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概要編集

1905年10月15日~1911年4月23日にニューヨークヘラルド紙、1911年4月30日から1914年にウィリアム・ランドルフ・ハーストが発行していたニューヨーク・アメリカン紙に連載された。


初期のコマ割り漫画の傑作であり、当時アメリカ合衆国でひろく人気を集めただけでなく、画面の美麗さと想像性の豊かさから現在も多くのクリエイターに影響を与えている作品である。


本作は主にパジャマ姿の少年ニモとの夢の国の冒険記である。


アニメ版編集

2つバージョンがある。

1.マッケイ制作の1911年4月8日公開の2分の短編アニメーション映画。編集


2.『NEMO/ニモ』のタイトルで、1989(平成元)年公開のアニメ映画。編集

制作は日本のテレコム・アニメーションフィルム。監督は波多正美とウィリアム・T・ハーツ。

東京ムービー新社の社長だった藤岡豊の「米国で大ヒットするアニメ映画を日本主導で作りたい」という希望をもとに、初めから欧米進出を狙って制作された、日本アニメ界のパイオニア的作品である。

しかし、本作は興行的には失敗し、藤岡はアニメ業界から引退することになったものの、高畑勲宮崎駿監督作品、そして日米のアニメーション界全体に、無視することができない大きな影響を与えている。


ちなみにパイロットフィルムでは、出崎統監督のものともうひとつある。


ゲーム版編集

1990年に、アニメ映画版の公開に連動して、ある程度原作の要素を取り入れた形でカプコンからコンピュータゲームがいくらか作られている。


ファミリーコンピュータ版『パジャマヒーロー NEMO』

1990年12月に発売。全8面で、1-7面までは、ステージに散らばっている一定数の鍵を集めてゴール地点の扉を開く。


アーケード版『ニモ』

1990年にリリース。ファミコン版がアクションアドベンチャー的であるのに対して、本作は杓を使い敵を倒していくことが中心。

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