伊坂幸太郎

いさかこうたろう

日本の小説家。多くの作品がメディア化している。

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概要

伊坂幸太郎(1971年5月25日-)は、日本の小説家。
千葉県松戸市出身、宮城県仙台市在住。東北大学法学部卒。
息子が一人おり、シンガーソングライターの斉藤和義とは、対談をしたり、伊坂氏の作品の映画化に際し、斉藤氏が楽曲を提供したりと、交流がある。

経歴

島田荘司に大きな影響を受けて作家を志す。
大学卒業後、システムエンジニアとして働くかたわらで文学賞に作品を応募。2000年、『オーデュボンの祈り』で文学賞を受賞した事を期に、システムエンジニアの仕事を辞め、作家専業となる。
『ラッシュライフ』や『重力ピエロ』で、評論家や一般読者に広く存在を知られることとなる。
2003年から2006年の四年間に、『重力ピエロ』『チルドレン』『グラスホッパー』『死神の精度』『チルドレン』の五作品が直木賞候補となる。
2008年には、『ゴールデンスランバー』が直木賞の選考対象となることを「執筆に専念する」という理由で辞退している。

作風

伊坂氏の作品の特徴として、登場人物や出来事が複数の作品でリンクする特徴がある。ある作品で出て来た人物が、他の作品の脇役や話題として登場したり、ある作品で起こる事件が、他の作品ではニュースとして流れたりするのである。
また、登場人物によっては、同名ではあるが異なる人物として、複数の作品に登場することがある。その場合は、その人物の特徴や癖なども似ていることが多い。
伊坂氏の初期作品には、勧善懲悪の話が多いが、『ゴールデンスランバー』以降にはその作風は薄れつつある。