概要
蒼山サグによるライトノベル作品。イラスト担当はてぃんくる。2015年7月現在15巻まで刊行されている。(6巻、10巻、14巻は短編集。)尚、15巻で本編は完結となった。もしかしたら番外編とか新編突入とかがあるかもしれず、大いに期待されていたが、実際に『チャットdeロウきゅーぶ!』が蒼山サグ先生のファンボックスで連載され始めており、メディアミックスそのものは現在も続いている状態である。
第15回電撃小説大賞〈銀賞〉受賞作品。
ちなみに、このラノベの執筆構想は、四国八十八か所お遍路巡りの最中に着想に至り、野宿ばかりの旅に対する不安感から自我を保つために、5人の小学生という癒しの象徴たる存在に意識が向いたことがきっかけだという。
ストーリー
中学時代、県内有数のバスケットボール選手だった高校生、長谷川昴は、ある事件がきっかけで高校の男子バスケットボール部が休部になってしまい、バスケへの情熱を失いかけてしまう。
そんな折、昴は叔母の篁美星が顧問を務める小学校の女子ミニバスケットボール部のコーチを勤めることになり、部員の湊智花たちとの交流を通じてバスケへ再び向きあっていく。
作品解説
キャッチコピーは「少女はスポコン! コーチはロリコン!?」ハートフルなさわやかローリング・スポコメディ!」。
イラスト面では、女子小学生の入浴シーンや着替えのシーンが見開きで描かれているロリ作品……だが、ストーリーは真っ当なスポ根もの(ラブコメ要素も含まれている)。
とはいえ、挿絵で試合中のシーンがほぼ存在しない辺り、いっそ清々しいくらいに「狙っている」作品でもある(イラストのてぃんくる氏の絵柄・作風の問題もあるが……)。
作者の蒼山サグ先生によると、小学生をヒロインに設定したのは健気に頑張っている姿が読者に伝わりやすいと考えたためで当初は少年漫画風のイラストをイメージしていたと述べている。一方、編集部は「『SLAM DUNK』よりも『苺ましまろ』の方が好き」であるという作者の意向を確認した上で、てぃんくる氏をイラストレーターとして起用した。
タイトルは、バスケを意味する「籠球」に「休部」をかけたもの(参考リンク)。
主な登場人物
主人公
慧心学園
女子バスケ部(6年生)
湊智花
女子バスケ部(5年生)
男子バスケ部
教師
七芝高校
バスケ同好会
昴の家族
硯谷女学園
メディアミックス
メディアミックス展開もされており、たかみ裕紀による漫画、三輪フタバによる4コマ漫画、ドラマCDがある。
2011年7月からはテレビアニメが放送され、2011年10月にはゲームが発売された。
テレビアニメ
2011年7月から9月まで第1期がTOKYO MX・チバテレビ・AT-Xほかにて放送された。なお、この作品がワーナー・ブラザーズの日本法人であるワーナーエンターテイメントジャパン(現:ワーナー・ブラザーズジャパン)のアニメ事業参入第1弾となった。
2013年7月から9月まで第2期(ロウきゅーぶ!SS)が放送された。
スタッフ
主題歌
ヒロインたちの声を担当する声優5人によるユニット「RO-KYU-BU!」が歌唱を担当している。
第1期オープニングテーマ
「SHOOT!」
作詞 - KOTOKO / 作曲・編曲 - 八木沼悟志(fripSide) / 歌 - RO-KYU-BU!
第1期エンディングテーマ
「Party Love〜おっきくなりたい〜」
作詞・作曲 - 桃井はるこ / 編曲 - 渡辺剛 / 歌 - RO-KYU-BU!
第2期オープニングテーマ
「Get goal!」
作詞 - KOTOKO / 作曲・編曲 - 八木沼悟志(fripSide) / 歌 - RO-KYU-BU!
第2期エンディングテーマ
「Rolling! Rolling!」
作詞・作曲 - 桃井はるこ / 編曲 - 渡辺剛 / 歌 - RO-KYU-BU!
漫画
たかみ裕紀を作画担当に据え、『電撃G'sマガジン』で連載していた。全12巻。
増刊の『電撃G's Festival! COMIC』でもスピンオフの「は~ふたいむ」を連載していた。こちらは全3巻。
関連イラスト
関連動画
関連タグ
スポーツ バスケットボール バスケ 2011年夏アニメ 2013年夏アニメ ロウきゅーぶ!SS
天使の3P!:同じコンビによる新作。こちらもアニメが放映された。ロウきゅーぶ!の漫画版最終回では…?
まったく、駆逐艦は最高だぜ!!:まったく、小学生は最高だぜ!!のパロディタグその1
まったく、海防艦も最高だぜ!!:その2
まったく、血小板は最高だぜ!!:その3
KOTOKO アニメ主題歌で作詞をした事で縁があった
八木沼悟志 アニメ主題歌で作編曲を行った事で縁があった(また、当作品のアルバム曲も作曲を行った)
表記揺れ
ロウきゅーぶ(「!」が無い)