演:渡部秀
僕の概要だよ~
名前の読みは「はしぐち ろた」。
仕事初日におにぎりをほおばりながら遅刻してくる。更には、反省の態度もなく、
「遅刻?だって急に呼び出されたんだもん!」と言い訳をする。
食い意地は強く、サンドイッチを銜えたまま居眠りしたり、また風丘早月と初対面の時には、あろうことか一つ前の先輩と同様に早月が持ってきた差し入れを全部一人で食べようとした。早月先生にとって、とんでもないデジャヴだったに違いない。その後そんな独り占めはなくなったが、早月が差し入れを持ってくる時いつも真っ先に食いつくのは、やっぱり呂太である。
仕事部屋には、三色のお菓子の瓶があり、駄菓子好きのアイツや、糖分命のあの人を思い出した方もいるのではなかろうか?
しかし、食べるスピードは非常に遅い。
また上の職員にも(と言うより、上の職員しかいない)タメ口で話す、礼儀も欠けているので、所長や涌田から注意されていたが、本人に直す気がなく、それを見込んだのか涌田から「私は諦めました。てか、慣れました」と発言された。(一応マリコのことは、「マリコさん」と呼んでいる)
などとマイペースな所が目立つが、捜査となると圧倒的な実力を見せる。
初めて科捜研のPCを使って捜査する時に、焦りながら所長がグダグダと説明している間に、難なく使いこなし見事3Dバイクの図を作り上げた。また、捜査で使用する画像にいたずらで宇佐見のIDカードの画像を混ぜ込んだら、まさかの容疑者の秘密を暴く糸口となった。
と、呂太の何気ない発言・行動から事件解決に至ることが多い。
また観察力も高く、百舌鳥の習性を知っていたり、写真に写った銃を見てすぐに機種を当てていた。
御遺体だけど…
しかし、捜査中につまずいてそれが初対面でトラウマだったからか、遺体は大の苦手である。
現場で遺体を見ると、声を上げて遠くに逃げ出し、物陰に隠れながら捜査の会話をするほどで、初めて遺体に遭遇したときは、撮影等が出来なかったため、宇佐見を呼び出す始末になっていた。
誰が何を言おうと「遺体は生理的にうけつけない」「だって(遺体を)見なくても(捜査)できるもん」と子どもの様な事を言った。だが、マリコと早月が鑑定結果について『被害者は、亡くなる直前怖い思いをしていた』と会話をしていた事に疑問を持ち、「そんなことまでわかるの?」と質問した。また、「御遺体もうちょっと見てればなぁ」と後悔もし始めていた。そこから自分なりに捜査をして、その事件(S16-file9)が解決した以降の事件からは、普通に遺体を捜査するようになった。
Season22の時点で恩師と再会したことが縁となり、物理系の教職教官に付くため、科捜研を退所したことが判明する。レギュラーキャラとしては質素な卒業となった。
みんな来て!余談だ
科捜研の女の台本には、呂太が話すシーンの語尾にハートマークがついているらしい。
マリコが物理研究員を下の名前で呼んでいるのは、呂太だけだったりする。初対面でロタウイルス呼ばわりされていたが。
相馬 「えっ?マリコさん、俺は涼君じゃないんですか!?」
彼の登場により、2017年現在主人公以外の科捜研のメンバー全員が東映特撮の経験者という事になる(呂太=オーズ(火野映司)、日野所長=久保田博士、宇佐見=歌星博士、涌田=鳴海亜樹子役として出演)。
なお権藤を始めとして従来は特撮経験者ばっかり(前任者も実はそう)だった土門の部下だが、現在の部下の蒲原は逆に非経験者(そもそも『科捜研』がドラマデビュー)だったりする。
そして…
『科捜研の女Season21』の第16話にて仮面ライダーオーズでアンクを演じた三浦涼介がゲスト出演する事となり、オーズでベストコンビだった2人が遂に共演を果たす事となったのである!!
奇しくも舞台が呂太の恩師が校長を務める学校と言う実質彼が目立つエピソードでもあった。
ちなみに、二年前に当たる『科捜研の女Season19』第26話では泉比奈を演じた高田里穂がゲスト出演をしており、こちらでは被害者の皮をかぶった加害者役であった(この回での呂太は彼女を最後まで犯人だと疑ってはいなかった)。
なお、Season22初回では別役で登場している。
関連項目
- 京都府警科捜研物理研究員