概要
「CSI:」シリーズは、アメリカCBSパラマウントテレビジョン製作の刑事ドラマ。
国内では角川映画配給で、衛星放送では「WOWOW」「AXN」にて、地上波放送では
テレビ東京系列ほかで放送中。
事件現場に残された物的証拠を手がかりに、最新科学を駆使した捜査により、さまざま
な凶悪犯罪を解明していく科学捜査班。通称CSI(Crime Scene Investigation)と
呼ばれる科学捜査班の活躍を描いた刑事ドラマである。
製作総指揮は「パイレーツオブカリビアン」シリーズで知られる、ジェリー・ブラッカイマー。
放送時間による「視聴者の印象」
地上波ではテレビ東京系列ほか、系列外のテレビ局でも放送されている。
しかし、テレ東とそれ以外の局では放送時間や放送スケジュールに大きな差異が存在する。このため、地域によって本シリーズの印象は全く異なっている。
端的に分類すると…
- テレビ東京は「昼時間帯+平日4日で帯放送」
- その他の局は「深夜帯+週一放送」
…と言った具合になる。
まず補足しておくと「CSIシリーズそのものがエグい描写が多く存在」し(機材はともかく「このシーンは作り物だろう」と観ている自分に念じても、司法解剖のシーンや凶器などが体内に入る描写が日本のドラマのそれとは比較にならないほどリアル)、とても「好き嫌いが分かれる」作品であることは間違いない(犯行シーンなども過激な描写が散見される)。
そのため、多くのネット局が「東京じゃ平日の昼にやってるけど、内容的に日中に見せられるものでは無い」と判断している事は容易に推察出来る(特にテレ東系列局以外は昼時間帯がキー局準拠の編成が多いため、たとえ系列外同時ネットを実施したくとも物理的に出来ない要因も含まれる)。
加えて1シーズンの放送期間だけを見ても、テレ東とその他ネット局では「最低でも半年以上の遅れ幅」が存在する。まぁ、これはDVDで見れば済む話ではあるが。
シリーズ作品
CSI:科学捜査班
全15シーズン
本シリーズにおけるメイン作品。ファンの間では「無印」「ラスベガス編」とも呼ばれている。
ラスベガスを舞台に、D・B・ラッセル率いるラスベガス市警CSIチームの活躍を描いている。これまでギル・グリッゾム、レイモンド・ラングストンと2度の主任変更を経ているCSIシリーズの元祖である。
なお、シーズン8ではドラマ「WITHOUT A TRACE / FBI 失踪者を追え!」とのクロスオーバーエピソードを展開していた。
シーズン15、最終章を持って放送は終了した。
CSI:Miami
全10シーズン
マイアミを舞台に、ホレイショ・ケイン率いるCSIチームの活躍を描いている。
マイアミという土地柄、自然災害が絡む事件も多く、又ホレイショたちが凶悪犯人相手に立ち向かう派手なアクションシーンが最大の見せ場となっている。
また、ホレイショの決め台詞もファンを魅了させており、日本語吹き替え版では特にそれが強調されている。
2012年のシーズン10放送終了をもって打ち切りとなった。
CSI:NY
全9シーズン
ニューヨークを舞台に、マック・テイラー率いるCSIチームの活躍を描いている。
マイアミ編とのクロスオーバーエピソードを2回ほど展開し、同じくジェリー・ブラッカイマーが製作総指揮を担当している刑事ドラマ「コールドケース」とのクロスオーバーエピソードも展開していた。
2013年のシーズン9放送終了をもって打ち切りとなった。
シリーズでは唯一「シーズン1開始当初からハイビジョン制作を実施」した作品でもあった。(後述のCSI:CYBERが放送されたためこの称号も過去の物)
CSI:Cyber
全2シーズン
FBI、サイバー犯罪対策課を舞台にパトリシア・アークエット演じるエイブリー・ライアンのチームがハッカー達に立ち向かう。
こちらは上記のCSIシリーズとは一線を画しており。
- 地元警察のCSIラボではなく、FBIの犯罪部門が舞台
- 事件が起きると、クリミナル・マインドよろしく、全米各地に飛ぶ
という特徴がある。
CSI本編のシーズン14でお目見えした。(ただしクロスオーバーではない)
2015年に本編が終了してからは唯一放送されているCSIだったが、視聴率が伸び悩みシーズン2で打ち切りになった。
余談だが、CSI本編とCyberではエイブリー・ライアンの吹き替えキャストが異なる。
主題歌
全4シリーズとも、ザ・フーが歌う曲がオープニングに流れる。
本編 Who Are You
Miami Won't Get Fooled Again (Yeeeeeeeeeaaaaaaaaaaaaaah!!!)
NY Baba O'Riley (あひーるのびーる)
Cyber I Can See for Miles