概要
1916年3月14日開業。千葉県の中小私鉄の1つ「流鉄」が保有・運営している唯一の鉄道路線である。馬橋駅~流山駅間5.7kmを営業。
「旧・流山町域に鉄道路線を敷設し、日本鉄道土浦線(JR常磐線の前身)と接続させて東京方面への利便性を上げよう」というのが本路線建設の始まり。「流山軽便鉄道」が1913年に設立され、1916年より軌間762mmの軽便鉄道として営業を開始した。
1924年に狭軌へ改軌し、常磐線への連絡線が設けられて貨物列車の直通運転が可能に。1929年には「流山線」とは別路線となる貨物線「万上線」が開業し、それまで取り扱っていた(流山町域にあった)軍事施設からの兵器輸送だけでなく、流山駅近くにあった「キッコーマン流山工場」からのみりん輸送も行われた。みりん輸送は1960年代にトラック輸送へ切り替えられ終了(万上線も廃線)、またみりん以外の貨物輸送は1976年まで続いた。
- 1949年に電化。電化当初は自社で変電所を持たず、馬橋駅を介して国鉄から直接電気を供給してもらっていた(現在は解消)。
- 現在の「流鉄流山線」は流山市域からの常磐線方面への通勤・通学路線としての機能に特化しているが、流山市域を走るつくばエクスプレス線の開業により乗降客数は減少傾向にある。
駅一覧
駅番号 | 駅名 | 備考 |
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RN1 | 馬橋駅 | JR東日本常磐線乗り換え |
RN2 | 幸谷駅 | JR新松戸駅へは徒歩圏内。マンション「流鉄カーサ新松戸」内に駅舎 |
RN3 | 小金城趾駅 | 駅舎は県営住宅に隣接していたが2015年取り壊し |
RN4 | 鰭ヶ崎駅 | |
RN5 | 平和台駅 | |
RN6 | 流山駅 | 車庫隣接 |