概要
千葉県北西部の流山市に本社を置く中小私鉄。流山線(馬橋駅~流山駅間、5.7km)の運営を行う。2008年にそれまでの「総武流山電鉄」から現社名に改称されたが、今でも旧社名の「流山電鉄」、旧々社名の「流山鉄道」で呼ばれることがしばしばである。現存の中小私鉄としては希少な、ほぼ鉄道事業専業の事業者である(鉄道以外では、幸谷駅と一体化したマンションと、いくつかの貸しビルを持っている程度)。
大正時代に、流山町民が出資して作られた歴史を持ち、今でも流山市が出資しているが、一般に第三セクターとはみなされない。2005年のつくばエクスプレスの開業後は乗客を同線にとられ経営状態は芳しいとは言えず、安定した収益のある不動産業で穴埋めをしている現状。公式サイトを長らく有さなかったが、2013年3月に開設した。(関連リンク参照)
現在の営業用車両はすべて西武鉄道からの譲渡車で、西武からの譲渡車は各編成ごとに固有の愛称と塗色が与えられているのが伝統。現在はもと西武新101系の5000形2両編成に統一。
- 5001編成「流馬」:塗色は空色&白帯
- 5002編成「流星」:塗色はオレンジ&白帯
- 5003編成「あかぎ」:塗色は赤&白帯
- 5004編成「若葉」:塗色は黄緑&白帯
- 5005編成「なの花」:塗色は黄色&黄緑の帯