「縊を返せ…」
概要
嘗て縊谷で滅んだとされる古代民族が大切にしていたとされる、「縊(くび)」と言う秘薬を守る為に、彼等から呪術で生み出された埴輪武者。有り体に言えばプレシャスを護るガーディアンである。
外見は鎧武者を思わせる風貌の灰色の埴輪であり、身体のあちこちが苔生している物の防御力はかなり高く、あらゆる攻撃を寄せ付けない。無論、その身体から繰り出される一撃は強大で、然も両目から光線を放つ事が出来る。
大剣で武装しており、普段は霧深い縊谷の森に潜んでいるが、縊が僅か1滴でも人間に付着しよう物なら立ち処に反応。その人間を縊を盗んだ者と判断し、上記の台詞を連呼しつつ襲い掛かって来る。
実は等身大の個体と「真のモガリ」と呼ばれる同じ姿だが巨大サイズの本体の2種類が存在し、等身大の方を破壊されると同時に本体が動き出す仕掛けになっており、ガジャ曰く、「(等身大の方は)スイッチに過ぎない」。
縊(くび)
「不思議な文化を持つ」と言う古代民族が大切にしていた薬。
詳細は当該記事を参照。
活躍
上記の性質をガジャに利用され、彼に縊を首筋に付着させられた、谷への来訪者達を次々と襲っては行方不明者に仕立て上げて行った。
真相を突き止めるべくボウケンジャーが縊谷にやって来ると、ガジャの差し金で菜月とさくらに襲い掛かる。
更に真墨にまで襲い掛かろうとするも、レッドとブルーが駆け付けた為に交戦になると、圧倒的なパワーと頑丈なボディで2人を苦戦させ、両目からの光線で攻撃するが、一瞬の隙を突いたレッドにボウケンジャベリンを右肩に突き立てられる。
その後、ブラックとブルーにも同じ様に大剣で苦戦させるも、レッドが付けた右肩の傷を2人に狙われる。
一瞬の隙を突いたブルーにサバイブレードを傷に突き立てられ、ブラックにラジアルハンマーでサバイブレードを杭のように打ち込まれ破壊された。
等身大のモガリが破壊された事を受け、直ぐ様上記のシステムによって巨大な本体が出現。
街に向かおうとするも、ダイボウケンに行く手を阻まれた為に襲い掛かり、頑丈なボディで轟轟剣の斬撃を無効化。逆に大剣を振るって苦戦させるが、ダイボウケンがゴーゴードリルとゴーゴーショベルを轟轟武装した、ダイボウケンドリル&ショベルになった事で形勢は逆転。瞬く間に圧倒され、止めのライジングペネトレーションを叩き込まれてこちらも破壊される。
モガリが破壊された事でその危険性が消えた為、同時に縊もプレシャスとしての価値を失った。
余談
- モチーフは『バトルフィーバーJ』のバトルフィーバーロボで、等身大のモガリが倒された後に巨大なモガリが出現する展開も、当作品でエゴス怪人が倒された直後に、その怪人の血族や悪魔ロボットが登場する設定のオマージュである。
- 更に番組の終わりの恒例のコーナー・「今日のスーパー戦隊」では、『バトルフィーバーJ』が紹介されると言う奇妙な偶然の一致が起こった。
- スーパー戦隊ネットでは、ゴードム文明の怪人として掲載されている。
関連タグ
ハニワ腹話術師:『五星戦隊ダイレンジャー』に登場する埴輪モチーフの怪人で、同モチーフのモガリの登場まで実に13年ものスパンを要した。
バトルシーザーロボ:『機界戦隊ゼンカイジャー』に登場した同じくバトルフィーバーロボがモチーフとされた実質後輩たるライバル戦士専用ロボ。
世界鬼ング:『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』に登場する巨大化形態。でこちらのモデルもバトルフィーバーロボで等身大形態はバトルフィーバーJがモデル。