概要
アメリカ合衆国の新聞漫画『ガーフィールド』は、ジム・デイビスにより1978年6月19日から連載を開始しており、2017年現在も連載が続いている。
アニメや映画やゲームなど、様々なメディア展開をしている。
日本では、2009年10月現在英語新聞「The Japan Times」に連載されている。(GoComicsやGarfield.comなどでも初期作から最新作まで原語版のカラーが無料公開されている。)
テレビアニメ『ガーフィールドと仲間たち』は、1988年9月17日から1994年12月17日までCBSにて放送された。日本では、1992年5月から1994年3月までWOWOWにて放映された。2003年頃からはカートゥーンネットワークにて日本語版を新たに製作して放送されている。全7シーズン全121話。
ストーリー
オレンジ色の猫ガーフィールドは、飼い主のジョン・アーバックルや親友のオーディー、それに好敵手のナーマルなどと共に、日常生活の中でシニカルな喜劇を繰り広げる。
特徴
原作漫画と、一部の他の漫画版や映像作品では作風がずいぶん異なる。
本作の主人公は、アニメや映画ではブルドーザーを乗り回したり他の国に行って大暴れするなど非常にアグレッシブによく動き回る。
しかし、原作では、家の中で常に食っちゃ寝しながらTVを見て毒舌を吐くだけでいることが非常に多く、基本的にはそこまで派手な動きをすることはめったにない。
しかし、食べ物に関するエピソードの多さは変わらない。
食べ物に関しては、ラザニア、ペパロニピザ、ファッジ、フレンチフライ・オニオン、ホースラディッシュ、ケーキ、パスタ、ポップコーン、パイ、ドーナッツ、ホットドッグ、ハンバーガー、サンドイッチ、ローストチキン、グリーンピース、アイスクリーム、ポテトサラダ、クッキーなど日本でも馴染みあるものから日本ではあまり馴染みが無い様なものまで様々な食品が登場する。
主な登場人物
本作の主人公。
ジョンに飼われている太ったトラ模様のオス猫。誕生日は6月19日。
ガーフィールド自身は自分こそが“家の主”であり、ジョンを自分の下僕かなにかとしか思っていない。
一人称は俺が多いがガーフィールドショーではオイラを使ったり、ゲームや漫画の翻訳などでは僕を使う。また『猫のガーフィールド』では基本的にオイラだが稀に俺も使う場面がある。
猫のくせにラザニアやコーヒーやファッジやペパロニピザなどが大好物であり、高カロリー食を大量に食していながらダイエットする気もないのでいつまでも経ってもブクブク太ったままである。
普段の生活の中では「食っちゃ寝」「TVを見ながらカウチポテト」「周りにいる者を困らせる為に大がかりなイタズラをする」という事ばかりしており、これが本物の人間であれば世間から非難を浴びるであろう。
こんなダメなところを挙げればキリがない彼だが、飼い主であるジョンはそんな彼を家族として愛し養い続けており、ガーフィールドとジョンとオーディーはお互いハグをしたり一緒に仲良く食事をするほど良好な関係を築けている。
テディベアのプーキーをこよなく愛し、靴下で出来たパペットに向かってお喋りをし、飼い主が自分よりも可愛い猫をかわいがると嫉妬するなど子供っぽい言動も数多いため、欠点だらけでもやる時はやったり、根は家族想いなどどこか憎めない愛嬌溢れるキャラとなっている。
ちなみに、劇中では猫である彼のセリフは飼い主など人間のキャラクターには理解出来ないという設定になっている。(映画版などでは、一部例外あり。)
第四の壁を認識出来るらしく、ガーフィールドショーではメタ発言が多かったりする。
- ジョン(ジョナサン・Q・アーバックル)
ガーフィールドを飼っている冴えない男性漫画家。誕生日は7月27日。
年齢設定は30代くらいであると思われる。
猫好きであるが、犬のオーディーなども可愛がっている。ガーフィールドにどんなひどいイタズラをされても彼を養い続けているほど心が広い、飼い主の鏡のような人物(?)。
しかし、ガーフィールドにネチネチと嫌味を言うなどささやかな仕返し行為をすることもある。
彼の実家は農家であり、彼の家族は農場を持っている。(作者のジム・デイビスも農家生まれであり、猫の飼育経験もある。)
『猫のガーフィールド』ではガーフィールドとの出会いが描かれ、より良き飼い主として描かれているが無断でクレジットカードを使われている。
派手な柄のスーツに、派手な柄のシャツと、派手な柄の蝶ネクタイという、まるで三流コメディアン様な恰好がイケているファッションだと本気で考えている。
現在(2017年)、獣医のリズと交際しているが、デート時のファッションは・・・・・・・・。
リズには服を燃やされた事もある。
ジョンの友人ライマンに飼われていた終始無言のオスのビーグル犬。いつの間にかジョンの飼い犬になってしまっていた。
ガーフィールドのようにひねくれた態度を見せることは少なく、どんな生き物にも素直に愛情表現をする。
性格は、ガーフィールドとは真逆であるようだ。
ガーフィールドに常にアホ呼ばわりされておりお尻を蹴られるなど酷い事もよくされるが(稀に仕返ししているが)、それでもガーフィールドを一番良き友、良き家族として愛している。
ちなみにガーフィールド達は吹き出しがあるに対し、オーディーだけは何故か言語は存在してないらしいがガーフィールドは彼の言葉が分かるようで妙に人間っぽかったり、『猫のガーフィールド』では一瞬で計算したり、あらゆることをこなすなど有能さを持っている。
- リズ(Dr.リズ・ウィルソン)
ジョンが長年片思いしていた獣医のお姉さん。
ガーフィールドに負けないくらい皮肉っぽい性格をしている。
しかし、彼女は冴えなくても優しく愛嬌のあるジョンの性格に惹かれ、2006年にジョンとの交際をスタートした。
ジョンとは反対にとてもしっかりしており、着るものもオシャレである。
ガーフィールドを好いている美しいメス猫。
ガーフィールドとは両想いではあるものの、アーリーンがいくら彼との間にロマンチックなムードを作ろうとしても恋愛に関しては不器用なガーフィールドが相手なのでなかなかうまくいかない。
腹黒いぶりっ子な灰色のオス猫。
体が小さくて可愛らしく、彼自身も己の可愛さを自覚しており、人間等から可愛いと思われるためのしぐさを意図的にすることが多い。
見た目も仕草もかわいい為、多くの登場キャラクターから愛されている。
しかし、ガーフィールドはそんな彼を心底嫌っており、よくアブダビ送りにする。
ガーフィールドショーではその面が強調され、他人を見下したり、自慢話などをしている為か、ガーフィールドだけでなく、回によっては人間にすらぞんざいに扱われることもある。(いつもはナーマルを可愛がるジョンも家族写真の回ではぞ珍しくんざいに扱っていた)
ガーフィールドが心から愛している親友。
ただのテディベアである。
ジョンの家に住んでいるネズミ。
ガーフィールドがネズミを食すことを嫌っているため、彼とは友好関係が築かれている。回によってはそれを良いことに好き勝手やったことはあるがそれでも彼との関係がなくなることはなかった。
ジョンの友人。
料理が得意。
ジョンの弟。パパとママの農場に住んでいる。
ジョンと同じくらいもしくはそれよりも酷いくらい冴えない男である。ジョンからは「ドク坊や」もしくは「ドクボーイ」と呼ばれているが本人はそう呼ばれるのが嫌で毎回指摘している。
TV番組に登場する人気(?)コメディアン。ガーフィールド達から鬱陶しがられている。
「ハァァァーーーーイ!ネコちゃん!(HEEEEEEEY、CAT!)」というセリフが印象的である。
とにかく、うるさい。彼がメインのオマケコーナーがあるが毎回大切な場面を台無しにして迷惑をかけては怒りを買っている。
キャスティング
- ガーフィールドと仲間たち
・オーディ(CV:不明])
・郵便屋(CV:不明)
- ガーフィールド・ザ・ヒーロー
- ガーフィールド・ショー
・オーディ(CV:不明)