概要
横浜・伊勢佐木異人町を拠点に活動する韓国系マフィアで、三大勢力「異人三」の一角。
厳密には「コミジュル」という名前は正式名称ではなく、コリアン街一帯を指す言葉に過ぎない。
また、韓国語で「蜘蛛の巣」を意味しており、これは後述の盗電に際して電線がコミジュル内を蜘蛛の巣の如く張り巡らされた光景から由来している。
主な活動内容としては異人町全体に張り巡らせた隠しカメラによる監視、監視に伴う電力供給のための盗電、監視を用いた異人三の均衡保持であり、これまでの『龍が如く』シリーズにおける情報屋・サイの花屋に近い役回りに徹している。
実は、かつて壊滅した韓国マフィア「真拳(ジングォン)派」の生き残りが、荻久保豊から与えられた偽札製造の仕事と引き換えに異人町でコミジュルを結成したという経緯があり、構成員の大半は真拳派の関係者である。
真拳派は『6』でのハン・ジュンギ死亡以降壊滅状態になっており、こうした受け皿になっている背景もある。
盗電に関してもある程度不本意ながら行っている背景もあるらしく、春日一行が盗電を指摘する以前から電力を自力で賄う努力はしていたが、あまりうまくいっていない様子。
各作品での活躍
上記の通り、盗電で賄った電力で稼働させた監視体制を利用し、「横浜星龍会」「横浜流氓」「コミジュル」の鼎立構図を維持するバランサー、及び偽札製造の役割を結成時から担っていた。
しかし、ブリーチジャパンや近江連合といった外部からの異人町侵攻によって異人三の三竦みは崩壊し偽札が暴かれてしまったため、証拠隠滅として製造設備を焼却処分した影響で、アジトが一部焼失する事態にまで発展した。
異人三は解体されたものの、『7』に引き続き情報屋としての役割を担っている。
本作のキーパーソン・桑名仁との交流があることが判明しており、今作でも裏社会では顔が利くことが窺える。
ソンヒが趙天佑に代わり総帥となった横浜流氓と共闘する形で活動している。
また、異人町の住人との交流が増え、彼らと友好的な関係を築くようになった。
例の流行病以降は裏社会も大きな動きがなかったのかコミジュル内部で月見を行うなど文化的な生活を送る平和な一面も。
構成員
コミジュル総帥。肩までかかったピンクの髪にレザーの手袋、胸元が大きく開いたキャミソールなど刺激的な外見に反して性格は冷静沈着で慈悲深い。
詳細は個別記事にて。
コミジュル参謀。かつて『6』本編で名を轟かせた真拳派最後の総帥で、現在はコミジュルでソンヒの右腕且つ切り札として身を置いている。
彼の登場は『6』をプレイしたプレイヤーを大きく驚かせたが、これにはある理由があり…
詳細は個別記事にて。
- 申
『7』に登場。コミジュル幹部兼ヒットマン。
本編序盤で前述の盗電に抗議したスナック「ハーバー・ライト」に脅迫すべく、飲んだくれのホームレス男性・松尾を嗾けるが、襲撃が失敗した際に松尾をボウガンで殺害し、自身の行動がソンヒに咎められたことを機にコミジュルを見限り、横浜流氓の馬淵昌に鞍替え、彼を追う春日一番一行の始末に動くが返り討ちにされた。
戦闘の際にはボウガンを持ち、スジモン・ヒットマン系に近い動きで襲い掛かる。
- ウタマル(CV:宇多丸)
『8』に登場。コミジュル幹部兼エージェント。
横浜ダンジョンの窓口も務めるスキンヘッドの男。
- ソ・ハンチョル
『8』に登場。コミジュル幹部。
組織内では最古参の人間で、真拳派の生き残り。
コミジュルと横浜流氓が馴れ合っている現状に不満を持っている。
- ヨナ
『8』に登場。コミジュル幹部。
ソンヒやハンに厚い信頼を置かれており、二人の不在時には組織運営を任されている。
- ギフン
『8』に登場。コミジュル幹部。
ヨナに好意を寄せており、彼女がハンのいるハワイへ向かう際に運営業務を押し付けられた。