷川興産消滅の真相

茜と別れ、赤ん坊(真斗)を保護した荒川(当時22歳)は、その後氷川興産の事務所に単身で乗り込む。大勢の組員と激しい交戦を繰り広げ、容赦なく組員を次々と殺害していく。組員を全滅させると、組長の氷川に拳銃を突きつけ、茜暗殺の中止を要求するが、氷川は既に手遅れだと拒否。さらに彼女がフィリピン行きの貨物船に密航したことを話し、今頃船員達に慰み者にされているだろうと嘲笑する。

激昂した荒川は氷川の指を拳銃で1本ずつ切断させる拷問にかけるが、氷川は命乞いもせず、ひたすら荒川を挑発。そして拷問の末、氷川は死亡するが、最期まで挑発し続け、要求に応えることはなかった。


  • 茜の行方

氷川興産壊滅後、荒川はフィリピンへ何度も足を運び、片っ端から茜を捜索。荒川組設立後も組員と協力しながら、彼女の所在を徹底的に探し回った。

しかし、発見どころか何一つ手がかりも見つからずに数年の歳月が流れる。そもそも「もし茜が生存しているなら彼女の方から連絡が来るはず」なのだが一切ないため、もしかしたら既に殺害されているのではないかと考えるようになってしまう。その後何度か茜の手がかりになる情報が舞い込んでくるが、いずれも見当外れなものばかりだった。

捜索から10年経過したある日、ハワイでの目撃情報を得るが、既に心が折れかけていた荒川は自分から出向くことを恐れ、ハワイでの捜索を沢城に依頼する。

その後、捜索を終えて帰国した沢城から茜の安否を問うが、既に殺害されていたことを聞かされ、静かに彼女の死を受け入れたが…


実際には彼女は生き延びており、故郷のハワイで生活していた。

沢城が茜の下を訪れた際に、彼女は「自身を死んだことにしてもらう」ように頼んでいた。しかし結局荒川はその事実を知ることはなかった…。



以下、本作における重大なネタバレ























そして、本作で荒川には春日の他に氷川興産のとの間にもう1人実子がいたという事実が発覚する。

しかし、荒川本人は彼女にその事実を知らされていなかったため、死ぬまでその存在に気付くことはなかった。


余談編集

  • 『7』の演者である中井貴一氏は、予てより映画・ドラマ作品で何度か極道を演じてきており、スタッフ陣は沢城役の堤真一氏共々、オーダー以上の演技を披露してくれたことに感謝のコメントを各所に残している。
  • 一方、長年イメージキャラクターを務める『ミキプルーン』や『DCカード』のCM、更には本作発売当時からナレーションを担当しているNHKバラエティ『サラメシ』での晴れやか且つコミカルな立ち振舞をみせる中井氏のイメージが強いユーザーも多く、本作でのシリアスな演技とのギャップに驚愕した声も上がっていた。

ミキプルーン

  • なお、中井氏は荒川が死亡する第十三章以降の展開は知らされなかったが、「春日のことを実の息子だと思いながら演技をしていた」とのこと。
  • 『7』では頭脳明晰で策略にも優れ、武闘派でもあるという非常に優秀な人物として描かれたが、プレイヤーからは「そんな優秀なヤクザが『1』~『6』の東城会のゴタゴタで何をしていたんだ」という疑問が湧いてくる。一応、メタ的には後付けのため仕方ないが、あの嶋野太すら行なわなかった極道のタブーである「親殺し」を行っており優秀な人物でも出世が難しかったのではないか、と考察される。
  • 「18人殺し」を行った冴島大河と被る部分が多いが、敵対組織と戦った冴島と違い氷川興産は東城会であり、クーデターに近いことを行って、本家としては身内の恥として処理され伝説にはならなかったとされる。
  • また、『7』作中では北京ダックが話題に上がるたびに悲劇的な展開が発生することが多かったせいか、一部ユーザー内では「北京ダック=死亡フラグ」という奇妙な認識が生まれたりもした(シリーズでは以前から牛丼が回復薬的な認識もされているが)。
  • 因みに、時系列的な続編の『ロストジャッジメント』でも、序盤の中華料理店での依頼人との打ち合わせ場面で、主人公・八神隆之が唐突に北京ダックを食べたがるギャグ系選択肢があったりする。

関連タグ編集

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風間新太郎…同じく東城会の幹部にして主人公の恩人的存在。昔からヒットマンとして活躍していたという点も共通している。

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