分岐
"Copy cat"、直訳で「真似する猫」。
他人の真似ばかりする人、という少々侮蔑的な意味合いで使われ、転じて以下を指す。
- 学校で他の生徒の作品を真似する子ども
- 模倣犯
フィクションでは主に後者の用例が多い。
- 1995年に公開されたアメリカ映画。⇒コピーキャット(映画)
- 『遊戯王』シリーズのカード。⇒コピーキャット(遊戯王)
- MARVELコミックのキャラクター。本稿で解説
- TCG『マジック・ザ・ギャザリング』にて活用されたデッキタイプの総称。サヒーリ・ライの記事にある「コピーキャットコンボ」の欄を参照。
コピーキャット(MARVEL)
"copy"の名の通り変身能力を持つミュータント。アメコミ全体における「猫」の例にもれず女性。
本名:ヴァネッサ・カーライル(Vanessa Geraldine Carlysle)。
初登場は1990年12月の『New Mutants #98』。ただし(これまた初登場の)ドミノに化けた姿としてであり、約3年後の『X-Force #19』で本性を現した。
以降はウェイド・ウィルソン / デッドプールの関係者として登場している。
実写版(X-MENユニバース / MCU)
演:モリーナ・バッカリン、吹替:林真里花
2016年公開の映画『デッドプール』シリーズでヒロインとして登場。ただ同じなのは「ヴァネッサ・カーライル」という名前だけで、能力を持たない一般人である。
デッドプール
娼婦だったところをウェイドと出会い意気投合、婚約するが、彼が末期ガンを宣告されて失踪。しかし彼のことをずっと待ち続けており、焼け爛れたように変わってしまった顔を見てもその愛は揺るがなかった。
終盤、エイジャックスに捕らわれてウェイド / デッドプールを誘き出す為の餌にされてしまうが、デッドプールやコロッサス、ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドの活躍もあって無事に救出される。
デッドプールを助太刀すべくエイジャックスを背後から刀で突き刺す活躍も見せた。
デッドプール2
冒頭で順風満帆な生活を送っていたが、ウェイドへの復讐に巻き込まれて死亡。
その後は死後の世界でウェイドを励ます存在となっていた。
だが、ケーブルが持っていたタイムマシンを使ったウェイドによって過去を改変された事で生還を果たした。
デッドプール&ウルヴァリン
MCUに編入された第3作にも登場。
何とウェイドと破局しており、どうやらウェイドが何も無しえない自分に苛立ち、ヴァネッサに別れを申してそれを受け入れた様子。
現在は事務職に就いて昇進したらしく、職場にはボーイフレンドがいるらしい。
しかし、円満な形では無かったからかお互いに未練がある様子で誕生日パーティーもヴァネッサ自ら企画したものだった。
前2作とは異なり、今作では序盤と終盤の登場のみで物語の本筋に関わる事は無かったが、随所でウェイドはヴァネッサへの思いを吐露する場面があり、未だ彼の支えとなっている。
演じるモリーナからは「コピーキャット」への変貌が示唆されていたが、劇中で登場する事は無かった。
しかし、マルチバース・サーガに入ったMCUならば何かしらの形でコピーキャットが登場する可能性も無くはない。