内笑美莉
うちえみり
黒木智子の2年生時のクラスメイトで、絵文字( ' - ' )のようなシンプルな顔が特徴。
もこっちからはその顔から心の中では「絵文字」と呼ばれている(正確には顔文字)。
最近ではもこっち以外にもゆりちゃん、こみさん、美保からも絵文字顔と認識される程、原作では周囲にうっちー=絵文字顔という認識、表現が広まりつつある様子。
吉田からは「さっぱりした顔のやつ」と認識されている。
「絵っちゃん」というあだ名は美保の命名によるもの。
原作以外ではアンソロジー小説で凪たち雌猫組にも絵文字顔と認識され、それについて言及がある。
その絵文字顔もあって二木四季と比較対象されることが多い(喪213)
- うっちー=絵文字、ファーストエモジ
- 二木さん=絵文字mkⅡ、ゼータエモジ
うっちー自身は絵文字顔の自覚がない様子が作中では窺える(喪209後編)。
もこっちからの印象は「どこにでも馴染む顔(エキストラ)」「群衆」「モブ」「観客」(喪204より)「いても顔も存在も空気のような奴」(喪145より)
もこっちの事は後述の出来事もあって、ことあるごとに「キモい」と罵っている。
この「キモい」とは「気持ち悪いことは気持ち悪い。でも気持ちいいこともあるの」(喪161)を意味する。
修学旅行編
修学旅行の班分けで余ってる者同士で班を作った結果、智子と同じ4班となる。
「5人組になれなかったからこの班にいるだけだし」
もこっちを初めとする余り物集団の4班のメンバーを「あんたらとは極力関わりたくないし思い出も作りたくないんだから」と、露骨に避ける態度を取るなど、あまり性格の良い方ではなかった。
とはいえ表面上は笑顔で接し、空気は読める方である。
とりあえず下半身丸出しのもこっちにこっそりズボンを渡す位の配慮はあった。
そのこともあり修学旅行中は就寝時や荷物を取りに部屋に戻る時などを除いてほとんどの時間を雌猫の間グループの友人たちと過ごし、智子達4班のメンバーに対しては「興味がない」という態度を取っていた。
そして修学旅行最後の宿泊日。もこっちと相部屋になり、一人になりたいもこっちからは前日のようにうっちーが他の部屋に遊びに行くことを期待されるも「最終日くらいは部屋でゆっくりしたい」と言い、そのまま居座ることに…。
結果、もこっちの奇行を目の当たりにし、(もこっち自身の間の悪い行動もあって)様々な誤解からもこっちを「気持ち悪い」と認識。修学旅行の思い出がもこっちに塗り替えられる羽目になってしまった。
修学旅行後~2年生時の卒業式
修学旅行での出来事がきっかけとなり、智子を自分を狙っている同性愛者と怯え逃げ回るようになる。
体育祭でチアリーディングの練習をしていた時は自分の体をおかずにご飯を食べられていると思い込む。しかし同時に、応援の本番で他の女子ばかり見ていた智子に対して怒ったり、別の回では智子を見ていた田中真子に対して忠告をしつつも自分が被害者である事がどこか自慢気であった。というか自分を「かわいい」と思ってる節があるようだ。
もこっちからは「絵文字」の扱いである。
もこっちからすればゆうちゃんやゆりちゃん程にはうっちーを意識してないから仕方がない。
バレンタインデーの時には、もこっちを探して校舎を回ったあげく結局見つからなかった。
(この頃智子はゆりと一緒に学校で友チョコを作っており、お互いチョコをプレゼントしあっていい雰囲気だったりした)
後に智子からチョコをもらい「キモあまい!!」と言いながら一口食べ、残りを冷蔵庫に保管しようとしてこのチョコが元々はうんこ型だった事に気づき、体を震わせながらもう一口食べるなどギャグの中でも評価が高い。
3年生時
3年のクラス替えでは雌猫の間グループとは同じクラスになれたものの智子と同じクラスになれなかったことを、泣きわめいて地面に転がって足をばたつかせている。
なんで!?
この頃には「キモイ」「なんで!?」のギャグが確立した様子。
というか報われないからこそ味が出るネタキャラに昇格したというべきか。
遠足
もこっちからモーさんのキーホルダーをプレゼントされた。後日友達に「もう必要ないと思ったから、(智子と)離れていても会えなくても(キーホルダーのおかげで)つながっているのがわかっているから」と話しているが、智子自身はいつも何か貰ってるのでたまにはこちらから、というのが事実である。
加藤明日香に「黒木さんからもらったの」とキーホルダーを3個も見せられた際には目を見開いて驚く。智子とつながっている(と思い込んでいる)証であるを自分以外にも貰った人がいることを思い知らされる。その後外を眺めていたが、思い浮かべていた智子の顔がみるみるうちに遠ざるオチで幕を閉じた。
喪138で智子がゆりの事を「まあ学校がなくても消える関係じゃないと思ってるけど」と、ゆりとの「つながり」を意識しているのは何とも皮肉な事である。
球技大会(クラスマッチ)
もこっちを意識するあまりおかしな行動に出てしまっていたうっちー。仲良し6人組の輪から外れて単独行動を取るようになった結果、揉め事に発展してしまう。
ひとり黄昏ていたところに通りかかった智子と修学旅行ぶりに会話することになる。
うっちーたち絵文字グループの友情が上辺だけのものではなく案外本当のものと判断したもこっちは、せっかく絵文字グループが仲直りしに来て和解したのに、またもこっちについて行こうとするうっちーを千葉を舞台にしたラノベの主人公よろしく自分が悪者になることでヘイトを自分に向かわせうっちーたちの結束を促そうと敢えてきつい台詞で突き放す。
ところがそれを本気にしたうっちーは涙を流し走り去る。
残された絵文字グループの面々はうっちーがおかしな行動を取るようになったのは智子が原因と判断。
なんだかよく分からない人物から一応は気を使える女の子だと分かったので智子を責めることもなく、これからもうっちーと仲良くしてくれるように提案。
戻ってきたうっちーといい感じになりそうになるも、照れからもこっちのことを目の前で「キモい」と連呼してしまう。
陰キャの逆鱗に触れられ、ブチ切れたもこっちは「…うるせー!せっかく気を使ったのにこの絵文字が!」と捨て台詞を吐いて立ち去ってしまった。
後に残されたうっちーは「なんで!?」と叫ぶのであった。
ちなみにうっちー自身友達(雌猫組)との揉め事について反省した様子はない。
どちらにしても最後の最後で自分で墓穴を掘って台無しにする如何にもテンプレのギャグは素晴らしい。
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