"I'm Unstoppable!!"(止めてみなっ!!)
プロフィール
本名:ケイン・マルコ
出身地:カルフォルニア州・バークレー
身長:208cm
体重:409kg
概要
X-MEN第12話から登場する古参のキャラクター。
チャールズ・エグゼビア(プロフェッサーX)の義兄。
サイトラック神に魂を売る事で手に入れた、絶対傷の付かない体と圧倒的な力でヒーロー達を捻じ伏せるヴィラン。
なお、彼の力は前述の通りサイトラック神の恩恵によるものであり、ミュータントでは無い。
しかしながら極一部の規格外キャラを除けばその実力は最強クラスにあり、事実ヒーロー達も大いに苦しめられている。
なおそのヘルメットを取った姿は結構イケメン。
オリジン
幼い頃、生みの母を亡くし、父からは虐待を受けていた。
父が再婚すると、その妻の連れ子であるチャールズと義兄弟になった。
父はチャールズばかりを溺愛し、更にミュータントのチャールズには読心能力があったため、ケインは常日頃から(意図せずとも)鬱屈した精神を読まれるという屈辱を味わい続けた。
そのような幼少期故に、ケインはチャールズに対して深い嫉妬、憎しみを抱くようになった。
成人すると軍人になるが、従軍先で致命傷を負い、洞窟に逃げ込む。
そこでそのまま息絶えるかと思われたが、偶然にもサイトラックの魔石を発見、邪神サイトラックと契約することで無敵の巨人と化した。
生きてアメリカへ帰ったケインは、その力をチャールズへの復讐のために使うことを決め、ヴィランの道へ走るのだった。
が、チャールズのテレパスによってサイトラックの支配から逃れヒーロー達を助け出すと、サイトラックの意に反した行動とされその力は衰退。
後にチャールズの学園に助けを求めて転がり込むと、そこで命を救ってもらったミュータントの少年と友情を育む(この時にX-MENに所属)。しかし少年がミュータントという理由で虐待を受けると怒りを爆発させて暴れまわり、少年の母を結果的に傷つけてしまい逮捕される。
更に一時期ヴィランのフリをしてブラザーフッドを調査している時に、少年が「ジャガーノートがX-MENを裏切った」と誤解したまま死亡してしまう。
現在はチャールズと学園を守る為に再びサイトラックに魂を売り渡し、かつてなくキレているワールドウォーハルクと応戦した後にヴィランに戻ってしまった。
逆にチャールズが死亡しているAoA世界では彼の死を悼み、被害者を聖地へ案内する僧になっている。
能力
ハルクやマイティ・ソーに匹敵する程の怪力を持ち、特に助走を付けた突進の威力は桁違いであり、全力の突進は核シェルターすら破壊する。
しかしジャガーノートの真価は防御力にこそある。
絶対に傷つかない肉体はあながち誇張でもなく、力で互角のハルクでもジャガーノートに有効なダメージを与える事はできない。
そのため、ヘルメットを強打して脳震盪を起こすというような方法で無力化している。
しかも呼吸も食事も必要としないため、水中に沈められても溺れることはなく(泳げないので自力では浮上もできないが)、オンスロートをして「ジャガーノートを殺すことはできない」と言わしめた。
弱点は精神攻撃。しかしそれもヘルメットにより防げるので、事実上弱点が存在しない事になる。
義弟に復讐するために手に入れた力なのに、その義弟の能力が弱点だというのは皮肉なものだが…。
格闘ゲームにおけるジャガーノート
代表的なスーパーアーマー(ある一定のダメージを受けるまでは、攻撃を妨げられる事の無い特殊能力)
持ちで、初期の作品においては投げと当て身返し以外は全く仰け反らない圧倒的な防御力を誇った。
超必殺技が2つ以上あるのがスタンダードとなった現在においても、超強力な頭突き&体当たりの「ジャガーノートヘッドクラッシュ(通称ヘックラ)」一つのみと言う漢気仕様。
しかし、発生が早い(全格闘ゲーム中でも最長クラスの弱Pから間合いに関わらず繋がる)・ダメージデカいと言うぶっ壊れ性能。
さらにゲージが2本以上あれば、ヘックラからヘックラと言う大道芸も可能でありダメージもそれ相応にデカい、言うか防御力次第では死ねる。
また「サイトラックパワーアップ」と言う特殊技で、時間限定&一発のみではあるが与ダメージを跳ね上げさせる事もでき、さらに裏技でそれを永久持続させる事も可能。
これにより、ヘックラ絡みの簡単な連続で防御力の低いキャラなら8割が吹っ飛ぶ。
プレイヤーキャラとして初登場した「マーヴルスーパーヒーローズ」でのアメリカンなオチで締めくくるエンディングは必見。
ディスク・ウォーズ:アベンジャーズにおけるジャガーノート
第12話に登場。
何かにつけ「無敵」と言うがアメコミを知っている人間からすればあながち間違いではない。
ハルクによって前述のヘルメットによる脳震盪で敗れたもののロキの力としてジャガーノートを再現したものが使用されソーのムジョルニアすら防いでしまった(ムジョルニアはマーベルでも最強クラスの武器であり事象操作すら可能なのでジャガーノートにはそういうタイプの特殊能力すら通じないことがわかる)。
しかし、「強すぎる」が故なのかそれ以降あまり出番は貰えなかった(ホイホイ出て来てその都度アベンジャーズを窮地に陥らせても困るが)。
実写映画におけるジャガーノート
演∶ヴィニー・ジョーンズ(日本語吹替∶木村雅史)
マグニートに護送車から開放してもらいその軍門に下る。
チャールズとの関係性は特に言及されていない。
演∶ライアン・レイノルズ(日本語吹替∶乃村健次)
かつて自身を虐待した孤児院の院長に復讐しようと画策するファイアフィストの助力を得て、刑務所から護送される途中に脱走(厳密にはファイアフィストを狙って現れたケーブルとデッドプール・ドミノとの戦闘の余波で護送車量が大破し、そのどさくさに紛れてファイアフィストと共に脱走した)、デッドプール・ケーブル・ドミノ・コロッサスの前に立ちはだかる。
ちなみに、あまり知られていないが、声とモーションアクターは主人公のデッドプールを演じたライアン・レイノルズが兼任する形で担当している。
演∶アーロン・W・リード(日本語吹替∶不明)
カサンドラ・ノヴァの配下として登場。
初期のコミック版の懐かしい姿で登場していた。
前回も登場した事もあってか、デッドプールからは「あんたが今回のジャガーノート?」とメタ的にいじられていた。
中盤、デッドプール達との戦いではX-23と抗戦し、圧倒的な力と体躯で攻めるもすれ違い様にアダマンチウムのクローで両脚を切断されてしまい、膝が崩れた隙に首をもがれて死亡。ヘルメットはカサンドラのパワーを封じるために使用されてしまった。
その他作品におけるジャガーノート
- 異世界エイジ・オブ・アポカリプス、本来の世界同様怪力大男だが無抵抗主義者になっている!?
- 異世界オールドマンローガン【アース-21923】の世界では飲んだくれの爺になっている
関連キャラクター
- ハルク:同じくMARVELのパワーキャラで、大型クロスオーバー『ワールド・ウォーハルク』でも顔を合わせている。その従姉妹(の偽物)とヒーローサイドに転向してた時期に、文字通り破壊的なゆうべはおたのしみでしたねを披露した。